2008年6月1日(日)
前日までの雨はすっかりあがり、朝から清々しい青空が広がった。空はいつになく澄み渡り、昨日までの雨が新緑にいっそうの瑞々しさをもたらしていた。
そんな麗しい日曜日だが、バリエーションルートである赤岩尾根を登っているのは、名古屋から来た知りあいのガイドパーティーと私たちだけだった。
適度な難しさが続く赤岩尾根は、岩山である両神山を味わうには格好のコースだろう。表妙義の縦走などと比べれば派手さはないが、その分はるかに山深い。
周囲は、見渡すかぎり緑の山並みがどこまでも続く。緑、緑、緑……。緑の山並み。
山にどっぷりと浸りながら、展望のよい岩尾根を歩くのはとても楽しい。新緑とミツバツツジが美しい季節となればなおさらである。
八丁峠に出て赤岩尾根は終わりだが、それからまた気を引きしめ直して八丁尾根をたどる。
赤岩尾根とは一転して、多くの登山者と行き交うようになった。
両神山は何度来てもよい山だなあと思う。
多くのコースがあるうちの、まだいくつかしか私も歩いていない。じっくりと、“山域研究”してみたい山の一つである。
↑赤岩尾根から眺める大ナゲシ
<お知らせ>
7月26~27日、小川山でマルチピッチを中心としたクライミングを行ないます。初心者からOKです。詳細は
ホームページにアップいたします。