山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2016年 08月 03日

烏帽子岩左稜線アプローチ

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7月28〜29日で小川山に行ってきました。
29日は久しぶりに烏帽子岩左稜線を登りました。
たまに、烏帽子岩左稜線のアプローチで迷ったという話を聞くので、「最近はわかりにくくなってるのだろうか……?」と、私も久しぶりでしたので、アプローチを実地検分しながら登りました。
結果……。
道はとても明瞭でした(笑)。

ですが、「この辺で間違えるのかなあ……?」というポイントはありました。
大きな目立つケルンがガレ沢(ガレ尾根)の右(左岸)寄りに積まれている場所です。
アプローチで迷った人は、おそらくこのケルンの辺りで、右の樹林に入ってしまうのかもしれません。

正しくは、沢の上部が見通せるあたりまで、もう少しガレ尾根を詰めます。
右の樹林への分岐はケルンもたくさん積まれているし、樹林の入り口にはテープもありますので、間違えることはないと思います。
また、確認はしていませんが、これより沢の上部にはケルンはなくなると思いますので、行き過ぎる心配はまずないでしょう。
要は、「この辺かなあ……」などと勝手に判断して樹林に入るのではなく、明瞭な入り口が現れるまで、ひたすら(といってもたいした時間ではありません)ガレ尾根を上がることす。

私たちの開拓時は、ガレ尾根から樹林に分かれるところに、私が「落ちそうな白い石」と名付けた、大きな目立つ石が平らな石の上に乗っかっていて、よい目印になっていたのですが、これがなくなってしまったのが残念ですね。
この「落ちそうな白い石」というのは、下から見るといかにも不安定に見えるのですが、上に回って見ると実はかなり安定して乗っていて、ちょっとやそっとでは落ちないということがわかるというもので、とてもよい目印だったのです。
でもそれがある時、本当に落ちてしまっていたのですね。東日本大震災よりも前。長野で大きい地震があった時だと思います。
ともあれ、「落ちそうな白い石」はなくなってしまいましたが、烏帽子岩左稜線のアプローチ自体は、私たちの開拓時よりも道は踏まれ、ケルンも増え、慎重に行けば迷うところはないと思いますのでご心配なく。

初めて登られる方は、前半部の核心である4ピッチ目が少し岩があやういので注意して登ってください。このピッチの核心部分はエイリアンの緑と黄色(キャメロットなら0.2と0.3かな)が有効です。
その後2〜3箇所、どっちに行くのか迷うところがあるかもしれませんが、現場判断でなんとかなるはずです。
最終ピッチを抜けると、右側の岩に下降用のスリング巻いてありましたが、これが墜落荷重に耐える岩なのか私にはわかりません。私はこれだけでセカンドをビレイするのは恐いと思いました。ご注意を。

それではどうぞ楽しんでください!


<烏帽子岩左稜線アプローチ>
堰堤の先で沢を渡り、マラ岩&妹岩へのアプローチ道をたどる。マラ岩への道が左に曲がるところで右に曲がり、旧い林道跡に入る。
林道跡を70〜80mほど歩き、ケルンを目印に左の疎林に入る。
(その少し手前には道のど真ん中に細いダケカンバの木が立っている)
その後はケルンに導かれて、石の堆積した小尾根を登っていく。
ガレ沢の上部が見通せるあたりまでガレ尾根を詰め、ケルンとテープを頼りに右の樹林に入る。
樹林に入ってから取り付きまでは目と鼻の先である。

(林道の車止めのチェーンから取り付きまで20〜30分?)






by uobmm | 2016-08-03 09:56 | クライミング | Trackback
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