
27~28日は、先日も登った八ヶ岳の広河原沢左俣と、私も久しぶりに訪れる広河原沢右俣へアイスクライミング。
天気に恵まれ、寒さもやわらぎ、絶好の条件で今年最後の仕事を終えることができた。

広河原沢右俣は、クリスマスルンゼ大滝(上の写真)が一番の目玉で、これを登りに来る人が多い。2ピッチで登る立派な氷瀑だ。
今回は、その手前の支流にある「武藤返しの滝」(写真なし)を先に登った。
私も初めて登ったのだが、ボリュームのある素晴らしい氷瀑で、クリスマスルンゼを登りに行くなら、ぜひ「武藤返しの滝」も訪れるべきである。

「武藤返しの滝」、クリスマスルンゼ大滝を登った後はクリスマスルンゼ対岸のポストクリスマスルンゼへ。
出合からは見えないが、ここにも10mほどの立った氷瀑(上の写真)がある。
これもよい氷瀑だったが、氷が薄く、リードはちょっと怖かった。もう少し厚みが出ればよいと思う。
広河原沢右俣は、クリスマスルンゼだけでなく、上記の2つの氷瀑を併せて「3部作」として登ると、なかなか充実する。
ただ、ラッセルがあると、クリスマスルンゼまで行くだけでも大変なので、支流の氷瀑まで訪れる気にはなれないかもしれない。
今回はばっちりトレースがついていたため、右俣のよい氷瀑をじっくりと味わうことができた。