飯豊連峰から帰宅しました。
飯豊に行くのはまったくの初めてでしたが、朝日連峰同様とてもよい印象を抱いて帰ってきました。
飯豊の縦走は一般的に山中2泊~3泊でなされることが多いと思いますが、私たちは山中4泊(プラスふもとの民宿で前泊)というゆったり行程だったので、体力的にも時間的にもゆとりを持って歩くことができました。
飯豊の山には中部山岳のようなアルペンチックな要素はまったくありませんが、登山者が少なく静かで、自然の豊かさが濃厚に感じられます。
出会う人々もみな地元の山を愛する素朴な方ばかりでした。
うまく言葉にできませんが、飯豊や朝日の山には北アルプスの登山などでは感じにくい、登山の持つ本源的な魅力のもう一つの側面が残っているように思えます。
だから、年がら年中山に行っている私のような登山者にとっても新鮮だし、そして何だか懐かしい。
最近山に増えはじめた若い登山者たちに、飯豊や朝日のような山にもぜひ行ってほしいなあ、などと思います。
今年の夏は、はからずも、飯豊と朝日を縦走する機会に初めて恵まれ、また少しだけ自分の山の世界が広がったように感じられました。