山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

uobmm.exblog.jp
ブログトップ
2017年 02月 25日

白駒池、高見石

d0138986_08371737.jpg
2月20日(月)〜21日(火)で山に行った人は少なかったと思います。
日本海低気圧による”春二番”で、20日が強風&激しい雨だったからです。
そんな2月20日に北八ヶ岳の白駒池に入りました。
白駒池の白駒荘という山小屋が、今冬から本格的に通年営業を開始し、しかも雪上車による送迎があるのです。
d0138986_08375730.jpg
上の写真がその雪上車。
なんでも、南極観測隊でも使われているものとか。
松原湖の奥の八千穂高原スキー場というところから白駒池まで送迎してくれます。
d0138986_08375289.jpg
白駒荘は冬季営業のために改装をほどこし、壁を二重して床暖房やイタリア製のペレットストーブを入れるなど、かなり暖房に力を入れていました。
食事もおいしく、よい山小屋です。
私たち二人だけのために開けてくれて、ふんだんに暖房を入れてくれるのはなんだか申し訳ないような感じでした。
d0138986_08373867.jpg
翌21日(火)も冬型になって寒気が残るので、天気がどこまで回復するか心配でしたが、北八ヶ岳は幸い歩けそうな天気でした。これが南八ヶ岳の稜線付近だと、まだまだ荒れていたことでしょう。
d0138986_08373240.jpg
静かな北八つの森を、スノーシューをはいて、のんびりとスノーハイキング。
誰もいない静かな雪の森。
高見石まで上がると、素晴らしい展望が広がりました。
d0138986_08372378.jpg
つくづく思いますが、雪山は、新雪が降った直後が一番美しい!
昨日の荒天のあとだけに、いっそうその美しさが胸に響きます。
山にはわれわれ二人だけ。
白駒池を見下ろします。
d0138986_08374559.jpg
北八ヶ岳には南八ヶ岳のようなアルペンチックな豪快な風景はないけれど、その代わり滑落や雪崩の心配もほとんどありません。
北八ヶ岳には北八ヶ岳のよさがある。
最近、改めてそれを強く感じています。
d0138986_08370771.jpg


# by uobmm | 2017-02-25 08:56 | 八ヶ岳(積雪期) | Trackback
2017年 02月 24日

赤岳・真教寺尾根

d0138986_18451653.jpg
2月18日(土)〜19日(日)は日本山岳会青年部の合宿で赤岳・真教寺尾根へ。
今冬は月1回の割合で日本山岳会青年部のメンバーと雪山に通っている。今回もその一つ。
d0138986_18444596.jpg
八ヶ岳の東面、真教寺尾根は初めてだった。
一昨年、横岳山頂付近につきあげる杣添尾根を初めて登ったのだが、いつも訪れているや西面とはまったく異なるロケーションに感動を味わった。
そのとき、真教寺尾根もぜひ登ってみたいと思ったのだ。
d0138986_18443812.jpg
真教寺尾根を登るにはテント泊をしなければならない。
東面だから雪も多いし、登山者は少ないだろうからラッセルも覚悟しなければならない。
そして鎖場の続く上部はなかなかに手強そうだ。
d0138986_18443142.jpg
2日目の朝、テントを出る頃は強風が吹き荒れ、これは山頂は厳しいかもしれないと感じながら出発した。
メンバーは8名。ほとんどは私より若く、学生も2名いる。
幸いにもしだいに風はやわらぎ、素晴らしい景色が広がった。
すぐ隣に迫力のある天狗尾根が位置するだけに、真教寺尾根からの展望は最高といってよい。
他に2パーティーくらい入っていたが、私たちが先頭を行くことができ、ラッセルもルート工作も自分たちですることができた。
今回は練習のため、意図的にフィックスロープを張りながら登下降した。
d0138986_18442607.jpg
何度となく登ったことのある赤岳も、こちら側から辿ればまったく別の山のようだ。
そして登頂の喜びも一段と大きい。
真教寺尾根、素晴らしいルートだった。
積雪期の真教寺尾根はバリエーションルートと言ってよいと思うが、八ヶ岳の数あるバリエーションの中でもトップクラスの素晴らしいコースではないだろうか?
d0138986_18441919.jpg
若い仲間との山行は愉快だ。
今回もよい山、よい天気、よい仲間に恵まれて、素敵な山行をすることができた。
来月はいよいよ槍ヶ岳を目指す。
d0138986_18441347.jpg



# by uobmm | 2017-02-24 18:59 | 八ヶ岳(積雪期) | Trackback
2017年 02月 23日

霧ヶ峰

d0138986_15093410.jpg

霧訪山の翌日は霧ヶ峰へ。
2日間とも最高の天気に恵まれ、ありがたいかぎりです。
霧ヶ峰も何度目かになりますが、雪の季節は初めてです。
今回のように天気がよく、穏やかな日に当たれば、冬の霧ヶ峰は言うことないですね。
極上の展望を眺めながら、開放感あふれる尾根道を歩けば、誰しもハッピーな気持ちになれるのではないでしょうか?
d0138986_15092969.jpg


# by uobmm | 2017-02-23 15:35 | ハイキング | Trackback
2017年 02月 23日

霧訪山と小口太郎

d0138986_15091744.jpg
1週間前になってしまいましたが、2月15日〜16日で霧訪山と霧ヶ峰に行ってきました。
霧ヶ峰は知っていても、霧訪山は知らない方も多いと思います。
霧訪山は「きりとうさん」と読みます。
日本の山の名前の中でも、かなりセンスの高いネーミングの一つではないでしょうか。
場所は塩尻、岡谷近郊。
簡単に登れる低山ですが、山頂からの展望が秀逸です。
登るのは3度目か4度目ですが、積雪期に登るのは初めてで、しかもこれまでで一番よい天気に恵まれたように思います。
d0138986_15094721.jpg
お客様のご希望で、下りてから訪ねたのは、小口太郎の像。
ご存知ないでしょうが、あの「琵琶湖周航の歌」の作詞者です。
ちなみに私は、「琵琶湖周航の歌」が大好きです。
d0138986_15095368.jpg
下の写真は小口の像が建つ琵琶湖、ならぬ諏訪湖。
旧制三校(現・京大)出身の小口太郎の像がなぜ諏訪湖を望む地に建てられているかと言えば、彼が諏訪の出身だからです。

この日は下諏訪の温泉旅館に旅装をときました。
初めて泊まる宿でしたが、リーズナブルでありながらサービスの行き届いたお宿で、お客様たちにとても喜んでいただきました。
d0138986_15090522.jpg


# by uobmm | 2017-02-23 15:23 | ハイキング | Trackback
2017年 02月 14日

美濃戸口アイスクライミング

d0138986_22514590.jpg
2月13日(月)は美濃戸口でアイスクライミング。
きれいに晴れ渡った絶好の登山日和。美濃戸口で登るのがちょっともったいない……?
でも、久しぶりに寒さに震えることなく登ることができた、穏やかな1日でした。
d0138986_22480305.jpg


# by uobmm | 2017-02-14 22:50 | 八ヶ岳(アイス) | Trackback
2017年 02月 14日

ホワイトアウト・ナビゲーション

d0138986_12590094.jpg
2月11〜12日の週末は、雪山ステップアップ講習の「ホワイトアウト・ナビゲーション」講習を八ヶ岳で実施しました。
ホワイトアウトした雪山でいかにして正しいルートを歩くか。
地図とコンパスを使って事前準備を行い、12日に八ヶ岳の登山道のないコースで実践しました。
GPSはあくまで補助的な道具として、基本はコンパス、地図、そして高度計が頼りです。
最初の事前講習では地図の基本的な見方もあやしかった参加者の方も、実践の中でどんどん地図・コンパスに慣れていかれたように思います。
木曜日にまとまった降雪があったため、ほぼ全行程でワカンを使用しました。
日曜日、八ヶ岳でこんなにラッセルしたのは私たちくらいかもしれません。
他の登山者が来ることは決してない雪の山の中を時にもがきながら歩き、それでもよい時間にゴールへとたどり着くことができました。
たまにはこんな ”冒険” もよいのではないでしょうか?


# by uobmm | 2017-02-14 13:06 | 八ヶ岳(積雪期) | Trackback
2017年 02月 09日

阿弥陀岳北稜

d0138986_19125174.jpg
2月4日(土)は阿弥陀岳北稜を登りました。
この日は続いていた寒波も弱まり、絶好の登山日和に。
今日登らなくていつ登るの? というそんな天気でした。
d0138986_19130990.jpg
赤岳も、横岳も、この美しさ!
そして土曜日のため、山が静かでした。
d0138986_19131464.jpg
翌日曜日は雪になる予報のため、この日登ることができてよかったです。
諸事情あって、お客様には小淵沢に前泊いただいていたのが幸いしました。
d0138986_19124070.jpg
阿弥陀の山頂は、八ヶ岳で私が最も好きな山頂です。
八ヶ岳で一番展望がよい山頂はここ阿弥陀岳ではないでしょうか?

ゆっくりと景色を堪能したのち、慎重に中岳コル経由で下山。
この日はすいていた行者小屋でのんびりと過ごしました。
d0138986_19130327.jpg


# by uobmm | 2017-02-09 19:22 | 八ヶ岳(積雪期) | Trackback
2017年 02月 07日

日本山岳会学生部の講習

d0138986_09282450.jpg
2月1〜3日は八ヶ岳で日本山岳会学生部の講習に講師として参加しました。
日本山岳会学生部は東京近郊の大学山岳部の集合組織であり、私も学生時代から深く関わってきました。
d0138986_09274289.jpg
おととしまでは2日間のアイスクライミング講習という形で行ってきましたが、昨年からは日程を2泊3日として、そのうちアイスを1日、他の2日で雪山の安全のためのもろもろを学ぶという内容に改めて実施することにしました。
机上での講習もしたかったので、美濃戸口の八ヶ岳山荘泊とし、藤森社長のご厚意で、学生特別料金で昨年同様お世話になりました。
d0138986_09281315.jpg
d0138986_09275509.jpg
d0138986_09274808.jpg
この3日間、八ヶ岳は本当に寒かった!
2日目のアイスクライミングは美濃戸口という標高1500mしかない場所で、しかも風がないのに、むちゃくちゃ寒い!
美濃戸口でアイスクライミングしたことは何度もありますが、間違いなく過去最強の寒さでした。
d0138986_09280097.jpg
最終日はホワイトアウト・ナビゲーションの実習。
冬型が少し緩み、行者小屋に着く頃より雪雲がとれてきましたが、この日も寒さは半端なかったです。
d0138986_09283018.jpg
もう20年近くやらせてもらっている学生部の講習ですが、今年もこうして学生たちと接することができて、とてもうれしいです。
この講習が少しでも彼らの登山の安全に役立てばうれしいです。
彼らと一年でも長く山に入れるよう、私もがんばろうと思います。
d0138986_09391987.jpg


# by uobmm | 2017-02-07 09:43 | 八ヶ岳(積雪期) | Trackback