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2012年 04月 28日

エベレストとニレカピーク

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ゴーキョピークから眺めるエベレストとニレカピーク。
エベレストの左側の雪の台形のピークがニレカピークだ。
二つの山はつながっているように見えるが、間に谷が入っている。

ニレカピークの山頂からは、これ以上の迫力でエベレストの威容を間近に眺めることができるにちがいない。

by uobmm | 2012-04-28 20:58 | 海外 | Trackback
2012年 04月 26日

旅日記⑧~ゴーキョ

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3月5日、ゴーキョに到着する。
標高4,750m。ゴーキョは明るくてよいところだった。

エベレスト街道のもう一つの人気コース・カラパタールのふもとのゴラクシェプは、荒涼としたさびしいところといった印象があるが、湖に面して明るく開けたゴーキョは、ミニリゾートのようなよい雰囲気で、順応さえできていれば少し長く滞在してもいいなあと思えるような場所だった。
ゴーキョの奥には8,000m峰のチョーオユーが堂々とした姿をのぞませている。
私たちの旅はまだ前半部だが、多くのトレッカーはここからゴーキョピーク(約5,400m)に登ったら、往路を帰っていく。
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ゴーキョにはナムチェ以来となるネットカフェや本屋があると記録で読んでいたのだが、3月上旬はまだトレッキングのオフシーズンにあたるため、残念ながらインターネットはどこも通じていなかった。あと半月もすると開通するそうである。
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ロッジで荷物をといたあと、一人でぶらぶらと裏手の丘に登ったら、氷河の向こうにチョラツェとタウツェの素晴らしい雄姿をおがむことができた。
学生たちにも見せてあげたかったなあ、と残念に思った。
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by uobmm | 2012-04-26 18:57 | 海外 | Trackback
2012年 04月 23日

旅日記⑦~ゴーキョへの道

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ナムチェでの4泊の滞在を終え、3月1日にトレッキングを再開した。
エベレストBC&カラパタールへと続く道と分かれ、ゴーキョ方面のコースに入る。
カラパタール方面は3回行ったことがあるが、ゴーキョに行くのは初めてなのでうれしかった。
標高4,000mを越えるあたりから、砂ぼこりのひどかったトレッキングコースもだいぶしっとりしてきて歩きよくなる。もちろん空気は薄くなるのだが……。
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小さな峠を越えるたびに、雄大な景色が広がった。
ガスの向こうに8,000m峰のチョーオユーや難峰ギャチュンカンがのぞまれた。
ナムチェから短い行程3日間で、標高4,400mのマッツェルモの集落に到着。
ここまで高所順応は順調だったが、当初の予定通りマッツェルモに2泊して万全を期すことにした。
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by uobmm | 2012-04-23 16:47 | 海外 | Trackback
2012年 04月 21日

春の山々

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最近出かけた日本の山をまとめてご紹介。
桜咲く春爛漫の山は先週出かけた伊豆の発端丈山方面から見た葛城山。
春がすみがかかって富士山の展望はさえませんでしたが、桜がきれいでした。
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この滝は、湯河原の新崎川。去年に続き訪れました。
易しく、短く、美しく、沢登り入門者に好適な沢です。
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さて、こちらはお馴染み太刀岡山左岩稜。
今回も右岩稜~左岩稜と2本継続。
2本続けると15ピッチくらいになり、なかなかに充実した登攀が味わえます。

まだありますが、今日のところはこのへんで。

by uobmm | 2012-04-21 11:05 | ハイキング | Trackback
2012年 04月 19日

角田山

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しばらく日本の山の報告をしていませんでしたが、久しぶりに……。
昨日は新潟県の角田山にいってきました。
佐渡島をのぞめる、日本海に面した低山です。
関越道に近い埼玉県川越集合でバスを使ったので、遠方ですが日帰りで行くことができました。
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角田山の灯台コースは、海抜0mの砂浜から登りはじめます。
角田山にはたくさんのコースがありますが、景色、ロケーションはこの灯台コースが断トツにすぐれています。
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標高400m台の山とは思えないこの景観。
花の名山としてこの時期絶大な人気を誇る山なので、平日にかかわらず登山者はひきも切りません。
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角田山と言えば雪割草(オオミスミソウ)が有名なのですが、事前の情報通り今年は少なかったです。
けれど、それを補ってあまりある、カタクリの大群落。
いや見事でした。私の写真ではその素晴らしさをお伝えすることができません。
これほどのカタクリの大群落(しかも延々と続く)を目にしたことはありませんし、カタクリにかぎらず、これほど花が密度濃く咲いている山もめったにないと思います。
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「自分が百名山を選ぶなら……」とよく考えます。
ちなjみに、今のところ候補に上がっているのは、長野の守屋山や黒斑山、鳳凰三山、伊豆の発端丈山……。
そしてこの角田山は間違いなく入りますね。
雪深い日本海側の山は、それゆえに、春の素晴らしさはひとしおなのだと思います。
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by uobmm | 2012-04-19 10:51 | ハイキング | Trackback
2012年 04月 11日

旅日記⑥~ホテル・エベレストビュー

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ナムチェに着いた翌日は、順応のためホテル・エベレストビューまで往復する。
ナムチェの村から一登りすると、ついにこの素晴らしい景色と対面できる。
まだ順応していないから息が切れるし、ゆっくりしか歩けないが、それでも小一時間の登りで展望のよい丘の上に出る。
エベレストをはじめとする、偉大なる神々の座が目の前に大きく広がる。
世界でも屈指の山岳風景と言っても過言ではないだろう。
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標高3,800mに立つホテル・エベレストビューは、日本人の宮原巍(たかし)氏が1969年に建てたホテルだ。
資源に乏しいネパールに観光産業を育成しようという高い志を抱いた宮原氏は、旅行会社を興し、今日のヒマラヤ・トレッキングの礎を築いた。
ホテル・エベレストビューは本当に素晴らしい場所に建てられている。
エベレストを背景とした庭園のような美しい風景に囲まれている。
今日の行動は半日にも満たない。
ホテルのテラスでゆっくりとお茶を飲み、景色を堪能した。
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by uobmm | 2012-04-11 12:16 | 海外 | Trackback
2012年 04月 09日

旅日記⑤~ナムチェ

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トレッキング2日目、ナムチェに到着。
標高3400mのナムチェは、エベレスト街道で最も栄えた村だ。
毎週土曜日に市が立つことから、ナムチェ・バザールとも呼ばれる。
たくさんの行商人たちが、南はナムチェのはるか下の村々から、そして北は国境を越えたチベットから、それぞれ1週間以上かけて歩いてやってくる。
南の村からは米や野菜、チベットからは岩塩や、中国でつくられた衣類などが運ばれる。

土曜日の市以外にも、ナムチェには多くの店が軒を並べている。
登山道具を扱う店が目立つが、その他にも、日用雑貨やパン屋、本屋、美容院、ネットカフェ等々……。
そしてもちろん何十軒ものロッジ。
私はもう何度も訪れているけれど、それでもナムチェの村の入口に着くと心浮き立つ。

私たちは高度順応のため、このナムチェに4泊する。
多くのトレッカーはナムチェに2泊くらいして次の目的地へと進んでしまうことが多いが、2泊ではまだその高度にしっかり順応しきれない。
4泊すると、4日目くらいに、かなり順応が進んできたことが感じられる。
なんとなれば、標高3400mというのは、私たちが最初に高所の影響を感じはじめる高さでもある。
この高度でじっくりと順応する効果はひじょうに高いと思う。
ナムチェはロッジも快適だし、お店も多いし、インターネットも使えるから、長く滞在しても苦にならない。
個人でカラパタールやゴーキョへトレッキングする方には、この “ナムチェ4泊” をぜひお薦めしたい。
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ナムチェの村の対岸には、コンデ・リ峰が堂々とそびえている。
私は2,000年の秋に山野井妙子さんと2人で、頂上へ突きあげる急峻なリッジを登った。
コンデ・リは裏側から登るのがノーマルルートで、ナムチェ側から登った登山者はほとんどいないはずである。
シェルパも連れず、ベースキャンプもつくらず(ベースキャンプはターメの村)、日本を出て帰るまでわずか19日間のシンプルな登山だった。
私はルクラから一人のポーターを連れてこのナムチェに入り山野井さんと落ちあい、登山が終わるとまたナムチェで別れた。

by uobmm | 2012-04-09 16:54 | 海外 | Trackback
2012年 04月 04日

旅日記④~パクディン

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トレッキング初日の泊まりは、パクディンのロッジ。
エベレスト街道トレッキングの初日は、カトマンズからルクラに飛び、そしてパクディンまで半日歩いて泊まることが多い。
ルクラからゆっくり歩いて3~4時間といったところ。私たちは2時間40分ほどで到着した。
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パクディンでは旧知のシェルパに再会した。
パクディンの宿は私が前にも泊まったことのあるロッジだったのだが、主人は以前コスモトレックで働いていたシェルパである。
その主人と話していて、「P・ギャルツェンはどうしてる?」と、私が親しかったシェルパの名前を口にすると、「ギャルツェンはいまパクディンにいる」という。
「えっ、どこにいるの?」と聞くと、何と向かいのロッジだったので驚いた。

ギャルツェン・シェルパもコスモトレックのコックだったのだが、今はやめて、パクディンでロッジをはじめたそうだ。
ギャルツェンは山野井夫婦のギャチュンカン登山などにも同行しているので、山野井泰史の『垂直の記憶』にも名前が出てくる。
なので、ちょうど『垂直の記憶』を読んでいたマエダも一緒に記念撮影。

ギャルツェンとは10年ぶりくらいの再会だろうか?
10年の歳月がしっかりと顔に刻まれていたけれど(人のことは言えない)、元気で何より。
帰りにも寄ることを約し、別れた。

by uobmm | 2012-04-04 19:31 | 海外 | Trackback
2012年 04月 03日

旅日記③~ルクラ

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カトマンズから小型飛行機に乗って45分。
エベレスト街道起点の村・ルクラに到着する。
飛行場に下りると、谷の向こうに雪をいただいた峻嶮なピークがそびえている。
カトマンズにあった喧騒や絶え間ない車のクラクションの音はここにはない。
気温もぐっと下がり、空気が引き締まっている。
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ルクラの標高は2,800m。
もしこの地域にエベレストがなかったら、そしてエベレスト街道のトレッキングがこれほど人気が出なかったなら、ルクラは100年前とさして変わらない、静かでさびしい寒村のままだったかもしれない。
そんなルクラはネパールでも一番の人気トレッキングコースの起点として、世界中からたくさんのトレッカーや登山者を集めている。
約45年前には飛行場ができ、その飛行場も10年ほど前にとうとう舗装された。
しかしルクラには今でも、どこか静かで、さびれたようなたたずまいが残る。
私はそんなルクラの村が嫌いではない。

ロッジで2時間ばかり昼食休憩をとったのち、私たちはいよいよトレッキングを開始する。
ルクラから眺めるコンデ・リ南峰(ヌプラ)は、24年前に初めて眺めた時と、まったく変わっていない。
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↑ ルクラの飛行場で。1988年2月。山岳部の同期と。

by uobmm | 2012-04-03 11:39 | 海外 | Trackback
2012年 04月 02日

旅日記②~カトマンズ

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はじめてネパールを訪れたのは1988年、大学4年生のときだ。
翌1989年にも再訪した。
いまネパールの首都カトマンズは、街中をおびただしい数の車が騒音と排気ガスをまき散らしながら走っており、おそらくは世界で一番空気の悪い町の一つになってしまっている。
24年前のカトマンズはまだ車も少なく、空気はこれほど汚れてなかった。
カトマンズに車が増えたのは1990年のこの国の民主化以降である。
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少し前までカトマンズの街中には、牛がたくさん歩いていた。
みな“野良牛”であり、よく野良犬と一緒にゴミをあさっているのを見かけたものだ。
ネパール人に多いヒンドゥー教では牛は聖なる動物とされているので、むやみに殺されたりすることはない。
あの頃のカトマンズでは、信じられないかもしれないが、ゾウが歩いているのも何度か見かけたことがある。
ゾウはさすがに“野良”ではなく、人に使役され荷物を運んでいた。トラック代わりというところだったのだろう。

今年訪れたカトマンズで気がついたのは、あのどこででも見かけた“野良牛”たちが、本当に少なくなってしまったということだ。
これほど車が多ければ、のったりと牛が歩けるわけもないのだろう。
もちろん、ゾウを見かけるわけもない。
カトマンズから車がなくなったり、あるいは電気自動車だけになったりしたら、どれほど魅力的な街になることだろう……、とよく考える。まさに桃源郷かおとぎの国さながらではあるまいか。
残念ながら政治の混迷するこの国の、街並みの景観がよい方に変わる兆候は今のところ見られない。
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そしてカトマンズは、それでもなお魅力的な街である。
かつてヒッピーや貧乏旅行者たちが集まり、独特の雰囲気を醸し出していたこの町の個性は、今なお完全には失われていない。
ネパールを訪れるのは6年ぶり、プライベートで行くのは12年ぶりくらいだったが、久しぶりにじっくりとこの国で時間を過ごし、ネパールのよさを再認識した。
街中はマスクなしで歩くのに抵抗を感じるほど空気が汚れているし、とにかく汚いしやかましいのだが、それでもこの町は何だか実にリラックスできる。
私たちの泊まったサンセットビューホテルが静かで雰囲気のよいせいもあるだろうが、それだけでなく、カトマンズの街と人そのものが、きっと旅人をくつろがせてくれる何かを持っているのだろう、と私は思う。
山に行かなくてもよいから、カトマンズの街で1ヶ月くらいゆっくり過ごすのも悪くないな……。
いつかそんな旅もしてみたい、と思う。
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↑ 地元の人しか入らない名もなきタンドリーチキン屋で出されるとてもおいしいカレー。左からチキンカレー、ホウレンソウカレー、マトンカレー。うまかったなあ……。

by uobmm | 2012-04-02 20:21 | 海外 | Trackback