5月19日(日)、またまた緑に染まる妙義山塊、相馬岳北稜を登ってきました。
今回は今年度の「目指せ! 北鎌尾根」のプレ登山の一環です。
メジャーな表妙義縦走路などとまったく異なり、相馬岳北稜には鎖や道標などの人工物はほとんどありません。
テープも必要最低限ついているだけといった感じで、そんなプリミティブさが、このルートの最大の魅力でしょうか。
登行中、”巻き”か”直登”か、判断に迷うところが繰り返し出てきます。
槍ヶ岳・北鎌尾根もまた同じように、巻くか稜線通しに行くかの判断を強いられる箇所が何度も出現します。
そういう意味でもこのルートは、北鎌尾根の予行演習にとても好適なルートではないかと思えます。
この日は曇っていたためこの時期の妙義にしては涼しく、快適に歩くことができました。
週末でもこのルートはめったに人に会うことがありません。
日曜日とは思えぬ静かな山の中で、緑濃い山の空気を存分に吸うことができました。
追記:
相馬岳北稜はクライミングやロープを使う登山の経験に長けた人でも、ロープによる確保がなければ登るのが危険なピッチを含むコースです。