いよいよ関東も梅雨入りということで、ガイド業務もいつも以上に天気とにらめっこ。
週末から週明けにかけては、クラック・クライミングの練習が続きました。
岩の割れ目(クラック)を登るクラック・クライミングは、フェースクライミングとはまた違った技術を必要としますし、そしてカムなどを使って自分でプロテクションを取りながら登る必要があります。
ボルトの設置してあるスポート・ルートにはない難しさ、危険さを有していますが、それがまたクラック・クライミングの魅力でもあります。
そしてマルチピッチののクライミングを志向する人は、クラックを登れるようにならなくてはいけません。
多くのマルチピッチはクラック・ラインに引かれていることが多いのです。
なぜなら、何ピッチもあるルートに上から下までボルトを打つのは大変なので、大きな壁では必然的にクラックにルートを求めることになるからです。
マルチピッチを登りたい人は、ぜひクラックを練習しましょう。
クラックはまた、それ自体が美しいです。
質の高いクラックは自然が作り出した芸術であり、格調の高ささえ感じさせてくれます。
3日ばかりクラックの講習が続きましたが、私ももっともっとクラックを登りたい、と思いました。