山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2008年 05月 05日

富士山

2008年4月29日(火)
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富士宮口から富士山頂を目指す。残雪多く、5合目までの道路が連休前に開通するか心配だったが、27日に開けてくれた。
しかし5合目ではまだ3m近く積雪あるだろうか。通常の登山口のところが垂直の雪壁になっていたので驚いてしまった。
下界は初夏のような陽気だが、富士山は風が強く、寒かった。
雪も固く、5合目の道路でアイゼンをつける。この時期に何度か登っているが、5合目から雪があったのも、5合目からアイゼンをつけたのもはじめてである。この時期、9合目くらいまでアイゼン不要の年もある。
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8合目付近に達すると雪はますます固くなり、緊張を要する登高を強いられた。
4月下旬にしては思ったより厳しく、時間的な見通しも甘く、いくつかの要因が重なり、8合目で引き返すことにした。
参加者の方々には大変申し訳のない、反省の残る登山となってしまった。
雪の富士山は甘くなく、そして魅力的だった。
今回ご一緒した方々と、いずれ再挑戦の機会を持ちたい。
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# by uobmm | 2008-05-05 21:16 | 雪山(その他の山域) | Trackback
2008年 05月 02日

上州武尊山②

2008年4月27日(日)
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3時半に起き、シュラフをたたむと、すぐにテントの外に顔を出して空を見上げた。
星が出ていた。北斗七星も。

昨日とは異なり、尾根上を行く道はルートに迷う心配もなく、登りやすかった。
ついたばかりの明瞭な足跡がある。今朝早く下から登ってきた登山者かと思ったが、しばらくして追いついて話をすると、昨日同じ武尊神社から登ってきて、私たちの少し上にテントを張っていたという。私たちのテントの近くも通ったそうだが、その頃はちょっといい気分になりながら夕食をとっていた頃で、まったく気がつかなかった。

霞がかかり、完全にクリアとは言えなかったが、尾瀬や巻機山、谷川方面の山々が見渡せた。何かやさしげな、それでいて雪をたっぷりとたたえた、八ヶ岳やアルプスとはまた異なる山並みだ。
東京から来たという、単独の若い男性の方と、相前後しながら武尊の山頂に立った。出会った登山者は結局彼一人だけだった。

ひとけのない雪山に自らルートを探し、テントで泊る……。なんだか久しぶりに“登山”をしたような気持ちになった。
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# by uobmm | 2008-05-02 22:09 | 雪山(その他の山域) | Trackback
2008年 04月 28日

上州武尊山①

2008年4月26日(土)
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上州武尊(じょうしゅうほたか)。
この群馬の雄峰は、百名山に名を連ねてはいるものの、近郊の谷川岳や尾瀬というあまりにも有名な山岳に比べ、登山者の数は圧倒的に少ないようだ。

武尊神社から雪の林道を歩きはじめた。トレースも他の登山者の姿もなく、今日が連休初日とは思えないような静かさだった。
林道と分れ、手小屋沢避難小屋へ至る道に入ると、トレースも赤布もない雪の道に、すぐに登山道を見失ってしまった。
みぞれ状の雪が降ったり止んだりしている。地図とコンパスを頼りに沢をつめる。
急な雪壁をがんばって登り、なんとか稜線に辿り着くと、手小屋沢避難小屋の標識にぴったりと出てほっとした。

反対側の浅い谷筋に避難小屋があるはずだがまだ雪の下だ。沢筋のため風も弱く、整地の必要もない平坦地がいくらでもある絶好のキャンプサイトである。
Eさんはテントで寝るのは今日が初めてだという。雪の上で、しかも天気が悪いとなれば、テント泊体験としては中上級者編だろう。もうこれから夏山のテント山行ならば余裕ですね。
ガスカートリッジは十分持ってきた。ゆっくりとくつろごう。
まずは私が担ぎ上げたエビス・ザ・ホップをプシュッと……。

# by uobmm | 2008-04-28 09:00 | 雪山(その他の山域) | Trackback
2008年 04月 24日

小同心クラック

2008年4月23日(水)
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大同心大滝でアイスクライミングをした翌日は小同心クラックへ。
小同心は横岳西壁のほぼ中央、横岳山頂直下にきわだつ岩峰である。

最近の降雪続きでアプローチの大同心稜にはトレースがなく、覚悟していたとはいえラッセルがえらい。幸い同行のYさん親子は若く強いので、何とか体力で押し切る。
昨日に続き天気がよく、大同心の基部近くまで登ると素晴らしい展望が開けた。
今いる八ヶ岳も、南アルプスも北アルプスも、まだ雪がたっぷりと残り、美しい。
しょっちゅう来ている八ヶ岳だが、久しぶりに最高の景色に出会えた気がする。
稜線の険しさ、そして春の陽光と雪のコントラストが、なんだかヨーロッパアルプスにいるかのようだ。

d0138986_13105488.jpg陽の当たらない小同心の壁を抜けてその頭に飛び出すと、とたんに明るい日差しの世界に飛び出した。
美しいスノーリッジをたどり、最後の岩壁を登りきれば、そこが横岳の最高点。
私はいつものように山頂の標識にスリングを巻いて確保の準備をし、後続してくる二人を、その喜びの言葉を待った。








山岳ガイド松原尚之ホームページ

# by uobmm | 2008-04-24 13:17 | 八ヶ岳(積雪期) | Trackback
2008年 04月 23日

大同心大滝

2008年4月22日(火)
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春を通り越し、夏のような日差しが照りつける中、ラッセルにあえぎながら沢をつめていく。
ようやく辿り着いた大同心大滝は、表面が白くやわらかくはなっていたが、まだ何とか登れる状態だった。以前冬に来たときより高さが感じられないのは、幅が広く、氷瀑がたっぷりと肥えているせいだろうか?
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それにしても暖かい。いや、暑い!
ふつうアプローチで汗をかいても、ビレイしたりしていると冷えてくるものだが、まったくそれがない。登るときもビレイ中も私は下着の上にTシャツを着ただけ。もちろんオーバーズボンもはいていない。リードで2本、トップロープで1本登ったが、すべて素手だった。

しかしまあ、こんな時期でも登れるものですね……。
とはいえ、氷瀑の右上に開いた穴から吹き出していた水流が、午後遅くなるにつれ、どんどんと勢いを強めてきた。さすがにもう限界だよなあ……。

季節外れのアイスクライミングも悪くなかった。

# by uobmm | 2008-04-23 17:57 | 八ヶ岳(アイス) | Trackback
2008年 04月 21日

越沢バットレス

2008年4月21日(月)
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奥多摩の緑したたる谷あいに、静かに鎮座する越沢(こいざわ)バットレス。
久しぶりに登る越沢は、新鮮で、そして懐かしかった。
私は越沢に来ると、他の人がおそらく感じないであろうノスタルジックな気持ちを覚える。
なぜならここは私が生まれて初めて岩登りをした場所だからだ。
季節も今日と同じ4月の下旬で、私は大学に入学したばかりだった。

d0138986_2095890.jpgあの時も登った右ルート(すべり台)や、第2スラブを、今日はYさんと一緒に登る。どちらもそれなり難しく、ピンは乏しく、そして高度感がすさまじい。
久しぶりに感じる“岩登り”の緊張感が心地よかった。

奥多摩は春の息吹にあふれ、せせらぎの清らかさも24年前と変わってはいないように思えた。

# by uobmm | 2008-04-21 20:04 | クライミング | Trackback
2008年 04月 16日

広沢寺(こうたくじ)

2008年4月16日(水)
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広沢寺の岩場でクライミング。
雨天続きで岩場は濡れているラインもあったが、まずまず問題なく登ることができた。
暑くもなく寒くもなく、広沢寺は今くらいの季節がちょうどよいのかもしれない。
岩場から眺める対岸の山々は春らしい萌葱色に装っている。

他のクライマーたちからも暖かい励ましをもらい、今日が初めてのクライミングであるEさんは、初心者にはちょっと厳しい右のラインを、何とかがんばって登りきった。

# by uobmm | 2008-04-16 20:39 | クライミング | Trackback
2008年 04月 15日

箱根/神山、駒ヶ岳

2008年4月15日
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d0138986_23431617.jpg箱根の最高峰、神山と駒ヶ岳を歩く。

林の中ではヤマガラがさえずり、暖かな陽だまりの下ではキクザキイチゲが可憐な花を咲かせていた。












山岳ガイド松原尚之ホームページ

# by uobmm | 2008-04-15 23:50 | ハイキング | Trackback