3月7~8日の週末は、日本山岳会雪山入門教室で南八ヶ岳の権現岳へ。
本年度雪山入門教室の3回目は雪山テント泊で、天女山入口から三ツ頭を経由するコース。
初日は1,800mの平坦な尾根上で早々と幕営。
経験のない人には雪山テント泊というと大変なイメージがあるかもしれないが、風のない日に、緩やかな尾根の上で幕営するのは楽しいものだ。まして十分な酒があるならば。
権現の山頂を目指した日曜日も、予報に反して、最後まで天気は回復しなかった。
けれども、風はないし、暖かいし、降雪もたいしたことないしで、登るには悪くない条件だった。
権現岳は青年小屋の方からギボシを経由するコースは少し険しいが、三ツ頭からのコースは険しいところがほとんどない。
天女山からの権現岳といい、先週登った横岳杣添尾根といい、テント泊ができるなら、あるいは少し長く歩くことをいとわないならば、難易度の高くないよいコースが、八ヶ岳にはまだまだたくさんある。
小屋泊りの登山ももちろんよいのだけれど、テント泊をすることで、より深い雪山登山の楽しみが味わえるということも、また確かなことであるだろう。
展望が味わえなかった代わりに、一頭のカモシカが、下って来る私たちを出迎えてくれた。
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