山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2009年 01月 27日

扇山

2009年1月27日
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d0138986_1632620.jpg中央沿線の低山の中でも、扇山は人気の高い山の一つである。
明るく開けた気持のよい山頂と富士山の秀景には、私ならずともみな好ましい感情を寄せるのだろう。春には野の花も多い。

今回は雪山を期待していったのだが、残念ながら雪を踏んで歩いたのはごくわずかの間だった。
頂上ではその代りに、大きく育った霜柱がさながら池のように広がっていた。

明るい雑木の道をすべらないように気をつけて下り、まるで春のような暖かな陽光を浴びた君恋温泉に下山した時はまだ午後の1時過ぎだった。

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by uobmm | 2009-01-27 16:39 | ハイキング | Trackback
2009年 01月 25日

曽我丘陵

2008年1月25日
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神奈川県の曽我丘陵。最高点が300mをわずかに越えるだけの、のどかな散歩道である。
少し寒さが緩んだ、よく晴れた冬の休日。
真白き富士の大観を眺め、梅の香をかぎ、明るい陽光を浴びる。
梅の花がもう少しほころべば、さらに素敵なコースになるにちがいない。
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by uobmm | 2009-01-25 19:51 | ハイキング | Trackback
2009年 01月 24日

下界へ――冬山合宿⑥

2008年12月22日~30日
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12月30日。晴れてはいるが風は強かった。
明日からまた冬型が強まり、1月3日くらいまで山は大荒れの天気となる。
蝶ヶ岳から大滝山を越え、徳本峠まで行って上高地へ下るのが私たちの予定したコースである。
蝶ヶ岳から徳本峠まで、夏道はあるけれど歩く人は少なく、むろんこの時期はラッセルとなる。
意を決して先へ進むことにして蝶ヶ岳から大滝山へと下りはじめる。
しかし、10分ほど下って、立ち止まった。
これ以上行かないほうがよいのではないか……? 
樹林帯に入ってしまえば荒れた天候でも何とかなるが、大滝山付近は吹きっさらしの稜線だ。
すでに風はかなり強くなっている。
3年の池下は私と同じ考えのようだったが、2年生の鈴木は明らかに行きたそうである。
行っていけなくはないかもしれない……。
もう少しで合宿を完遂できる……。
そして迷いに迷った末、引き返し、下山することを決断した。
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蝶ヶ岳へと登り返し、そこから長塀尾根を下る。
今まで歩いてきた道とは異なり、たくさんの登山者が歩いているトレースのしっかりついた道だ。
先ほどの迷いが少しづつ薄れ、やはりこれでよかったのだという気持ちがじわじわと湧いてくる。
下山の判断がおそらくは不満であったろう鈴木も、いつもの明るい調子に戻り、池下とふざけながら元気に下っていく。
徳沢から上高地へ。合宿がもうすぐ終わる。
あのすさまじい冬山の稜線から、私たちは無事に下界へと帰還する。
今はその喜びの方がはるかに大きい。
そう、私たちはまぎれもなく、何にも代えがたい、ほんとうに素晴らしい時を共有することができたのだから。

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by uobmm | 2009-01-24 20:26 | 北ア(積雪期) | Trackback
2009年 01月 22日

常念越え――冬山合宿⑤

2008年12月22日~30日
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12月29日。予期した通り快晴の朝を迎えた。
外から帰った鈴木が、「微風快晴です」とうれしそうに言った。
昨日は常念小屋で停滞した。午後から晴れてきたが風は飛ばされそうなほど強く、とても常念の山頂を越えられるような天気ではなかった。
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無風とまではいかないが風は穏やかで、常念岳山頂に順調に到達する。
この広い広い北アルプスの大きな山のてっぺんに、ぽつりと私たち3人はいる。
雪をまとった荘厳な槍穂高は、これまでに眺めた中でも最も素晴らしいものにさえ思われた。
厳しい天候の中、ここまで辿り着いた私たちへの、今日の天気は神様からのご褒美だ。
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常念からの下りを慎重にこなし、樹林帯へ。樹林帯に入るとほっとするが、ここからしばらくはラッセルである。
天気は明日からまた下り坂だ。今日は蝶ヶ岳ヒュッテまで何としてでも行っておきたい。
遭難のニュースが相次ぎ、下では心配していることだろう。
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無事に蝶槍へとたどり着き、なだらかな蝶の稜線を歩く。燕山荘を発って以来、久しぶりに登山者と行きかうようになった。
予定通り蝶ヶ岳ヒュッテに到着し、今日もまた快適な冬季小屋へと潜り込む。今回の登山はまさしく冬季小屋さまさまである。
午後の斜光輝く中、空身で蝶ヶ岳山頂を往復する。
合宿もいよいよ終盤となった。

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by uobmm | 2009-01-22 11:12 | 北ア(積雪期) | Trackback
2009年 01月 20日

八ヶ岳アイス/峰ノ松目沢

2009年1月16日~17日
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好日山荘スタッフのみなさんと、八ヶ岳でアイスクライミング研修。
初日は人工氷瀑アイスキャンディーで練習し、2日目は峰ノ松目沢へ。
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2日目は風もなく暖かく、絶好のアイスクライミング日和に恵まれた。
アイスクライミングは寒い中でやるスポーツだけど、晴れて暖かい日にやる方が絶対楽しい!
参加者10名と、峰ノ松目沢を登るにはもちろん多い人数なのだが、少し経験のある人にはセカンドのビレイをしてもらったり、易しい氷瀑ではリードも体験してもらったりと、人数が多いなりに悪くなかった。
半数以上の方がアイスクライミング初体験だったようだが、初めての経験が楽しいものであったとしたらとてもうれしい。
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by uobmm | 2009-01-20 22:36 | 八ヶ岳(アイス) | Trackback
2009年 01月 18日

湯河原幕岩&城山

2008年1月17日~18日
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久しぶりに寒さも緩み、気持ちよく晴れ渡った週末。温暖な湯河原、そして伊豆で岩とたわむれる。
雪山もよいが、明るい陽光の下で乾いた岩を登るのもまたよい。
楽しい2日間をともにしていただいた皆さんに感謝!
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by uobmm | 2009-01-18 23:57 | クライミング | Trackback
2009年 01月 16日

強風――冬山合宿④

2008年12月22日~30日
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12月27日も昨日同様の吹雪だった。
今日はできれば常念小屋まで行っておきたい。
朝9時の気象通報を聞き天気図をとると、冬型が少し弱まっていることがわかった。午後から天気は回復してくるかもしれない。
常念小屋までは4時間あれば行けるだろう。
10時頃、少し薄日が差してきた。迷いはあったが、意を決し、出発することを決めた。

風はあいかわらず強く、歩きだした直後は少し不安になったが、幸い天候がぐんぐんと回復し、青空が広がってきた。
おとといの吹雪の中の歩行で3人とも頬に凍傷をおっており、冷たい風に吹きつけれるとひりひりと痛む。

稜線上の積雪はきわめて少なく、夏道通しでほぼ問題なく歩くことができるのがありがたい。
気温がとても低く、出発前から冷たかった私の右足の指が途中で感覚がなくなってしまった。
アイゼンを外し、靴をぬぎ、マッサージするが完全には戻らない。
やむなく再び歩き出すが、軽い凍傷になってしまうかもしれない、と思った。
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↑ 低温でカメラのファインダーが開ききらず……

常念小屋への最後の下りは特に風が強かった。飛ばされないよう、何度も何度も立ち止まり、しゃがみこみながら、何とか下り、樹林帯に入ってほっとした。
常念小屋は大天荘より標高も低く、樹林もわずかに生えている。大天荘よりはだいぶ落ち着くことができる場所だ。槍穂高の眺めが素晴らしい。
冬季小屋も大天荘同様、広く快適だった。
出発するまでためらいはあったが、今日動いてよかった。
テントに入って確認すると、私の右足も何とか大丈夫なようだった。


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by uobmm | 2009-01-16 12:38 | 北ア(積雪期) | Trackback
2009年 01月 14日

甲斐駒ケ岳(黒戸尾根より)

2009年1月11日~12日
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陽のあるうちに七丈小屋に着けるだろうか……?
今回も心配しながらの登行になってしまった。
この黒戸尾根では登っていて(あるいは下っていて)暗くなり、ヘッドランプのお世話になったことが、学生時代の登山から思い出してみれば……、4回もある。
ガイドとしてあまり自慢できることではないのだが、それは私の力量不足であるとともに、黒戸尾根がそれだけ長く厳しいコースであることの証しでもある。
何しろ登山口の標高が770mほどで、甲斐駒山頂は3000m近くある。宿泊する七丈小屋が2300mだから、七丈小屋まででも1600m近い標高差があるのである。
こんなコースは珍しい。
しかも黒戸尾根は長いだけでなく、険しい。
たくさんの石碑や修験の名残を見つけながらこの尾根を辿ると、だから黒戸尾根こそ甲斐駒の表口であり、甲斐駒の真価を味わえるコースと思うのだ。
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七丈小屋には明るいうちに着けたけれど、早起きした翌朝は予報に反して雪が降っていた。
8合5勺ほどまで登ったが、雪も本降りとなり、山頂をあきらめる。
竹宇神社までの長い道のりを下りながら、黒戸尾根は大変だなあ……と、つくづくと思った。
そして大変だからこそ、来冬もまた登らなきゃ、とも思うのだった。

by uobmm | 2009-01-14 10:58 | 南ア(積雪期) | Trackback
2009年 01月 10日

冬季小屋にて――冬山合宿③

2008年12月22日~30日
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d0138986_0534032.jpg大天井岳の頂上からわずかに下ったところに大天荘はある。
冬季小屋はけっこう広く、私たちは2階にテントを張った。天井にテントがつかえるかと思ったが、ぎりぎり大丈夫だった。
テントの中にいると昼間でもヘッドランプが必要な明るさだが、風のない小屋内にテントを張れるということが、冬山においてどれほど快適なことかは、経験したことのない人でないとわからないかもしれない。ましてそれが猛吹雪の高山においては。

大天荘に入った翌日26日はこの冬一番という大荒れの天気であり、迷うことなく停滞を決める。
ラジオに耳をかたむけ、本や映画の話でひとしきり時間をつぶす。
池下(3年)と鈴木(2年)は、ちゃんと一冊づつ文庫本を持参していた。
本の話をするのは楽しい。自分の同年代の人間よりも、はるかに若い彼らと本の話をする方が楽しいのはなぜだろう……?

外は荒れ狂う吹雪だが、私たちの薄暗いテントの中は平和そのものだ。
そう、ここには下界の生活よりもはるかに落ち着いた世界があり、どこよりも静かで平和だ。
そして豊かかもしれない。
過酷で厳しい冬山における、その厳しさとあまりに対照的な、テントで過ごす静かな一日。
仲間と語るたわいもない、けれど心に残る会話……。
下界から遠く離れたこの静かな山頂付近の冬季小屋には……、気づきにくいけれど、山の持つ大いなる力、登山の魅力が凝縮されているような気さえする。

腹が減ったので“特食”の白玉団子をつくる。
私たちには時間がある。いつもは持たないような時間が……。

学生たちと本の話をするのが楽しいのは、あるいは彼らにとって、読書が人生に占めるパーセンテージが、大人たちより大きいからなのかもしれない、と思った。

by uobmm | 2009-01-10 01:25 | 北ア(積雪期) | Trackback
2009年 01月 08日

鎌倉アルプス

2008年1月8日
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d0138986_19444679.jpg建長寺の半僧坊では今日もカラス天狗が迎えてくれた。
鎌倉アルプスはいつものごとくのどかで、正月早々に歩くのにふさわしい場所だった。
鎌倉の寺社の雰囲気は、さすがどこもとても素晴らしい。
花の名刹、瑞泉寺では水仙が見ごろ。冬桜も咲いていた。
黄梅が咲く頃にぜひまた訪れてみたい。

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梅一輪 一輪ほどの あたたかさ

by uobmm | 2009-01-08 19:57 | ハイキング | Trackback