今日は私が山に携行している小道具のご紹介。
ナイフ、コンパスなどを私はこんなふうに小さいカラビナでまとめて、ザックの雨ぶたに入れてます。
ナイフ、コンパス、日焼け止めリップクリームくらいまではわかるとして、歯ブラシやボールペンも一緒にまとめている人は珍しいのではないかと思います。
なんでそうしているかと言えば、歯ブラシとボールペンは一度ならず、持っていくのを忘れたことがあったからです。
これはむろん私固有の現象であって、ふつうの人は歯ブラシやボールペンを忘れたりはしないでしょうね。
うち(法政)の学生などは今でもやっているのですが、コンパスやナイフ、ライターなどを3㎜くらいのスリング(ひも)にまとめて、首からぶら下げている登山者も時々います。
私も学生時代の初期はやっていましたが、これはあまりお勧めできません。
首にひもをかけるのはクライミングの時など危険があります。
そしてそもそも、ナイフやコンパスって、そうしょちゅう使わなければならない道具ではないので、わざわざ首にかけておく必要がないからです。
それでも首にかけたいという人は、写真のようなゴム紐を使うとよいでしょう。ゴムひもは強度がないので、万一首つりになったとしても安全です。
山岳スキーや、ひんぱんにコンパスを見る必要があるような登山の時は、私もこのゴム紐つきコンパスを携行しています。
次にご紹介するのが、私のかねてよりの自慢の一品。
そう、ひも付き耳栓です。
ひものついてないバラの耳栓って、朝になると一個くらい耳からはずれていて、探すの大変だったりするんですよね。
それで、ひもがついてたらいいのになって思ってたのですが、あるとき、と言ってももうずいぶん前ですが、東急ハンズで見つけました♪
最近では、荷物の軽量化をかなり意識した山行でも、耳栓は持って行ってます。
やっぱり、イビキ抑止効果にはそうとうなものがありますからね。
耳栓をしててもでかいイビキは聞こえてくるのですが、それでもうるさくて眠れないってことはほとんどないですよ。
ところで、いびきの人は山小屋の受付時に申告してもらって、イビキ部屋に隔離すればいいのに、と思うのは私だけでしょうか??
世の中には喫煙ルームなんてものもあるわけですからね。
そう、私はプロガイドなのでもちろんイビキはかきません。
ガイド協会では確か30デシベル以上の音量でイビキをかく人にはガイド資格を与えないと定めていたはずです。
(冗談ですよ)
もっとも、私はイビキはかかないのですが、たまに寝ているとき叫ぶ、という報告が複数のお客さまからなされていますので、私の方が先に山小屋で隔離されるかもしれませんが……。