山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2018年 09月 25日

念願の北鎌尾根

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ようやく北鎌尾根を登ることができました。
9月21日(金)、予定通り出発。終盤はかなり激しく雨の降る中を槍沢ロッジ入り。
翌22日(土)、天気が回復してくるのを待ち、午前10時まで槍沢ロッジでねばってから出発。
あと心配なのは天上沢の増水です。
槍沢を歩き、水俣乗越を越えて急坂を下りきるあたりまでは「大丈夫そうだなあ」と思っていたのですが、ふだんはほとんど水の流れのない緩やかな河原まで来てから、これまでになく増水した沢に苦労させられました。
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上の写真は天上沢から見上げる槍ヶ岳と北鎌尾根です。
激しい藪漕ぎをして沢を迂回したり、裸足になって渡渉したりしながら、ようやく北鎌沢出合に到着。
いつもより一時間近くよけいに時間がかかりましたが、渡渉が1回ですんだのは、われながらまずまずのルートファインディングではなかったかと思います。
北鎌のコルまで上がりたいのでと、早々と槍沢ロッジを発った知り合いのガイドパーティーはありましたが、彼らを別にすれば、私たちが北鎌沢出合に一番乗りのようでした。
そして、それから次々に後続がやってきました。
私たちだけは北鎌沢対岸(天上沢右岸)にツェルトを張ったので、他のパーティーとは離れ、静かに過ごすことができました。
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23日(日)、いよいよ北鎌尾根に向かって登りはじめます。
予想通り天上沢の水も一晩でだいぶ減り、靴を脱がずともなんとか北鎌沢側に渡ることができました。
それでも北鎌沢の登りはまだまだ水が多いためいつもより大変で、時間もよけいにかかりました。
北鎌のコルに上がって、やっと水の心配から解放されます。
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北鎌尾根に出てからは順調に歩くことができました。
秋晴れの山はこのうえなく美しく、天気の心配もありません。
こんな日に北鎌尾根を歩いていただくことができてうれしいかぎりです。
Oさんは初めての北鎌尾根ですが、Gさんはなんと4年越しの北鎌尾根チャレンジです。
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直登ルートで独標の上に出ると、ついにこの槍ヶ岳の威容がどーんと目の前に現れます。
北鎌尾根のハイライトの一つでしょう。
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午後3時、念願の槍ヶ岳登頂。
無事に北鎌尾根を歩いていただくことができました。
この日は殺生ヒュッテまで下りることも考えましたが、穂先からの下降の渋滞もあり、おとなしく槍ヶ岳山荘泊としました。
むろんおいしい生ビールで乾杯したことは言うまでもありません。
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24日、月曜日もまだ好天が続いていました。
山はもうすっかり秋です。
下りてしまうのがなんだかもったいないような、素晴らしい秋の空が、槍沢の上に大きく広がっていました。
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by uobmm | 2018-09-25 11:01 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
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