山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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カテゴリ:南アルプス(一般登山)( 9 )


2011年 08月 22日

鳳凰三山

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土日はエルブレス軽登山教室で鳳凰三山へ。
土日とも天気が悪い見込みのため、中止した方がいいのでは? と行く前には思ったほどだったのですが、予定通り実施されました。

しかも今回はテント泊。
それでも30名の参加者、ただ一人のキャンセルも、そして集合に遅れる方もいなかったのだからたいしたものです。

テント泊の登山経験をお持ちの方はご存じのように、雨の中のテント泊というのは嫌なものです。
今回はしかもテント泊が初めてという方も多く、3分の1くらいはテント自体これのために買ってこられた方々でした。
みなさん雨の中でもちゃんとテントで一夜を過ごし、重たいザックを担ぎ、しっかり歩かれていたと思います。
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2日目は天気が悪いため、地蔵岳までの縦走はあきらめ、薬師岳から中道を下山しました。
鳳凰三山の最高の展望も眺めることができませんでしたし、テント泊デビューがいきなり大変な経験になってしまいましたが、これを経験すれば、これからのテント泊山行には自信を持ってのぞめるだろうと思います。
きっと次は素晴らしいテント泊山行ができますよ。
またご一緒しましょう!
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by uobmm | 2011-08-22 13:08 | 南アルプス(一般登山) | Trackback
2011年 08月 11日

鳳凰三山

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もし日本で10名山を選ぶとしても、私は甲斐駒ケ岳を外さないだろう。
そう深田久弥は書いています。
甲斐駒が名山であることに異論の余地はありませんが、私が今、10の名山を選ぶなら、甲斐駒よりもむしろ鳳凰三山を候補に挙げるかもしれません。
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南アルプスの中でも屈指と思える最高の展望。
咲き誇るタカネビランジ。
美しい白砂の稜線。
しかも鳳凰三山は冬も、雪山登山の入門者に格好のフィールドを提供してくれています。
甲斐駒のように険しくはありません。
山の初心者でも受け入れる優しさがこの山にはあります。
そしてそんな山だからこそ、この山は真の名山の名にふさわしいと私は思います。
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初めての日本の高山として鳳凰三山を選ぶのもよい選択でしょう。
私は初めての高山ではありませんでしたが、初めての南アルプスはこの鳳凰三山でした。
稜線の美しい風景に感動したものです。
これからもあの美しい風景に出会いに、私は何度となく鳳凰三山に足を運ぶことでしょう。
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by uobmm | 2011-08-11 11:07 | 南アルプス(一般登山) | Trackback
2010年 10月 10日

笹山②

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笹山の新しい登山道は、登山道というより“踏み跡”に近い感じだが、迷うようなところはないし、登りも下りも歩きやすかった。
紹介されている記録では、水場が標高1,600mにあり、テントサイトは2,320mとなっている。
しかし、標高850mから歩きだして標高2,700mの山に登るのに、2,320mまでテントを持ち上げるのはいかにも非合理だ。2,320mには水場もないのである。

ということで私たちは1,600mの水場のそばを、初日の泊まり場とした。
わずかに整地し、落ち葉を敷き詰めるとよいテント場ができた。
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平日の笹山には他の登山者はいないだろう。
この場所で泊まる人間自体、私たちが初めてではなかろうか?
深い樹林の中は森閑としており、他の山のテントサイトとずいぶんと雰囲気がちがうものだ。

この夜は星が見えなかった。
人のいる山とは異なる緊張感が、夜になるといっそう強く感じられる。
のしかかってくるような深い夜の闇。うっそうとした森の木々。
これが本来の山の夜なのかもしれない。
鹿の鳴く声だけが、ひっきりなしに聞こえていた。
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翌朝暗いうちにテントをたたみ、1600mに荷物をデポして、笹山南峰、北峰へ登る。
頂上直下まで樹林帯が続き展望がきかないが、北峰山頂に出ると突然視界が開け、南アルプスの展望が広がる。
雲の多い空だったが、頂上に着く頃、うまい具合にガスが晴れてきて、塩見、蝙蝠岳方面が見渡せた。
静かでよい頂だ。

この日Hさんは、山梨百名山最後の一座に立った。
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<笹山のテントサイトについて>
私たちが泊まったのは1600mの水場の近くで、水場への最後の急下降のすぐ手前。
2~3人用テントなら比較的快適に張れる。ただ、1張り分のスペースしかない。
この付近は傾斜が緩く、かつ地面の土がやわらかいので、スコップなどを持参すれば、他にスペースをつくることは可能である。

その上でテントが張れるのは、標高1,930mに2~3人用1張り分、標高約2,070m付近に2~3人用1張り分のよいスペースがあった。2,070m付近は登り坂の途中だが、道のすぐ右に、ちょうど1張り分の長方形のスペースがある。

2,320mのテントサイトは落ち着いた雰囲気のよいキャンプサイトだが、遠藤明彦氏の記録にもあるように、2~3張りくらいがせいぜいである。
また、笹山南峰頂上は労力さえいとわなければ、コース中もっとも気持ちのいいキャンプサイトかもしれない。

by uobmm | 2010-10-10 19:09 | 南アルプス(一般登山) | Trackback
2010年 10月 09日

笹山①

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山梨百名山を登るのは日本百名山を登るより難しいと言われている。
山梨百名山には、南アルプスの鋸岳、奥秩父の鶏冠山といった、バリエーションルートの範疇に属するような山が含まれているからだ。

山梨百名山で難しいのはその2つの山だけだと思っていたら、もう一つあるという。
それが今回訪れた笹山である。
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南アルプスの農鳥岳から南に続く稜線を白根南嶺というのだが、笹山はその稜線上の一つのピークである。またの名を黒河内岳という。
白根(白峰)南嶺は登山地図における点線のコースであり、水場もない長い稜線をテントで縦走しなければならない。
だからこそ、その一角にある笹山が、鋸岳、鶏冠山とともに山梨百名山における障壁の一つとなっていたわけである。

そんな笹山に奈良田からダイレクトに登れる尾根コースが拓かれた。2年前のことである。
地元の早川町から依頼を受けた山梨県の山岳会・白鳳会がコースを整備したのである。
標高差1900m近くある長い尾根だが、途中に水場があり、テントが張れる平坦地もあるという。
馴染みの薄い山域の、新しく作られたコースというのには心惹かれるものがある。
Hさんからのガイド依頼をありがたく受け、ひっそりとした奈良田の登山口へと向かう。

by uobmm | 2010-10-09 19:25 | 南アルプス(一般登山) | Trackback
2009年 08月 25日

高嶺の花々

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鳳凰三山はほんとうに花のよい山でした。
こういう山に来ると、花はやっぱり北アルプスより南アルプスだなあ、って思います。
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↑ 鳳凰三山を代表する花、タカネビランジ。南アルプス特産種です。
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↑ ホウオウシャジン。希少種です。キタダケソウより、こっちの方が数は少ないかもしれません。
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↑ 夜叉神峠への道すがら、たくさん咲いていたフシグロセンノウ。こういった、初めてではないものの、そうしょっちゅう出会えるわけではない花が多いのも鳳凰三山の特徴でした。
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↑ そして、そして、レンゲショウマ。
大好きな花です。山の花を一つ選べと言われたら、この花を選ぶかもしれません。
鳳凰小屋から御座石鉱泉へ下る道に、すばらしい群落がありました。
自生のレンゲショウマがこんなにたくさん咲いているところは他にないのではないでしょうか。
山からの最後の贈り物でした。

ただ、最後にちょっと悲しい話をすれば、御座石鉱泉のオババの話では、そのレンゲショウマも今年は鹿に若芽を食べられて例年の3分の1しか咲いていないそうです。
あんなにたくさん咲いていて3分の1! 
鹿に食べられていない頃を見てみたかった!

少しづつ知られてきましたが、いま、南アルプスや奥秩父などで、鹿による高山植物の食害が危機的状況を迎えつつあります。
このままではマルバダケブキ以外の高山植物が全部鹿の餌になってしまいそうな状況なのです。
本当に早急に手を打たないととんでもないことになってしまう!
高速道路なんて無料にしてる場合じゃないのです。
鹿害こそ、どげんかせんといかん!
「我が党は、鹿による高山植物の食い荒らしを2年以内に全廃します」
と、マニュフェストに謳う政党はないのか!?

by uobmm | 2009-08-25 13:01 | 南アルプス(一般登山) | Trackback
2009年 08月 20日

鳳凰三山

2009年8月18日~20日
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冬の鳳凰三山にはちょこちょこ登っていたが、夏に訪れるのはずいぶんと久しぶりだった。
そして改めて、実によい山だと思った。

極上の展望。
白砂青松の美しい稜線。
加えて、花々の豊富さ。
有名なタカネビランジも、これほどたくさん咲いているとは知らなかった。
また、それだけでない、他の山ではそうそうお目にかかれない貴重な花の数々……。

まこと、鳳凰三山は名山である。
その価値は甲斐駒にさえ比肩しうると思われる。
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by uobmm | 2009-08-20 21:03 | 南アルプス(一般登山) | Trackback
2008年 10月 17日

甲斐駒ヶ岳~鋸岳

2008年10月12日~13日
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by uobmm | 2008-10-17 00:36 | 南アルプス(一般登山) | Trackback
2008年 07月 11日

北岳②

2008年7月5日(土)~7日(月)
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d0138986_11144670.jpg北岳がどれほど素晴らしい山であるかということに、若い頃は気づかなかったし、ガイドにならなければあるいは今でも気づいていなかったのかもしれない。

本邦第二の標高を有し、北岳バットレスという一大岩壁を抱く。
それだけでなく、北岳には花がある。
稜線を彩る数々の高山植物に加え、ミヤマハナシノブやサンカヨウなどに代表される大樺沢沿いの中腹の花もまた見事である。
北の白馬、南の北岳というのが、日本アルプスを代表する花の山ではないか、と私は思う。

d0138986_11131948.jpgキタダケソウ。
そして北岳にはこの花がある。
地球上で、この山のかぎられた場所にだけしか咲かない花があるということ。
私は初めてではないけれど、それでもこの花の咲いている場所に近づいてゆくとき、今回もまたかすかな胸の高鳴りを覚えた。

★秋~冬の募集企画を追加いたしました。ホームページをご覧ください。

by uobmm | 2008-07-11 11:24 | 南アルプス(一般登山) | Trackback
2008年 07月 10日

北岳

2008年7月5日(土)~7日(月)
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北岳に夏空広がる。
去年ほどではないが豊富な残雪。
緑はまだまるで新緑のように明るい……。
いよいよ梅雨明けかな……。

by uobmm | 2008-07-10 13:47 | 南アルプス(一般登山) | Trackback