3月12日(木)は小淵沢前泊の日帰りで、阿弥陀岳北西稜を登ってきました。
このところお天気変化の周期が短いですが、この日は無風快晴の絶好のタイミングをつかみました。
火曜日に長い時間雨が降ったので、上部の積雪状態をちょっと心配していましたが、雪はよくしまり、問題ありませんでした。八ヶ岳もほぼ雨だったのだと思います。
阿弥陀岳北西稜は、言わずと知れた、八ヶ岳バリエーションの上級ルート。
天気も雪の状態もよく、静かで、快適に登って行ったのですが、最終ピッチだけはこれまで登った中でも段違いに悪かったです。
スラブ状の岩が露出していて、足掛かりがありません。
何度も登っているのに、こんなに悪かったことはなく、「???」でした。
それでもなんとか登り切れば、あとは素晴らしい大展望が待っています。
平日にしても静かだなあ、と思いながら登って行きましたが、阿弥陀岳の山頂では他に3名の登山者に出会いました。
今年の八ヶ岳は、下の方(標高2,000m以下)はまったく雪がないのですが、そこからじょじょに増えはじめ、山頂付近では昨年より多いのでは、というくらいまだ雪があります。
東京では暖かい日が続いていましたが、八ヶ岳はまだ美しい雪山の姿を見せてくれました。