⒎月23日(火)〜25日(木)は鳳凰三山に行ってきました。
南御室小屋と薬師岳小屋にそれぞれ1泊するゆとりのある行程です。
ようやく待ちに待った梅雨明けかと思いきや、寒気が入っているとかでお天気すっきりとはいきません。
早い時間からガスに包まれ、なかなか周囲の山々を拝むことができません。
それから今年は花の開花がことのほか遅く、ふつうならこの時期、鳳凰三山の稜線のそこここに美しい姿を見せるタカネビランジがまだまったく咲いていませんでした。
例年よりまちがいなく2週間は遅れているでしょう。
これは一輪も見られないかなあと思ったのですが、観音岳の少し手前で一株だけきれいに咲いていてくれました!
他はまだつぼみもほとんどついていないくらいなのに、よくこの株だけが咲いたものです。
その後観音岳を越えて地蔵岳方面に向かうと、少し咲いている株がありましたが、どれも一輪二輪でした。
鳳凰三山に登っていながら、2日目まで一度も白峰三山を眺めることができていませんでした。
薬師岳小屋に泊まっていた3日目の朝は、期待を込めて朝食前に薬師岳山頂に登って行きました。
登山道から少し外れた東側のピークに上がると、ちょうど御来光が出てきたところでした。
この時間に薬師岳に登るのは初めてでしたが、観音岳、地蔵岳に行かなくても、ここだけでも十分素晴らしいなと思えるくらい美しい山の景色を眺めることができました。
初日は北杜市や甲府などでゲリラ雷雨がすごかったらしいのですが、山には短時間の軽い夕立があったのみ。私たちは結局3日間一度も雨に遭わずに歩くことができました。
展望も十分とは言えず、花も少なめの鳳凰三山でしたが、それでもやはり楽しい山歩きだったと思います。