2007年12月19日(水)
静岡の沼津アルプスは冬の低山歩きではかなりお薦めできる好ハイキングコースである。
最高峰の鷲頭山でも標高392mというまさに低山なのだが、小さなピークと峠をいくつも越える道はそれなりに歩きでがあり、しかもけっこうな急登と急下降が多く、緊張する箇所も少なくない。
けれど、冬のさなかに暖かな陽光を浴びながら、美しい海を眺めて山道を歩く気分は最高である。
急登ばかりでなく、のんびりと歩ける気持ちのよいカヤトの尾根もあり、険しさのあとの解放感がまたいい。
この日は雲が多く、お目当ての富士山の姿をほとんど拝めなかったのが何と言っても残念だった。
そして、それでも沼津アルプスは十分に素晴らしく、山歩きの楽しさを存分に味わえる一日だった。
そう、それに雲があったからきっと、いつもよりもっと美しく輝く港を眺められたのかもしれないのだし。