<   2016年 08月 ( 10 )   > この月の画像一覧


2016年 08月 22日

三ツ峠

d0138986_08200464.jpg
8月21日(日)は三ツ峠へ。
本当は土曜日からの2日間だったが、土曜日は雨のため中止。
日帰りでのクライミングとなった。
d0138986_08201270.jpg
三ツ峠を初めて訪れてから30年以上が経つが、この日私は初めて、有名な「大根おろし」ルートをリードした。
そう、このルートは最近までボルトがなかったので、基本的にトップロープで登るルートだったのだ。
最近の山野井泰史のブログでこのルートにボルトが打たれたことを知ったのだが、山野井も書いているように、私も 「大根おろし」にボルトが打たれたと知り、正直一抹のさびしさを覚えた。
私たちの上の世代の方々が、逡巡の末に結局ボルトを打たなかった話などを知っているからだ。
d0138986_08204722.jpg
初めてリードした、そしてかなり久しぶりに登った「大根おろし」は、思ったより難しかった。
こんなに難しかったんだっけ……!?

そして初めてこのルートをリードで登った感想は、と言えば……
とても素晴らしいルート、であった。

d0138986_08203215.jpg

結局最後まで雨に降られることもなく、ブヨもいない三ツ峠で、快適に登ることができた。
幸運な、貴重な晴れ間の1日だった。
昼間ガスの中に隠れていた富士山が、撤収をはじめる頃、姿を見せてくれた。








by uobmm | 2016-08-22 08:22 | クライミング | Trackback
2016年 08月 18日

八幡沢大滝右壁

d0138986_10181273.jpg
8月13日も日本山岳会の仲間と小川山でクライミング。
昨日の烏帽子岩右岩壁&裏烏帽子同様、本日も八幡沢大滝右壁という小川山では比較的マイナーなエリアへ。
ここには「さよなら百恵ちゃんルート」というクラシックなショートマルチなどがある。
「さよなら百恵ちゃん」1ピッチ目、友和ルート、風花ルートなど、どれもなかなか良質のクラックだ。
その後は「さよなら百恵ちゃん」を2ピッチ目まで登り、そこからクロスロードという比較的近年開拓されたルートへとつなげる。
クロスロードの開拓者は、山下G、木村GというJAGUの仲間である。
「さよなら百恵ちゃん」の3ピッチ目は、あまり食指を動かされるピッチではなかったので、クロスロードができたのはありがたい。
クロスロードの最終ピッチ(5.10c)は、一見易しそうだが、とりついてみると「えっ!?」という感じ。
フルパワーで何とか突破した。
d0138986_10180163.jpg
とまれ、お盆の連休で廻り目平は激混みだったが、私たちが2日間登ったエリアはどちらもほぼ貸切り。
快適な気温の中で、自分たちのペースで登ることができ、楽しい時間を過ごすことができた。
小川山、まだまだ登るところはたくさん残っている。


by uobmm | 2016-08-18 10:30 | クライミング | Trackback
2016年 08月 17日

小川山・むささびルート

d0138986_19331815.jpg
8月12〜13日は日本山岳会の仲間と小川山。
マルチに行きたいという希望だったので、私も行ったことのなかった烏帽子岩右岩壁の「むささびルート」へ。
3人パーティーなのでトップを交代しながら登りますが、私の担当は1ピッチ目と3ピッチ目。
1ピッチ目は小さなカムやナッツを使いながら登る5.10bで、とても楽しいピッチでした。
見栄えは4ピッチ目のイタチクラックですが、内容的にはこの1ピッチ目がむささびルートの白眉と感じました。
d0138986_19335308.jpg
むささびルートは3ピッチ目でルート取りを間違えるパーテイーが多いようなのですが、私たちはノーマークの2ピッチ目で間違えてしまいました。
古いボルト沿いにまっすぐ上がるのではなく、左に行かなければいけなかったようです。
リカバリーして3ピッチ目ですが、ここは右手のブッシュテラスを目指すとわかっていれば問題はありませんでした。
d0138986_19333830.jpg
4ピッチ目のきれいなイタチクラックを登り、本当は4ピッチ目終了点のすぐ上の懸垂点から下降するのがよいのですが、せっかくだから頂上へ。
ここは、烏帽子岩左稜線のある岩壁よりもさらに奥まった位置にあります。
頂上からは烏帽子岩左稜線の終了点や登攀中のクライマーが眼下に眺められ、ちょっと新鮮な景観を味わうことができました。
d0138986_19581856.jpg
その後は裏烏帽子でショートルートを登り、廻り目平へと下山しました。

d0138986_10174612.jpg


by uobmm | 2016-08-17 19:55 | クライミング | Trackback
2016年 08月 16日

滝谷ドーム中央稜、ドーム西壁

d0138986_08470992.jpg
滝谷3日目は北穂小屋からも近いドームを登りに行きました。
まずは人気ルートのドーム中央稜。
アプローチが近く、岩は(滝谷にしては)固く、楽しい登攀ができます。
実質4ピッチと短いので、続いて私も初めてのドーム西壁に向かいます。
d0138986_15360016.jpg

ドーム西壁へは、ドーム北壁基部から少し降りたところに懸垂点があるので、ここから20〜25mほどの懸垂で西壁基部へと至ります。
ルートは「NEW WAVE」を選びました。
NEW WAVEは、滝谷でも異質の、ハンガーボルト・プロテクションのフェースルートです。
中間に緩傾斜部をはさんで、実質2ピッチですが、1ピッチ目が40m以上ある5.10。
2ピッチ目が50mロープほぼいっぱいまで伸ばす5.9〜5.10a。
と、なかなかに手応えのある、かつ緊張感にあふれたクライミングが楽しめます。
その内容にひじょうに感銘を受けました。
標高3000mの、滝谷という古典的な岩場に、こんなに素晴らしいフリークライミングができるルートがあったなんて……。
d0138986_09043109.jpg
「今日は北穂小屋でのんびりしますか?」
楽しく充実した登攀を終えて午後3時頃、北穂小屋に戻ると、直後に予想していなかった夕立が降りはじめました。
今回は穂高の女神につくづく微笑んでもらったようです。
最終日はまた、山から下りるのがもったいないような、最高の青空が広がりました。
d0138986_09092551.jpg
<NEW WAVE メモ>
1ピッチ目はハンガーボルトといっても古いアルミハンガーのため信用しない方がよいでしょう。

ギア)カム数個、クイックドロー15本〜。



by uobmm | 2016-08-16 09:12 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 08月 15日

滝谷出合から第4尾根

d0138986_11330015.jpg
8月7日〜10日で穂高、滝谷に行ってきました。
初日は槍平小屋に泊まり、2日目に滝谷出合から第4尾根を登りました。
出合からの滝谷は、雄滝や滑滝などの滝越え、雪渓の通過、長いアルバイト等々、日本の無雪期アルパインルートの中でも、最も労力を要するコースと言ってもよいでしょう。
d0138986_11473101.jpg
下界から隔絶された、この岩の大伽藍の中、登っているのは私たちだけです。
この独特の雰囲気は、日本の数ある岩場の中でも滝谷ならではのものだと思います。

d0138986_11414162.jpg
第4尾根の取付きであるスノーコルにようやくたどり着けば、あとは快適な登攀が待っています。
スノーコルまでで登攀の4分の3、いや5分の4くらいが終わった感じでしょうか。
北穂小屋まで長い1日となりましたが、幸い最後まで極上の天気に恵まれ、この長大なルートを無事完登することができました。
d0138986_11521172.jpg

<メモ>
①雄滝は雌滝との間の尾根から巻く。直登は悪い。
②雪渓は年によって悪い。雪渓からの懸垂が必要になった場合に備え、スクリュー2本程度持参するとよい。
③滑滝は右(左岸)から登る。クライミングシューズがベター。
④C沢入り口付近に雪渓残る場合、いったんD沢に入ってから小さなコルを越えてC沢に入った方がよい場合がある。
⑤C沢に入ってから二俣まで、2本ほど左から支沢あり。二俣と間違えぬこと。
⑥第4尾根取付きの小コルに至る踏み跡は比較的明瞭。ちょうど二俣付近から踏み跡あり。



by uobmm | 2016-08-15 11:52 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2016年 08月 14日

瑞牆クラック地獄エリア

d0138986_11000249.jpg
8月6日、東海大山岳部OBの若い友人Sと一緒に、瑞牆のクラック地獄エリアへ。
前日まであまり天気が安定していなかったようで、樹林の中にあるこのエリアは、大部分が濡れていました。
が、それでも登れるルートを選んで1日遊びました。
「瑞牆に来られただけでもストレス解消になりました」
と、少々仕事に疲れ気味のSが言ってましたが、私もこうして自然の中で岩を登れただけで楽しかったです。
このエリアには、秋になって条件がよくなった頃、また訪れたいと思います。


by uobmm | 2016-08-14 11:07 | クライミング | Trackback
2016年 08月 11日

木曽駒ヶ岳

d0138986_13451213.jpg
8月1〜2日に登った木曽駒ヶ岳。この頃はまだ梅雨が明けておらず、ひじょうに不安定な天候が続いていました。
初日は降り出す前にということで、千畳敷から寄り道もせずに宝剣山荘へ。
小屋に入り1時間もしないうちに激しい雷雨となりました。
d0138986_13493242.jpg
2日目も天気予報は悪く心配していたのですが、幸い朝は雨も上がり、晴れ間がのぞいていました。
d0138986_13513897.jpg

d0138986_13522052.jpg
中央アルプスからは御嶽山が近いです。
写真には撮りませんでしたが、槍穂高ものぞむことができました。
d0138986_13580139.jpg
もう20年に渡りご一緒している方々です。
これからも末長く一緒に山歩きしたいものです。

木曽駒山頂を往復し、千畳敷に下りるまで、結局ほとんど降られずに歩くことができました。
彼女たちとの久しぶりの山行に、山の神様も微笑んでくれたようでした。


d0138986_13543197.jpg




by uobmm | 2016-08-11 14:00 | 中央アルプス | Trackback
2016年 08月 05日

富士山・夕

d0138986_14585411.jpg
7月30日(土)、ミズノスクールの富士山は、5合目出発が午後3時近くと遅くなりました。
八合目の山小屋に着くのも最後の30分はヘッドランプ使用となりましたが、そのおかげで、こんな美しい景色を眺めながら登ることができました。
d0138986_15012708.jpg
夕方の遅い時間に山を歩くことは、安全上むろん積極的にすべきことではありませんが、たまたまそういうシチュエーションになったときというのは、ある意味幸運だと思うのです。
なぜなら、山はその時間が一番美しいと思うからです。

これは以前にもおそらくブログに書いたことがあるのですが、ある程度歳をとってからは、朝方よりも夕方の景色の方が心に響くようになりました。
その寂寥感のようなものが、風景をいっそう美しく見せるのだろうと思います。

d0138986_14555702.jpg



by uobmm | 2016-08-05 15:04 | 富士山 | Trackback
2016年 08月 04日

富士山・朝

d0138986_11024732.jpg
7月最後の週末はミズノスクール(東京)で富士山でした。
2週続けて、いや、その前の週にも個人的に登ったので、3週続けての富士山となります。
今回は吉田口から。
d0138986_11043926.jpg
来る前は2日目の日曜日に雨の予報が出ていたのですが、よい方に予報が外れてくれ、2日間とも絶好の登山日和となりました。
2日目は4時に八合目の小屋を出発し、本八合あたりで御来光を拝みました。

d0138986_11161099.jpg

d0138986_11070676.jpg
7月最終週の週末で天気も良かったため、混んではいましたが、これだけよい条件で登れたのだからありがたいことです。
日本最高所の山の素晴らしい景色、苦しさ、人の多さ……等々、参加者の方々が、それらすべてを楽しんでくれたなら幸いです。

今年は5月から、なんだかんだで6回富士山に登っています。
さて、次はいつ登ろうかなあ……。
d0138986_11114432.jpg


by uobmm | 2016-08-04 11:14 | 富士山 | Trackback
2016年 08月 03日

烏帽子岩左稜線アプローチ

d0138986_09271197.jpg

7月28〜29日で小川山に行ってきました。
29日は久しぶりに烏帽子岩左稜線を登りました。
たまに、烏帽子岩左稜線のアプローチで迷ったという話を聞くので、「最近はわかりにくくなってるのだろうか……?」と、私も久しぶりでしたので、アプローチを実地検分しながら登りました。
結果……。
道はとても明瞭でした(笑)。

ですが、「この辺で間違えるのかなあ……?」というポイントはありました。
大きな目立つケルンがガレ沢(ガレ尾根)の右(左岸)寄りに積まれている場所です。
アプローチで迷った人は、おそらくこのケルンの辺りで、右の樹林に入ってしまうのかもしれません。

正しくは、沢の上部が見通せるあたりまで、もう少しガレ尾根を詰めます。
右の樹林への分岐はケルンもたくさん積まれているし、樹林の入り口にはテープもありますので、間違えることはないと思います。
また、確認はしていませんが、これより沢の上部にはケルンはなくなると思いますので、行き過ぎる心配はまずないでしょう。
要は、「この辺かなあ……」などと勝手に判断して樹林に入るのではなく、明瞭な入り口が現れるまで、ひたすら(といってもたいした時間ではありません)ガレ尾根を上がることす。

私たちの開拓時は、ガレ尾根から樹林に分かれるところに、私が「落ちそうな白い石」と名付けた、大きな目立つ石が平らな石の上に乗っかっていて、よい目印になっていたのですが、これがなくなってしまったのが残念ですね。
この「落ちそうな白い石」というのは、下から見るといかにも不安定に見えるのですが、上に回って見ると実はかなり安定して乗っていて、ちょっとやそっとでは落ちないということがわかるというもので、とてもよい目印だったのです。
でもそれがある時、本当に落ちてしまっていたのですね。東日本大震災よりも前。長野で大きい地震があった時だと思います。
ともあれ、「落ちそうな白い石」はなくなってしまいましたが、烏帽子岩左稜線のアプローチ自体は、私たちの開拓時よりも道は踏まれ、ケルンも増え、慎重に行けば迷うところはないと思いますのでご心配なく。

初めて登られる方は、前半部の核心である4ピッチ目が少し岩があやういので注意して登ってください。このピッチの核心部分はエイリアンの緑と黄色(キャメロットなら0.2と0.3かな)が有効です。
その後2〜3箇所、どっちに行くのか迷うところがあるかもしれませんが、現場判断でなんとかなるはずです。
最終ピッチを抜けると、右側の岩に下降用のスリング巻いてありましたが、これが墜落荷重に耐える岩なのか私にはわかりません。私はこれだけでセカンドをビレイするのは恐いと思いました。ご注意を。

それではどうぞ楽しんでください!


<烏帽子岩左稜線アプローチ>
堰堤の先で沢を渡り、マラ岩&妹岩へのアプローチ道をたどる。マラ岩への道が左に曲がるところで右に曲がり、旧い林道跡に入る。
林道跡を70〜80mほど歩き、ケルンを目印に左の疎林に入る。
(その少し手前には道のど真ん中に細いダケカンバの木が立っている)
その後はケルンに導かれて、石の堆積した小尾根を登っていく。
ガレ沢の上部が見通せるあたりまでガレ尾根を詰め、ケルンとテープを頼りに右の樹林に入る。
樹林に入ってから取り付きまでは目と鼻の先である。

(林道の車止めのチェーンから取り付きまで20〜30分?)






by uobmm | 2016-08-03 09:56 | クライミング | Trackback