山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2011年 04月 29日

上高地・山研

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22日に六百山に登ったあとは、怪我をした人は日本山岳会のスタッフがついて東京まで帰京。
残りのメンバーは上高地の山研に宿泊して、翌日室内講習を行いました。
山研(さんけん)とは、(社)日本山岳会の所有物で、「上高地山岳研究所」というのが正式名称なのですが、日本山岳会員たちはみな「山研」と呼んでいます。

日本山岳会会員は素泊まり2500~3000円ほどで宿泊できます。
管理人さんもいて、中はとてもきれいです。畳の部屋に泊まれ、お風呂もあります。
私も10年ぶりくらいに泊まったのですが、これからもう少し有効利用したいと思いました。
日本山岳会会員以外でも、会員の紹介があれば利用できるようですから、興味のある方は日本山岳会事務局あるいは私にご相談ください。

by uobmm | 2011-04-29 12:31 | その他 | Trackback
2011年 04月 26日

湯河原沢登り

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日帰りで湯河原・新崎川の沢登りへ。
山肌をいろどる新緑と山桜のとりあわせがとても美しかった。
静かだし、この季節の湯河原の山はよい。
人気の高い梅や桜の季節よりも、今こそが幕山のベストシーズンではなかろうか?
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ちょうど一年ほど前に初めて登った新崎川左俣だが、やはりなかなかの良渓だと改めて思う。
やさしい沢だが、渓相が美しいし、適度に滝もある。
まだ遡行者が少ないため、沢が荒れていない感じがする。水苔などとてもきれいだ。

事故のあとの仕事だったため、いつもより緊張して入山した。
最後の最後まで集中力を切らさぬよう、自分に言い聞かせながら登山を終えた。
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by uobmm | 2011-04-26 18:37 | 沢登り | Trackback
2011年 04月 25日

六百山

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22~24日は日本山岳会の雪山教室で、22日に開いたばかりの上高地へ。
槍ヶ岳に登る計画でしたが、23日の天気が悪いため槍ヶ岳は中止し、22日に六百山を登ることにしました。

そしてその六百山登山で事故を起こしてしまいました。
山頂直下の雪壁から岩稜に移るところで、落石が2名に当たり、一人が左手首を骨折(ひび)、もう一人が手と太ももに軽い打撲というケガをしました。
歩くことはできましたので、自力で下山し、日本山岳会のスタッフがついてその日のうちに東京まで帰りました。
落石は大きなもので、一歩間違えれば大事故になっていたとしてもおかしくなく、怪我をされた二人には申し訳なかったのですが、運に助けられたと思っています。

今回のパーティーはガイドが2名、日本山岳会スタッフ4名、参加者11名という大所帯でした。
人数が多かったことや、計画を直前で変更したこと等々、計画段階、準備段階からの甘さが事故につながったという認識を持っており、深く反省しています。
日本山岳会の教室や自分のガイド山行を足元から見つめなおす機会を与えられました。
この失敗を心に刻み、今後の登山・講習会に万全の態度でのぞみたいと思っています。
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by uobmm | 2011-04-25 14:57 | 北ア(積雪期) | Trackback
2011年 04月 21日

箱根・湯坂路

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20日水曜日は箱根の湯坂路へ。
箱根登山電車の車窓には、萌えいずる春の山肌がのぞまれました。
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鎌倉古道でもある湯坂路には桜が多く、この時期は特にお薦めです。
今年は開花が遅く見頃はもう少し先のようでしたが、春の匂いをかぎながら、なだらかな尾根道を歩くのは、それでも十分楽しいものです。
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駅から1時間少しで気持ちのよい頂上に立て、のんびりと歩いて下りて来られる湯坂路のような山が、もっともっとあるとよいのかもしれません。
まさにハイキングと呼ぶにふさわしい好コースだと思います。
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by uobmm | 2011-04-21 14:09 | ハイキング | Trackback
2011年 04月 19日

原州(ウォンジュ)の岩場

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韓国クライミングツアーの報告に戻ります。
韓国クライミング3日目は、原州(ウォンジュ)にある岩場に出かけました。
ソウルから車で2時間くらい。渋滞がなければ1時間半くらいで行けるようです。
仁寿峰や仙人峰とはまったく異なるスポーツクライミングの岩場で、私も初めてでした。
アプローチは車から降りて徒歩1分。
静かで風光明美なところでした。
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韓国のスポーツククライミングの岩場では日本の『ロック&スノウ』にも載ったことのあるソヌンサンが一番大きく、有名ですが、ウォンジュは私の知るかぎり日本で紹介されたことはありません。訪れた日本人はほとんどいないのではないでしょうか? ジョン・ヨンハクガイドによれば、スポーツクライミングではソヌンサンに次ぐエリアとのことです。
そのわりにはルート数40本ほどと大きな岩場ではありませんが、ソヌンサンがソウルから4時間以上かかるのに対し、ウォンジュはソウルから近いことが魅力です。
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韓国ではルート図集があまり普及していないのか、ジョン・ヨンハクガイドもウォンジュのトポを持っていませんでしたが、岩場にはルートを記したこんな看板があるから大丈夫。
同じ看板は仁寿峰の取付きにもありました。最近設置されたようです。

岩質はちょっとわかりにくいのですが、私は汚い花崗岩なのかなあと思いました。ホールドが豊富で楽しめる壁です。
この日私は、5.9を3本(ルート図の№3,4,5)、5.10aを2本(№17,18)、5.10b(№19)を1本、そして最後に5.11d(№30)を登りましたが、そのいずれもがgoodな内容でした。
特に№19の10bは、気持ちのよい大きなホールドでハングを超えるという、世界のどこの岩場にあっても三ツ星がつけられるような内容でした。
また、最後に登った5.11dも、日本にあったら人気出るだろうなと思われる素晴らしい内容で、オンサイトできてうれしかったです。
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ウォンジュは決して大きな岩場ではありませんが、質的にはなかなかです。
韓国にクライミングに行くなら、目的地の一つに考えても悪くないと思います。
ルートは易しいものから5.13abまでまんべんなくそろっています。
また、3ピッチ程度のマルチも何本かあります。
今回さわらなかった5.12台や5.13台のルートも面白そうでした。
車が使えなければ電車でも行けますし、岩場の前には安い民宿が何軒かあります。
ただ、週末は混みそうなので注意した方がよいでしょう。
私も3日くらいの日程でまたぜひ、この「韓国の奥多摩」を訪れたいと思っています。
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そうそう、岩場の近くの焼肉屋もおいしかったです。
肉屋さんがやっているので、肉は隣の肉売り場に行って、自分で好きな肉を買ってくるというシステムなのでした。

by uobmm | 2011-04-19 21:59 | 韓国 | Trackback
2011年 04月 19日

アプトの道

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月曜日は、信越本線・横川駅(峠の釜めしで有名)から、アプトの道を歩きました。
アプトの道とは何かと言うと、急勾配を登るアプト式鉄道の旧線を利用したウォーキングトレイルなのです。
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こんな感じの、レールがはまった歩道を歩きます。
列車が走ってきて轢かれないかな? なんていう錯覚を覚えたりします。
このあたりはちょうど桜が見頃でした。
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終点、めがね橋。
200万個のレンガを使い、明治時代に作られた建造物です。
アプトの道は、歴史の道でもあります。
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by uobmm | 2011-04-19 10:50 | ハイキング | Trackback
2011年 04月 17日

湯河原幕岩

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湯河原幕岩でクライミング講習。
日本山岳会の講習会で去年から一緒に登っている若いメンバーから依頼を受けてのプライベートレッスンでした。

「自分たちだけで岩場に行って安全に登れるようになる」。
ことに主眼をおいていますので、ただ登るだけでなく、トップロープの支点をセットしたり、支点を回収して下りたり、といったこともやってもらいます。
最後は懸垂下降も練習しました。
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今日の湯河原は暖かくよい気候でしたが、珍しくとてもすいていて、朝早くから夕方までゆっくり講習することができました。
山は新緑の萌黄色と桜のピンクに彩られ、春爛漫でした。
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by uobmm | 2011-04-17 20:02 | クライミング | Trackback
2011年 04月 16日

河又

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奥武蔵の石灰岩の岩場、河又へ。
ここに来るのは実に久しぶりだ。

石灰岩の岩は浸食によって作られた独特の形状の岩が特徴で、大きなホールドやスタンスをつかった立体的なクライミングが楽しめる。
人工壁で登っているクライマーには登りやすいはずだが、意外にそうとも言えず、やはり石灰岩を登り慣れていないと苦労するようだ。
けれど、小川山や湯河原幕岩や城山南壁など、ホールドの細かい壁を登っていた人には新鮮に感じられるかもしれない。
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ちなみに、ここは鍾乳洞であり、今日も一組小さな女の子連れがヘッドランプをつけて、洞窟探検に来ていた。
私は洞窟の中に入ったことはないが、中はけっこう広く、コウモリがいるそうだ。
私たちはコウモリを見るより、自分がコウモリのようにぶら下がる方にしか興味がないからなあ……。
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by uobmm | 2011-04-16 19:30 | クライミング | Trackback
2011年 04月 15日

仙人峰

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韓国クライミング2日目は仙人峰に行った。
仙人峰(そにんぼん)は仁寿峰(いんすぼん)と並ぶソウル近郊の一大エリアである。日本ならばさしずめ仁寿峰が小川山で、仙人峰が瑞牆山といったところか。
仁寿峰同様、ソウル中心部から登山口までは30分足らずである。
仁寿峰が日本人も多く訪れ、最近ではJAGUの廣瀬憲文ガイドによる日本語のルート図集も作られているのに対し、仙人峰の方はあいかわらず日本語の情報がほとんどない。
私の手元にあるのも、25年くらい前のクライミング雑誌に載った古い紹介記事だけである。
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私も過去4回韓国を訪れているが、仙人峰で登ったのは1日だけだ。
8~9年前に韓国のクライマーの方に、仙人峰の側面ルートというのに連れて行ってもらった。
その時は平日だったせいか、他の登山者やクライマーを見た記憶がほとんど残っていないのだが、今回は日曜日だったせいか、クライマーも登山者もたまげるくらい多かった。何だか別の山に来たような感じがした。
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今回はまずパクチ(こうもり)ルートを登った。
頂上まで抜けるマルチだが、最近は3ピッチ目までで下りるパーティーが多いと、ジョン・ヨンハクさん。
仙人峰では、そんなふうに3ピッチくらい登って下りるのが一般的なルートも多いようだ。やはり地元の人からの情報は大切である。

パクチルートはとても素晴らしかった。
1ピッチ目もなかなか面白かったが、何と言っても素晴らしいのは2ピッチ目。
写真のごとく、まさにコウモリが羽を広げたかのような下向きフレークをつかんでの、実に印象的なトラバースがある。
韓国に行ったらぜひ登ってほしい名ピッチだ。
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この3ピッチを登って下りてきたら、前日の仁寿峰同様、岩場は激混み状態になっていた。
ジョン・ヨンハクガイドに案内され、一番右端の方のルートへ移動し、再び3ピッチのマルチを登った。
左手にはものすごいスケールの大スラブが広がる。
私もこれまでにヨセミテやヨーロッパで大きな壁を見てきているが、仙人峰のスラブの眺めは、それら外国のビッグウォールとはまた異質の迫力を持って迫ってきた。
そしてまた、その壁にとりついているクライマーの、なんと多いこと!
仙人峰は、もっともっと日本人に知られてよい壁だと思う。
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注)スラブ=滑り台状の壁

by uobmm | 2011-04-15 11:45 | 韓国 | Trackback
2011年 04月 14日

仁寿峰

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韓国クライミング初日は、日本人にも有名な仁寿峰(インスボン)で登りました。
ソウル中心部から30分足らずで登山口に至る、“東洋のヨセミテ”とも称される素晴らしい岩山です。
初めに登ったのは人気ルートの一つである、シュイナードBルート。
仁寿峰を訪れるのは4度目ですが、このルートを登るのは、初めて韓国を訪れた1988年の夏以来だと思います。
20数年ぶりに登っても、まったく色あせることのない名ルートでした。
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この日は土曜日だったので、シュイナードBを登って下りる頃には、岩場はクライマーだらけとなっていました。
壮観とも、異様とも言えるほどの人の数です。
私たちは8時前に岩場に着いたのでシュイナードBに一番に取り付けましたが、遅く来たらば人気ルートはあきらめた方がよいかもしれません。
午後はどのルートも混んでいたので、すいていそうなインスCルートを登って、仁寿峰の頂上へと至りました。
ソウルの街が一望できます。この眺めは何度見ても素晴らしいと思います。
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<インスCルートについて>
インスCルートは情報が少ないので、少し記しておきます。
このルートは3ピッチほどと、仁寿峰のルートの中でもっとも短く、簡単に頂上に登れるルートです。
アプローチは初見だとちょっとわかりにくいです。
南面のコルから踏み跡をたどり下り気味に巻いていきますが、意外に下ります。距離にしてどうでしょう、200mくらいかな? 踏み跡が途切れたあたりで上に向かって10mくらい攀じ上ったところが取付きで、しっかりしたビレイ点があります。
取付きの右横には、ボルトが2本打たれた10mほどのシンクラックがあります。
インスCルートは短いので、私たちはこのルートで遊んでからインスCを登りました。5.10aくらいの快適なフィンガークラックです。 
1ピッチ目)出だしと中間部がちょっと難しい5.9。途中にもビレイ点があります。20mくらい。
2ピッチ目)5.6程度。2ピッチ目で稜線に出ますが、ここは下から上がってくる仁寿リッジとの合流点です。30~40mくらい。
3ピッチ目)ここからはほとんどロープもいらないくらいの難度で、40mほどで頂上に至ります。
短く易しいルートですが、内容的には悪くないと思いました。

by uobmm | 2011-04-14 13:18 | 韓国 | Trackback