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山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2018年 02月 11日

犬殺しと仔犬殺し

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↑ 仔犬殺し

2月10日は西上州でアイスクライミング。
犬殺しと仔犬殺しの氷瀑、氷柱を訪れました。
西上州のアイスエリアは標高が低い(1,000mに満たない)ので、八ヶ岳のように寒くないのが何よりです。
むろん登れる期間は八ヶ岳のように長くはありませんが、けれどアイスの質はなかなかです。
アプローチが1〜2時間で、50mクラスの傾斜の強い氷を楽しむことができます。
犬殺しと仔犬殺し_d0138986_13051072.jpg
           ↑ 犬殺し

ふだんでもそれほど寒くはないのですが、この日は久しぶりに寒気が緩んだ日でしたのでなおさら暖かく、ほとんど寒さを感じることなく1日登ることができました。
アイスクライミングがいつもこのくらい寒くなければどんなにいいだろう……。
そんなことを思いました。
犬殺しと仔犬殺し_d0138986_13044770.jpg
まずは易しい方の仔犬殺しを登ります。
仔犬といっても50m近いスケールで、傾斜もそこそこあります。
この標高で、よくこんなにちゃんと凍るなあと思えるほど、なかなかよい氷です。
犬殺しと仔犬殺し_d0138986_13044048.jpg
        ↑ 犬殺し

お次は犬殺し。
物騒な名前ですが、名前の由来は、犬○さんという方が初登したからだとか。
アプローチしながら犬殺しの下部が見えたとき、細すぎて「じぇじぇ!(古い)」と思ったのですが、下まで行ってみたらなんとか登れそうでした。
犬殺しは30m×2ピッチというスケールがあります。
2ピッチ目も最後がしっかりバーティカルで、セカンドで登られたYさんいわく、1ピッチ目より難しかったとのことでした。
確かにこの日の犬殺しは、2ピッチ目だけでも南沢大滝くらいの難易度があったかもしれません。

実はこの日は体力のあるYさんとマンツーマンだし、このあと相沢大氷柱に継続する欲張った計画を立て、それなりに早出をしてきたのですが、さすがにそこまで時間はありませんでした。
天気もよく、寒くなく、氷の質もよく、土曜日だけど他には1パーティーのみと、贅沢なアイスクライミングを楽しんで、西上州の静かな山をあとにしました。
犬殺しと仔犬殺し_d0138986_13045386.jpg





by uobmm | 2018-02-11 13:25 | 上州の山 | Trackback


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