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山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2023年 10月 09日

廻り目平から金峰山

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10月7日〜9日の3連休は小川山でクライミング予定でしたので、金曜日の昼に廻り目平に入り、1人で金峰山へ。
先月はコロナで半月ほど休み、だいぶ体力が落ちたので、足慣らしです。
コロナ以降、御在所のクライミングには2回行きましたが、こういった山歩きはとても久しぶりな感じがしました。
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金峰山に登るコースはいくつかありますが、一番変化があって面白いのは瑞牆山荘から登るコース。
次によいのが大弛峠からのコース。
そして今回歩いた廻り目平から登るコースは、一番面白みのないコース……。
というのが、何度かこのコースも歩いたことのある私の印象だったのですが、今回久しぶりに歩いてみて、なかなかどうして廻り目平〜金峰山も悪くはないではないか……、と思いました。
頂上までかかった所要時間から考えるに、私がたまに歩きに行く大倉尾根〜塔ノ岳と、だいたい同じくらいの行程かなと思ったのですが、階段の多い大倉尾根に比べ、廻り目平〜金峰山はふかふかの森の中の登山道が続き、はるかに歩きやすいです。
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金峰山小屋に着いて山頂目指して登っていくと、頂上付近で紅葉がはじまっていました。
金峰山から奥に連なる奥秩父の山並みを眺めたら、こんな季節に静かな奥秩父を縦走したらよいだろうな……と、そんな思いがわき起こりました。
やっぱりときどき山歩きしなければいけませんね。
小川山でクライミング前に金峰山をひと登り。これはなかなかよいパターンかもしれません。
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# by uobmm | 2023-10-09 15:12 | 奥秩父 | Trackback
2023年 10月 02日

ふたたび御在所へ

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9月30日(土)〜10月1日(日)でふたたび御在所にやってきました。
土曜日の天気予報は少し前まで悪くて心配されたのですが、幸いよい方に変わってくれ、1日登ることができました。

先週のゴザフェスに引き続き、宿泊は藤内小屋です。
「今日は混んでるからごめんね〜」と、朝ご主人に言われたのですが、実際はそうでもなく、一番風呂に入れていただき、とても快適で楽しい夜を過ごさせていただきました。

ところが、翌朝早くに起きると雨が降っています。
予報では昨晩降って、朝にはあがるはずだったのですが……。
雨がやむことを信じて7時まで小屋で待ちましたが、結局やんでくれず、スマホで予報を見ると悪く変わっていました。
御在所に来て、朝起きて登れずに帰るのは初めてでしたが、残念ながら仕方ありません。
大好きな藤内小屋をあとにして、早い時間に下山しました。



# by uobmm | 2023-10-02 15:42 | クライミング | Trackback
2023年 09月 28日

ゴザフェスに参加

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9月23日(土)〜24日(日)は仕事が中止になったため、御在所を訪れ「ゴザフェス」に参加した。
ゴザフェス(御在所フェスティバル)は、東海学生山岳連盟が主催してすでに10年以上続いている、クライミング交流会だ。
今年は日本山岳会東海支部が主催者となり、学生たちとともに、日本山岳会の各支部から参加者が集まった。
また、カナダ在住の谷剛士、山田利行(ともに日本山岳会会員)の2人がゲスト講師として参加し、豪華な布陣となった。
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2日目は前尾根、中尾根、一般登山道組と分かれて登り、御在所岳山頂で集合となった。
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実は今月はコロナを発症し、しばらく休んでいた。
コロナになるのは初めてだったが、高熱2日間のあと、1週間くらいダルさが続いた。
2週間近くたつのにいまだ完調には至らず、思っていた以上にコロナ侮れないな、という感じであった。
そんなわけで山を歩くのはおよそ2週間ぶりで、明らかにまだ体調は不完全だったが、アプローチ1〜2時間の御在所は、重すぎず、さりとて軽すぎず、リハビリにはちょうどよかった、と思う。

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私は、谷剛士や広島支部のメンバーと月曜日まで残り、月曜日は短時間、砦岩で登った。
砦岩は見に行ったことだけあったが、登るのは初めて。
藤内小屋から近いし、ルートも楽しく、よい岩場であった。
谷とも久しぶりにゆっくり話ができたし、コロナ発症以降初めての遠出を、楽しく、有意義に過ごすことができた。
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# by uobmm | 2023-09-28 17:00 | その他 | Trackback
2023年 09月 22日

黒部源流部の山々

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赤木沢を登るために久しぶりにこの山域を訪れました。
折立から太郎平へ向かう登山道を登るのは初めてではないのですが、景色の素晴らしさに最初から感動してしまいます。
「こんなにきれいなところだったんだ……」
今さらながら、気がつくわけです。
どうして、以前登ったとき(もう15年以上は前と思います)は、自分の琴線に触れなかったのだろう……? と、
山ではそういうことはままあることとはいえ、不思議な思いがします。
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赤木沢を登り終え、稜線を北ノ俣岳経由で太郎平へ戻ったわけですが、この稜線も本当に美しい道でした。
北ノ俣岳など名峰と言ってもよいのではないかと思います。
ガイドの仕事をしていても、これまで訪れる機会の少なかった(全部で3回くらい)黒部周辺の山々の素晴らしさに、実に遅ればせながら今回気づかされた感じです。
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私はこれまで実は雲ノ平にさして感動したおぼえがありません。
大学1年生の夏に初めて訪れたとき、そんなたいしたことないな……と思ったし、その後40代くらいになって、お客さんを連れて歩いたときも変わらぬ印象でした。
雲ノ平というのは、名前がロマンチックだし、期待を抱かされる分、感動しづらい、という面はあるかもしれません。

ただ、そんな雲ノ平ですが、もう一度歩いたら、あるいは今度はその景色に感動できるのかもしれません。
今回久しぶりに黒部源流部の山々に触れて、その景色に心打たれたことで、そう思うことができました。
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# by uobmm | 2023-09-22 11:49 | 北アルプス(一般登山) | Trackback
2023年 09月 14日

黒部の美渓・赤木沢へ

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だいぶ日にちがたってしまいましたが、9月1日〜3日で黒部川源流部、赤木沢の沢登りに行ってきました。
赤木沢は黒部源流の支流の一つで、日本を代表する美渓として古くから多くの登山者に親しまれています。
沢登り自体は半日程度の行程ですが、黒部川源流部というその僻地性もあり、私たちのようなゆっくり行程ですと、山小屋2泊で3日間(プラス富山に前泊)という贅沢な山旅となります。
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赤木沢は初級の沢ですが、薬師沢小屋から入渓して赤木沢出合までの黒部本流が核心とはよく言われることです。
沢の渡渉の怖さや難しさは、岩壁でのそれとはまたぜんぜん異なります。
今回は予想したとはいえ、例年にないほど水量が少なく、苦労することなく赤木沢出合に到達できたのは、ありがたいことでした。
赤木沢に入ってからは、明るい渓相が続き、美しい滝の落下する様に感嘆の声を上げることしばしばでした。
多くのイワナも目にすることができました。
沢はもちろん天気に左右されるし、天気だけでなく水量も考慮しなければなりません。
これまで何度となく計画しては流れてきた赤木沢を、ようやくご案内できてうれしかったです。

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# by uobmm | 2023-09-14 18:19 | 沢登り | Trackback