富士山から下山後はそのまま帰宅せずに剱岳へ4日間。
時差ボケも”強制終了”させられた感じ。
剱岳は、9月からヒマラヤに出かける日本山岳会学生部のメンバーたちの合宿への参加です。
剣沢ベースでフィックス工作、クレバスレスキューなどを練習したあとは、1ビバーグで北方稜線へ。
大学の異なる6名の学生たちは、ほとんどがみな馴染みのある連中。
登山者としては未熟なところも多いですが、何かに真剣に取り組む若者たちと接するのはよいものです。
彼らの登山から少しでもリスクを減らせるよう、行動中もテントの中でも、自分の蓄えてきたさまざまな知識や経験をできるだけ伝えるように心がけました。
三ノ窓ビバーグの翌日は夜中から天気が崩れ、剱岳山頂はあきらめて長次郎右俣を下りましたが、4日間、充実したよい山行をさせてもらいました。
学生たちよ、元気で行ってこい。そして無事に帰ってこいよ!