山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

uobmm.exblog.jp
ブログトップ

<   2009年 11月 ( 16 )   > この月の画像一覧


2009年 11月 29日

箱根・湯坂路

2009年11月29日
d0138986_19103596.jpg

ミズノの社員の方々やお客さまたちと湯坂路を歩く。
昨日までとはうってかわって寒い一日で雨も心配されたが、幸い最後まで降られなかった。
紅葉は終わりかけだが、予想以上に美しく、湯坂路の真価を見た思いがした。
d0138986_191457100.jpg

箱根の入り口にあるこのなだらかな尾根道にはとにかくモミジが多い。
私はご存じのとおり、あちらこちらで低山を徘徊しているが、これくらいモミジの多い登山道は珍しいかもしれない。
もう一週間早くて最盛期にあたり、かつ青空だったら、きっとさらに感嘆の声をあげまくっていたことだろう。
紅葉の時期に行く低山の選択肢が一つ増えた。
でも、とりあえずは、今度は桜の季節に登ってみようかな……。
d0138986_19203419.jpg


by uobmm | 2009-11-29 19:21 | ハイキング | Trackback
2009年 11月 27日

イタリア・アルプス

d0138986_16512569.jpg

最近、自分の中で急にヨーロッパ・アルプス熱が高まっていて、今週もこんな本を町の図書館で見つけ、借りて読みました。
この本はまあ、特別面白い本ではないのですが(笑)、ドロミテの情報って日本には少ないので、簡単な入門書にはなります。

ドロミテっていうと私たちはまずクライミングを連想するのですが、山歩きも楽しそうです。私は両方したい。
それから、コルティナとかヴェネチアとか、イタリアの街もよさそう……。
やっぱり、読むと行きたくなりますね。

余談ですが、この本の中にマリオさんという65歳(今おそらく70歳くらい)の山岳ガイドが出てきます。
ほとんどの国民がカトリックの信者であるイタリアにあって、クライマーでもあるこの山岳ガイドは、かつて日本で仏教を学び、僧侶という肩書も持っているんです。そして奥さまは日本人。
個人的には、この人のことをもっと知りたい。できれば一緒に登ってみたい、と思いました。

by uobmm | 2009-11-27 17:09 | 本の話 | Trackback
2009年 11月 25日

ガイド研修

d0138986_15474299.jpg

昨日今日は湯河原幕岩にてJAGUの研修でした。
写真は、ロードセル(荷重測定機)を使って、転落時の荷重を測定しているところ。
私はなぜか落ち役で、何十回も“墜落”しました。

初日はしとど庵で一泊して研修・夜の部。これも大事です!
d0138986_15512041.jpg

そして今日は朝まだ雨が残っていたため、屋根のあるところでロープワークの研修を行いました。
知らなかった技術、知っていたけど少しあいまいだった技術などを確認。
定期的にこういう研修をするのはとても大事です。
帰りの車では若い仲間とガイド業について熱く語り合いながら帰りました。
最後まで有意義な研修会でした。

by uobmm | 2009-11-25 15:56 | その他 | Trackback
2009年 11月 22日

アルプスへのいざない

d0138986_1318062.jpg

とても素晴らしい本を手に入れた。
ガストン・レビュファの『モンブラン山群 特選100コース』(日本語版)と、小森康行の『ヨーロッパの岩場』だ。

ガストン・レビュファの説明からはじめると長くなってしまうので、ごく簡単に記せば、レビュファは1950年のフランスのアンナプルナ遠征(人類初の8000m峰登頂)にも参加した往年の名ガイド。
『モンブラン山群 特選100コース』は、彼の選定した100本の、まさに珠玉のアルパインルート図集だ。
『ヨーロッパの岩場』は、もう少し広く、ヨーロッパ全体を網羅したもの。

レビュファの本が1974年(フランスでは73年?)の出版。
小森康行の本が、奇しくも同じ1974年に出版されている。
どちらも絶版の貴重な本だと思うが、アマゾンで特にプレミア価格でもなく購入することができた。
d0138986_13252266.jpg

ガイド試験の参考書的な意味あいで入手したが、寝る前にレビュファの本を数ページ読んだだけで、この本がどれだけ価値のある、立派な本であるかがわかった。
どちらの本も、ヨーロッパアルプスという、世界でも最高級の“山の遊び場”へ私たちをいざなう、最良の参考書の一つだろう。

日本人登山者・クライマーの関心は、昔から今に至るまで、ヨーロッパよりヒマラヤに向けられることが多かったと思う。
私もご多分にもれず、ヒマラヤにはそれなりに通ったが、アルプスの山はほとんど知らない。
でも、3年前の6月、初めてシャモニを訪れた時、ロッククライミングの聖地がヨセミテなら、アルパインクライミングの聖地は、やはりこのシャモニなんだと思ったものだ。
d0138986_13434683.jpg

私も遅ればせながら、これからヨーロッパ・アルプスの魅力を学んでいこうと思う。
そのための最良の方法はおそらく、レビュファが30数年前に紹介してくれた小さなルートから大きなルートまで、一つ一つ自分の足と手で辿っていくことであるだろう。
今年の4月にアルプスでスキー研修を受けた時、有名なオートルートに勝るとも劣らぬくらい、日帰りで行ける山岳スキーコースの素晴らしさに強い感動を覚えた。
モンブランやマッターホルンの登山だけでなく、日帰りで、あるいは半日で登ってこられるアルパインルートの中にこそ、アルプスのクライミングのエッセンスがつまっているかもしれない。
私は少しづつそれらを体験し、日本の登山者に紹介してゆきたいと考えている。

by uobmm | 2009-11-22 14:01 | 本の話 | Trackback
2009年 11月 21日

湯河原幕岩

d0138986_1929837.jpg

今日も湯河原幕岩。
昨日同様よく晴れて、ぽかぽか陽気。
本当に明日から天気崩れるのかなあ……というような、素晴らしい青空でした。

土曜日で混んでいるのはわかっていましたが、それでもめげずに、桃源郷周辺と希望峰、割礼塔などで登りました。
4名のお馴染みのお客さまたちは、みなさんひそかにトレーニングを積んでいるようで、なかなかの上達ぶり。
少し難しいルートにもトライできるようになってきました。
クライミングは5.9しか登れなくても楽しめるものですが、5.10が登れればもっと楽しく、5.11が登れればさらに楽しい……。そういうものです。
まずは10a。その次は10c。そして11a。このあたりを目標に頑張ってみるとよいと思います。

やっぱり自然の岩場は楽しいですね。
d0138986_19384370.jpg


by uobmm | 2009-11-21 19:39 | クライミング | Trackback
2009年 11月 20日

湯河原幕岩

d0138986_18254172.jpg

湯河原幕岩でクライミング。
昨日とはうってかわって、暖かく、きれいな青空。
朝、自宅を出る頃は寒かったが、湯河原はあいかわらず暖かい。
d0138986_18273165.jpg

今日はYさん、Sさん、そしてクライミングはまる一年ぶりというNさんと。
Yさん、Sさんは10aを3本登り、リードもこなし、練習の成果が少しづつ現れている
そして去年の11月に私と城ヶ崎に行って以来のクライミングというNさんは、驚くことに、10aをなんとか登ってしまう。
しかもYさんやSさんより先に登ったりするから恐れ入る。
10aと言っても、癖があり、ちょっと辛めの10aなのだ。
(桃源郷のアボリジニ、それからサンセットというルートで、登ったことのある人はわかると思うが、クライミングが2~3回目で、しかも1年ぶりという人にはふつう登れないルートである。)
はっきり言って、かなりのセンスの持ち主です。

Nさん、今度は一年後ではなく、もう少し早くまた一緒に登りましょうね。
d0138986_1832577.jpg


☆そうだ、お知らせです。
11月22日(日)の朝日新聞(朝刊)に、ミズノのダウンジャケットの広告が掲載される予定です。松原が載っているかもしれません。


by uobmm | 2009-11-20 18:40 | クライミング | Trackback
2009年 11月 19日

仏果山~高取山~宮ヶ瀬湖

2009年11月19日
d0138986_19383075.jpg

表丹沢の仏果山~高取山へ。
朝からどんよりとした暗い空で、しかもとびきり寒く、登山日和とはほど遠かった。
けれど、歩きだしてしまえば寒さは気にならず、時おりぱらつくもののそれほどいやな雨でもなく、静かな低山を歩くのは楽しいものなのだった。
d0138986_1945383.jpg

仏果山やその周辺の山は全国区的知名度はないけれど、丹沢の中では古くからよく歩かれている、ポピュラーな日帰りコースである。
700m程度の標高の割には展望もよく、それなりに変化に富んだ道はなかなか悪くない。
d0138986_2085874.jpg

今日歩きながら、ここは奥多摩で言うなら高水三山だなあ……と考えていた。
仏果山、高取山に経ヶ岳を加えれば、ちょうど三山。馬蹄形のコースも似ている。
高水三山に比べるとだいぶ知名度は落ちるが、内容的には十分匹敵するのではなかろうか。
駅から歩きだせない点は高水三山に劣るが、山としてのよさは、奥多摩の人気コース・高水三山と同等と言ってよいと思う。
新たに「宮ヶ瀬三山」などと呼んで紹介すれば人気が出るかもしれない。
もっと惹きつけそうな呼称は「宮ヶ瀬アルプス」だが、やりすぎかな。

などと、あいかわらず山バカ的なことを考えながら、宮ヶ瀬湖へと下りた。
宮ヶ瀬湖はまだ新しい人造湖だ。
大学一年の夏、高校時代の友人たちと、まだダムのできる前の宮ヶ瀬でキャンプをしたことがあった。
今では湖の下である……。
それから、仏果山もちょっと懐かしい山だ。
当時の山ノートを見てみたら、大学に入る前の3月に一人で登っていた。
山をはじめたばかりの頃だ。
一人で登った最初の山ということになる。
暖かく、春のような記憶があったけれど、あれは3月のはじめだったんだなあ……。
d0138986_19542988.jpg


by uobmm | 2009-11-19 20:07 | 丹沢 | Trackback
2009年 11月 18日

手帳

d0138986_1203532.jpg

早いもので、今年も年賀状を購入するような季節になりました。
年賀状はまだ買ってませんが、昨日、来年の手帳とカレンダーを買ってきました。
左の赤い手帳が今年、右のが2010年度のものです。
どちらも大きさはB6サイズ。私は手帳をスーツの内ポケットに入れて持ち歩くわけではないので、このサイズでも問題ありません。
今年のと来年のと似ていますが、メーカーは異なります。
今年のが生産性出版という会社の制作。来年のは株式会社日本能率協会のものです。
d0138986_1264354.jpg

私が手帳を選ぶときの第一条件は、言うまでもなく、“月曜始まり”であること。カレンダーももちろんそうです。
日本では手帳はともかく、カレンダーはいまだに“日曜始まり”が圧倒的に多くて、これはどういうわけでしょうか??
月曜始まりのカレンダーってなかなかなくて、探すの大変です。
手帳もカレンダーも、どう~~~~~考えても月曜始まりの方が使いやすいと思うのですが、なぜ直さないのでしょう?
金~土が仕事休み、なんて人は日曜始まりのカレンダーでもいいでしょうが、そんな人めったにいないでしょうに。
特に私たち山業界の人間は、週末を中心に生きてるわけですからね。
(私はわりと曜日関係なしですが……)
手帳もカレンダーも日曜始まりじゃあ、使いにくくって仕方ないです。

おっと、「日曜始まり」問題に字数を使いすぎました。
それから、私の手帳選びの第二ポイントは、記入欄がカレンダー形式(写真ご参照ください)であることです。
これまでの人生でそれなりに色んな手帳を使いましたけど(野口悠紀男さんプロデュースの『超整理手帳』なんてのも、何年か使ってた時期あります……)、やはりスケジュールの記入はカレンダー形式が見やすいと思います。
これは私にかぎらず、誰でもそうなんじゃないかなあ。
なぜそう言いきれるかと言えば、山岳ガイドのホームページでも、ほとんどのガイドが日程をカレンダー形式で出してますもんね。これはやっぱりそれが見やすいってことです。(私は出してなくてスミマセン)
だから、手帳もそうなのだと思います。

ともあれ、今日買った日本能率協会の手帳、なかなか気に入りました。
今年使ってたのと中身はほとんど一緒なんですが、うしろのノートページのページ数が多い点と、各月のページにインデックスが着いてて開きやすくなっている点などに◎です。

さあ、来年はこの手帳にどんなスケジュールが書き込まれるのかなあ……。
d0138986_1227477.jpg

↑ 私の書斎

by uobmm | 2009-11-18 12:30 | その他 | Trackback
2009年 11月 16日

大ナゲシ

2009年11月15日
d0138986_17324040.jpg

大ナゲシといって、知っている人は知っているし、知らない人はまったく知らないだろう。
両神山の近くにある小さな展望峰だ。
この山を紹介するのに思わず「寂峰」という言葉を使いそうになるのだが、どうしてどうして、日曜日の昨日は、次から次へと登山者が上がってきて、“寂しく静かな峰”などとは間違っても言えない状況だった。
頂上直下はそこそこの岩場で、もちろん一般道の山ではないのだが、こんなちっちゃな山にもたくさんの登山者が訪れる日本は、本当に山好きの多い国なんだなあと、改めて思った。
d0138986_17432013.jpg

写真でおわかりになるとおり、空は澄みきった冬の晴天ですこぶるつきに美しかった。
そして、写真ではわからないが、風がすさまじく、まるで嵐のように吹いていた。

大ナゲシは所要時間が短く、日帰りや泊まり山行の初日に登るにはよい山だ。
赤岩峠をへだてて反対側は、両神山のバリエーションとして有名な赤岩尾根である。
大ナゲシ山頂で一緒になった単独の男性は赤岩岳を往復したあと大ナゲシに登り、そのあとソウシロウまで行くと言った。
ソウシロウ……??
地図を見ると、大ナゲシの西に、宗四郎山という山が確かにあった。
勉強になるなあ……。
d0138986_17533992.jpg

d0138986_1842041.jpg

↑ 写真(上)は赤岩岳、(下)が大ナゲシ(昨年6月に撮影)

☆お知らせ
『山と渓谷』12月号(58ページほか)に松原が登場しています。よろしければのぞいてみてください。


by uobmm | 2009-11-16 18:01 | 上州の山 | Trackback
2009年 11月 14日

ガイド的日常

d0138986_11334798.jpg

久しぶりにブログを滞らせてしまいました。
あいかわらずなんやかんやと忙しい毎日で、考えてみるとこの3週間くらい、ほぼ休みがありません。

昨日は葛西に新しくできたロックランズというジムで講習。
雑誌などで「日本最大級」と謳われていたのでちょっと期待していましたが、壁の規模はそれほど大きくはありませんでした。でも施設はきれいです。
グレード(難易度)がかなりずれているものも多く見受けられましたが、ルート自体はムーブがあって面白いものが多いという印象を受けました。
d0138986_11411096.jpg
話変わって、写真は先週久しぶりに訪れた(社)日本山岳会の図書室。
ここは日本でもっとも充実した山岳図書室でしょう。古今東西の山の本がほとんど網羅されています。
私は、ガイド試験の参考資料がほしくて行ったのですが、
例えば、「ヨーロッパアルプスの登山史」と、モンブランやヴァリス山群の概念図を手に入れたいと思った時、おそらくこの図書室以上にその希望にすばやく応えてくれるところは他にないでしょう。
d0138986_1141272.jpg

日本山岳会のルームおよび図書室は千代田区四番町(市ヶ谷駅や麹町駅そば)にあって、私は学生時代からお世話になっています。
東京近郊の大学山岳部の学生で、ここで冬山合宿や、海外遠征の資料集めなどをしたことのない学生はいないんじゃないかな……?
本だけでなく、様々な海外登山隊の報告書もあるし、また『岩と雪』、『クライミングジャーナル』といった今では入手しにくい雑誌のバックナンバーなどもすべてそろっているので本当に重宝します。
d0138986_11531073.jpg

最後は最近読んだ本。
この1ヶ月はかなり忙しかったけれど、本はそこそこ読んでいたように思います。
私は本は寝る前に読むことが多いのですが(あとは電車の中)、忙しいとそのストレスが本に向かわせるのかもしれません。
いずれにしろ面白い本を読んでいるとそれだけで、
ああ、おれの人生ばたばたしてるけど、とりあえず悪くないっか~
みたいな平和な気持ちを覚えたりします。

そろそろ晴れてきました。

by uobmm | 2009-11-14 11:50 | その他 | Trackback