カテゴリ:槍・穂高周辺バリエーション( 30 )


2016年 10月 04日

奥又白から涸沢へ②

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5・6のコルから長いガレ場を下り、涸沢へと下りてきました。
今回の参加者の方はお二人が涸沢自体初めてで、もうお一人も紅葉の時期の涸沢は初めてとのことです。
夕方なので残念ながら光は当たっていませんが、紅葉はなかなかきれいです。
奥又白から5・6のコルを越え、こうして険しいルートを通って涸沢に入ると、横尾経由の一般道で来るのとはまた違った感慨があると思いました。
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2日目、10月1日は夜半から激しく雨が降っていましたが、朝にはやんできました。
もし天気がよければ北穂東稜を登る予定にしていましたが、上に行くような天気ではありません。
ゆっくりとと涸沢を発ち、上がってくるたくさんの登山者とすれ違いながら、上高地へと下山しました。
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 ↑ こちらは10月1日朝の涸沢




by uobmm | 2016-10-04 15:23 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 10月 02日

奥又白から涸沢へ

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9月30日〜10月2日は槍ヶ岳・北鎌尾根の予定でしたが、残念ながら天候的に北鎌は難しそう。
初日だけは天気がよさそうですし、ちょうど紅葉も見頃ということで、考えた末、奥又白から涸沢のコースを歩くことにしました。
幸いお客様は松本に前泊予定でしたので、初日は早めに上高地を出発し、奥又白経由、前穂北尾根5•6のコルを越えて涸沢を目指します。
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奥又白は古くから愛された山上の別天地。
そこに至る道は楽ではありませんが、たどり着けばそれまでの苦労が報われる、素晴らしい景色と雰囲気が待っています。
他に登山者はおらず、私たちだけで、おそらくはベストシーズンであろうと思われる奥又白の絶景を満喫しました。
今回は通過しますが、ここはやはりテント泊したいと強く思わせる場所です。
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奥又白から5•6のコルへは、完全にバリエーションルートです。
不安定なガレ場の登下降や、脆い岩場の通過があり、加えてルートファインディング力も求められます。
そして5•6のコルへと登りつめれば、この新しい絶景が開けます。
午後から曇りになる予報でしたが、幸い涸沢へ下りるまで、まだ青空が見えていてくれました。
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もう少しで涸沢へと下り立つ頃、屏風の頭の上に美しい虹がかかりました。




by uobmm | 2016-10-02 12:42 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 09月 20日

小槍尾根②

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小槍に取り付く頃より、日が陰り、強い風が当たるようになった。
標高3,000mでこの条件だと本当に寒い。
小槍尾根の核心部である小槍は、アプローチシューズだと少し緊張する。クイックドローをあまりたくさん持ってきていないし、浮き石も多いのでなおさらだ。
慎重に小槍の頂上へと登り、小槍ポーズ。
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懸垂でコルへ下り、次は曽孫槍。
みなダウンを着こんだが、それでもまだ寒い。
ここからはそれほど難しいところはない。寒くなければもっと楽しいのだが。
しかし、このロケーションは最高である。
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前方に迫力ある大槍。
そして後方の小槍がすばらしい!
日本離れしたこの景観は、日本のアルパインルートの中でも屈指と言っても過言ではない。

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曽孫槍〜孫槍と登り、孫槍の頭からは短い懸垂。
そして大槍への最後の登りにかかる。
ここまで来るとすぐ右には一般道があるのだが、最後までクライミングして頂きへ。
無事に槍ヶ岳山頂へ。
もはや青空は見えなかったが、天気が崩れる前にうまいこと登ることができた。
あとは槍沢を下り、祝杯をあげるだけだ。
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by uobmm | 2016-09-20 17:46 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 09月 19日

小槍尾根①

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9月16日(金)〜19日(月・祝)は槍ヶ岳・北鎌尾根の予定だったのですが、秋雨前線と台風の影響により、日曜日から悪天候が予想されました。
土曜日まではなんとか持ちそうな予報でしたので、それならばと、北鎌尾根はあきらめ、土曜日に小槍尾根を登る計画に変更しました。
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17日(土)は、早起きして槍沢ロッジを午前3時45分に出発。
空はご覧の通りの青空。
槍沢は少し色づいてきています。
槍沢は昨年も下っていますが、登って行くのは久しぶりなので新鮮な印象です。
北鎌尾根から眺める槍はむろん素晴らしいけれど、槍沢から仰ぎ見る槍もいいなあと、改めて感じました。
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登るにしたがい、展望が開けてきます。
富士山、八ヶ岳、南アルプスと、すべて眺められました。
早出した甲斐があって、8時前に槍ヶ岳山荘に到着しました。
まだ空は青空です。
登攀準備を整え、ロープをつないで、小槍の取り付きへと向かいます。
いよいよ小槍がその姿を現しました。
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by uobmm | 2016-09-19 08:29 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 09月 07日

明神岳〜前穂縦走②

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2日目はヘッドランプをつけて5時前に出発。
5峰頂上に着くと、絶景が広がりました。
そこから、4峰、3峰、2峰と、一つづつ峰を越えたり巻いたりしていきます。
道はおおむねよく踏まれていますが、ある程度のルートファインディング能力も要求されます。
2峰頂上からは20m+15mの2回の懸垂。
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無事に1峰(明神岳主峰)に着き、そこから最低コルを経て、前穂高岳へ。
前穂山頂は土曜日でたくさんの登山者でにぎわっていました。
明神岳から縦走してくると、はるばる来たなあ……と、喜びもひとしおです。
長い重太郎新道をがんばって下り、無事に2日間の充実した山旅を終えました。
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by uobmm | 2016-09-07 16:18 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 09月 06日

明神岳〜前穂縦走

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9月2日(金)〜3日(土)は、明神岳から前穂を縦走してきました。
このところ天気に悩まされてばかりですが、今回は2日間素晴らしい天候に恵まれ、充実したよい山行をすることができました。
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5峰から1峰(明神岳主峰)まで険しいピークを連ねた明神岳は上高地からもよく眺められますが、他の穂高連峰の山々とちがい、一般登山道はありません。
今回は明神岳南西尾根から登って5峰下の台地で幕営。
翌日、主峰〜前穂と縦走し、岳沢経由で下山しました。
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5峰下の台地は展望のよい素敵な幕営地ですが、水がないので担ぎ上げなければなりません。
今回は1人5リットルほどの水のみならず、麦の水や米の水等々、いろいろな水を持ち上げましたので、ご覧の通りの楽しい山上のひと時を過ごせました。



by uobmm | 2016-09-06 11:53 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 08月 16日

滝谷ドーム中央稜、ドーム西壁

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滝谷3日目は北穂小屋からも近いドームを登りに行きました。
まずは人気ルートのドーム中央稜。
アプローチが近く、岩は(滝谷にしては)固く、楽しい登攀ができます。
実質4ピッチと短いので、続いて私も初めてのドーム西壁に向かいます。
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ドーム西壁へは、ドーム北壁基部から少し降りたところに懸垂点があるので、ここから20〜25mほどの懸垂で西壁基部へと至ります。
ルートは「NEW WAVE」を選びました。
NEW WAVEは、滝谷でも異質の、ハンガーボルト・プロテクションのフェースルートです。
中間に緩傾斜部をはさんで、実質2ピッチですが、1ピッチ目が40m以上ある5.10。
2ピッチ目が50mロープほぼいっぱいまで伸ばす5.9〜5.10a。
と、なかなかに手応えのある、かつ緊張感にあふれたクライミングが楽しめます。
その内容にひじょうに感銘を受けました。
標高3000mの、滝谷という古典的な岩場に、こんなに素晴らしいフリークライミングができるルートがあったなんて……。
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「今日は北穂小屋でのんびりしますか?」
楽しく充実した登攀を終えて午後3時頃、北穂小屋に戻ると、直後に予想していなかった夕立が降りはじめました。
今回は穂高の女神につくづく微笑んでもらったようです。
最終日はまた、山から下りるのがもったいないような、最高の青空が広がりました。
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<NEW WAVE メモ>
1ピッチ目はハンガーボルトといっても古いアルミハンガーのため信用しない方がよいでしょう。

ギア)カム数個、クイックドロー15本〜。



by uobmm | 2016-08-16 09:12 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 08月 15日

滝谷出合から第4尾根

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8月7日〜10日で穂高、滝谷に行ってきました。
初日は槍平小屋に泊まり、2日目に滝谷出合から第4尾根を登りました。
出合からの滝谷は、雄滝や滑滝などの滝越え、雪渓の通過、長いアルバイト等々、日本の無雪期アルパインルートの中でも、最も労力を要するコースと言ってもよいでしょう。
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下界から隔絶された、この岩の大伽藍の中、登っているのは私たちだけです。
この独特の雰囲気は、日本の数ある岩場の中でも滝谷ならではのものだと思います。

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第4尾根の取付きであるスノーコルにようやくたどり着けば、あとは快適な登攀が待っています。
スノーコルまでで登攀の4分の3、いや5分の4くらいが終わった感じでしょうか。
北穂小屋まで長い1日となりましたが、幸い最後まで極上の天気に恵まれ、この長大なルートを無事完登することができました。
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<メモ>
①雄滝は雌滝との間の尾根から巻く。直登は悪い。
②雪渓は年によって悪い。雪渓からの懸垂が必要になった場合に備え、スクリュー2本程度持参するとよい。
③滑滝は右(左岸)から登る。クライミングシューズがベター。
④C沢入り口付近に雪渓残る場合、いったんD沢に入ってから小さなコルを越えてC沢に入った方がよい場合がある。
⑤C沢に入ってから二俣まで、2本ほど左から支沢あり。二俣と間違えぬこと。
⑥第4尾根取付きの小コルに至る踏み跡は比較的明瞭。ちょうど二俣付近から踏み跡あり。



by uobmm | 2016-08-15 11:52 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2015年 10月 23日

見張り塔からずっと

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錫杖岳2日目は、「見張り塔からずっと」を登りました。
錫杖岳の数あるクライミングルートの中で唯一、錫杖岳の山頂に直接突き上げるルートです。
内容は100%アルパイン。
グレードは高くありませんが、ランナウトする部分も多いので、初級者向きではありません。
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「見張り塔〜」の魅力は、何と言っても錫杖岳の山頂に登れるということ。
私はこのルートも錫杖岳の山頂も登るのは初めてでしたが、いや感動しました。
秋晴れの最高の天気の下、ということもあったでしょうが、錫杖岳山頂からの眺望は予想以上でした。絶景とはまさにこのこと。
槍穂の眺めも秀逸だし、そして笠が岳が本当に素晴らしい!
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一風変わったルートですが、クライミングの内容も決してつまらなくないし、「見張り塔からずっと」は一度は登る価値のあるルートだと思いました。
錫杖岳の絶頂は狭い岩塔でしたが、もっともっとこのめったにない絶景を眺めていたかったです。
見張り塔からずっと。
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⭐️ホームページに11月以降の募集企画をアップしました。

by uobmm | 2015-10-23 19:49 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2015年 10月 22日

錫杖岳ベストシーズン

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10月20〜21日と北アルプスの錫杖岳に行ってきました。
初日は「注文の多い料理店」、二日目は錫杖岳山頂に詰め上げる「見張り塔からずっと」を登りました。
写真の通り紅葉の盛りは過ぎていましたが、それでもまだまだきれいだし、天気は最高、岩は乾いているし、気温もちょうどいいし……で、ベストシーズンの錫杖を2年ぶりに存分に味わうことができました。
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「注文の多い料理店」、実は初めて登りました。
これだけの有名人気ルートをなぜ今まで登ったことがなかったかといえば、それはやっぱり私が、「注文の少ないガイド店」だからでしょうね(笑)
それはともかく、「注文〜」はとてもよいルートでした。5ピッチほどと短いですが、どのピッチも面白い。
錫杖のガイドルートの中では一番よいルートでは? とさえ感じました。
いやいや、もっと早く、そう15年くらい前に登っておくべきでしたね。スミマセン。
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この日の錫杖は貸し切り。これだけ天気のよい最高の時期に、これほど静かな環境の中で登れるとは……。
そして、素晴らしいクライミングのあとは、錫杖沢出合でのキャンプ。
これがまたいいのです。
錫杖に行くなら、ぜひこの時期に訪れ、岩と焚き火を楽しみたいと思います。

⭐️ホームページに11月以降の募集企画をアップしました。

by uobmm | 2015-10-22 16:31 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback