ゴーキョからゴーキョ・リ(ゴーキョピーク)の頂上を目指す。
標高5,380m。カラパタールと並ぶ、エベレスト街道の二大人気展望台であり、ゴーキョコースの終着地でもある。
無数の石が堆積した道には、そこここにケルンのようなものが積まれ、さながらネパール版・賽ノ河原といった雰囲気だった。
登るにしたがって素晴らしい展望が開けてくる。
上の写真に写っている黒い台形の山は有名なギャチュンカン。8,000mにわずかに欠ける標高である。
中腹まで登ると、ついにエベレストがその威容を現し、その右手には美しい三角錐をしたマカルーものぞまれる。
ゴーキョピークからはエベレスト、ローツェ、マカルー、チョーオユーと、4座のジャイアンツを眺めることができる。
高度の影響がないわけではなかったが、それでも2時間と少しで、たくさんのタルチョー(祈祷旗)はためく山頂に到着した。
ここまで皆まずまず元気。
まだ山をはじめて一年にも満たぬ一年生は、この景色を見て何を感じたことだろうか?