山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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カテゴリ:南ア(積雪期)( 18 )


2019年 02月 22日

黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳

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2月9日(土)〜11日(月)の3連休は甲斐駒・黒戸尾根を登りました。
9日は関東地方に大雪の予報が出ていて心配されましたが、黒戸尾根では結局1〜2センチ積もった程度で、東京もたいして降らなかったようですね。
10日はまだ少し風が強かったものの、よい天気に恵まれ、無事に甲斐駒の山頂を往復することができました。
泊まりはもちろん七丈小屋です。
今回は山頂を往復してからもう一泊七丈小屋に泊まったため、とてものんびりと小屋での生活を満喫することができました。
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by uobmm | 2019-02-22 10:42 | 南ア(積雪期) | Trackback
2019年 01月 04日

仙丈ヶ岳

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あけましておめでとうございます。
元旦から短いながらも平和なお正月を過ごしました。
今年もよろしくお願いいたします。
年末は28日〜31日で甲斐駒、仙丈ヶ岳でした。
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が、今年の年末は寒波襲来でしたね。
29日はおそらく寒波のピークで、私たちは北沢峠こもれび山荘から甲斐駒を目指しましたが、早々と仙水峠で退却を決めました。
雪は降っていませんでしたが、風と寒気が強く、歩く気持ちになれない厳しい天候でした。
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翌30日は少し寒気も緩み、青空が広がりました。
このブログに載せている写真はすべて30日に撮ったものです。
予定通り仙丈ヶ岳を目指して出発しました。
予想していたよりもよく晴れて、北沢峠からの登りでは美しい雪景色を拝むことができました。
大滝の頭くらいまではほとんど無風と言ってよかったのですが、小仙丈ヶ岳の手前で、急激に風が強くなりました。
しばらくしゃがみこんで強風をやりすごし、なんとか小仙丈ヶ岳の山頂へ。
ここまで登ると仙丈ヶ岳をのぞむことができます。
この日はがんばって山頂まで行く人も見られましたが、私たちは無理せず小仙丈ヶ岳で引き返すことにします。
どちらかといえば小仙丈ヶ岳で引き返す人の方が多かったかもしれません。そんな天気でした。
ともあれ、雪の仙丈ヶ岳の美しい景色を眺めていただくことができ、その雰囲気を少しでも体感していただくことができてよかったです。
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3泊お世話になったのは北沢峠のこもれび山荘。
宿泊者が快適に過ごせるよう、さまざまなところに気持ちを配ったとてもよい小屋だと思います。
厳しい寒さの中の山行でしたが、おかげで楽しく過ごさせてもらいました。
またゆっくりと”こもれびライフ”を味わいにいきたいものです。
2018年の山行はこれにて無事終了とあいなりました。
2019年も引き続き事故のなきよう、気持ちを引き締め直してのぞみたいと思います。
みなさま、本年もよろしくお願いいたします。

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by uobmm | 2019-01-04 17:20 | 南ア(積雪期) | Trackback
2018年 12月 24日

黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳

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クリスマス連休の12月22日〜23日で甲斐駒・黒戸尾根に行ってきました。
もともと塩見岳に行く予定でしたが、黒戸尾根の方が天気がよさそうということで直前に行き先を変更しました。
今回運がよいことに、宿泊の七丈小屋では、22日(と23日)夜に猪熊気象予報士の簡単お天気講座が組まれていました。
天気の予測が難しかったこの週末、猪熊気象予報士から直接お天気のレクチャーを受けることができて有意義でした。
同じ南アルプスでも塩見岳と甲斐駒・黒戸尾根では天気がぜんぜん異なるとのこと。
黒戸尾根に変えたのは「大正解です」と言ってもらえました。
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22日の入山日もたいした雨にあわずに七丈小屋に上がることができ、23日も山が荒れる前に登頂することができました。
思ったよりも静かな黒戸尾根上部で、冬毛をまとった4羽のライチョウが私たちを迎えてくれました。
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おまけ。クリスマスバージョンの猪熊気象予報士 ↓
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by uobmm | 2018-12-24 13:27 | 南ア(積雪期) | Trackback
2018年 01月 03日

鳳凰三山

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あけましておめでとうございます。
2017年最後の山行は12月29日〜31日で、南アルプスの鳳凰三山に行ってきました。
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山頂を往復する30日、朝方まで風が強かったのですが、出発する頃には弱まってきました。
予想通り雪は少なく、年末年始に何度も鳳凰三山に登っていますが、これまでで一番少なかったです。
風が強かったりすれば観音岳くらいで帰ってくることも少なくありませんが、今回は久しぶりに地蔵岳まで行くことができました。
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今回の参加者は4名。
南御室小屋に泊まりましたが、私と1名のお客様はテント泊しました。
小屋泊まりの方から見れば、「寒そう」と思われるかもしれませんが、テントも意外に暖かいものです。
シュラフも暖かめの方を持っていったので、2泊とも寒くなく眠ることができました。

2017年内最後の山行も無事終了。
ご一緒いただいた方々、本当にありがとうございました。2018年もよろしくお願いいたします。
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by uobmm | 2018-01-03 11:09 | 南ア(積雪期) | Trackback
2017年 01月 09日

地蔵尾根から仙丈ヶ岳

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1月7日(土)〜8日(日)は、日本山岳会青年部の合宿で地蔵尾根から仙丈ヶ岳を目指した。
8日が南岸低気圧の接近で雪となりそうなため迷ったのだが、8日午前中くらいまでは天気がもちそうと判断し、予定通り行くことにした。
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地蔵尾根は長大なコースだ。
長く、静かで、南アルプスらしさを存分に味わえる素晴らしいルートだと感じた。
入山した7日は最高の天気。
中央アルプスの展望が素晴らしい!
明日早い時間に登頂して下山するために、この日はできるだけテントを上げる。
幕営予定していた2,400mの展望ピークを越え、さらに2,422mの手前の平坦地まで伸ばしてテントを張った。
森林限界から下の幕営適地としてはほぼここが最終地点と言ってよく、よい場所に泊まることができたと思う。
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  ↑ 2,400m展望ピークにて
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今回のメンバーは私含め8名。
半分の4名は20代前半(学生が3名)というほぼほぼ若いチームで、こういう連中と山に行ってもらえるおじさん (おばさん)は幸せである。
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8日は午前4時45分に出発。
まだ星が見えていた。
低気圧接近前だから、昨日同様風もなく暖かい。
森林限界となる2,736mまで1本で到着。
無雪期ならともかく、雪山でこんな高い場所をヘッドランプで歩くのは珍しい。
少し雲は降りてきているが、薄闇の中で眺める周囲の景色は本当に素晴らしい。
何人かが歓声、奇声を発しながら登っていく。
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午前7時7分、なんとも早い時間の登頂となった。
でも今日のうちに下山するには、よい時間だろう。
山頂は私たちの貸切であった。
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私たちが2,736mまで下りたところで、昨日登山口で会った後続パーティーと行きあった。
8時40分に幕営地に戻り、撤収して下山開始。
途中で雪が降り出したが、午後2時40分、無事下山。
下山した頃より本格的な降雪となった。
雪がばんばんと降りしきる中央道を帰路につきながら、ぎりぎりのタイミングで登頂、帰京できる喜びを仲間たちと味わった。
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by uobmm | 2017-01-09 10:37 | 南ア(積雪期) | Trackback
2016年 03月 24日

仙丈ヶ岳

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3月19〜21日の3連休は日本山岳会ユースの合宿で南アルプスの仙丈ヶ岳へ。
広島支部のメンバーも加わり、にぎやかな山行となりました。
入山する土曜日は午前10時くらいまで雨でしたが、うまいこと歩き出す時間にあがってくれました。
入山は戸台から。
幕営は北沢峠。
この時期は山小屋は営業していないので、テント泊となります。
私も年末の仙丈ヶ岳は何度か登っていますが、3月は初めてでした。
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御多分に洩れず、南アルプスも雪は少ないのですが、それでも仙丈ヶ岳はこの白さ!
この真白き、美しい山容こそ、雪の仙丈の何よりもの魅力でしょう。
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入山日が雨予報のため、入山前は雪崩の心配などもしましたが、天気も雪の状態も予想以上によく、絶好の条件のもとで登ることができました。
春の山は、天候と雪の状態をしっかり見極めること、これがとても重要です。
楽しい山のすぐうしろには、危険な山が待っています。
今回一緒に行った若い仲間たちにも、それを忘れずに、安全な登山を続けていってほしいと願っています。

by uobmm | 2016-03-24 22:29 | 南ア(積雪期) | Trackback
2016年 01月 11日

鳳凰三山

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正月三が日の鳳凰三山。
遅ればせの報告で申し訳ありません。
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入山日の元日は風も弱く穏やかな日本晴れでしたが、2日、3日は晴れてはいるものの、けっこうな風が吹いていました。
それでも観音岳まで往復し、日本の山でも最高級の部類に属する鳳凰三山からの大展望を楽しんでいただくことができました。
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元日から山に行く人……というのは、それほど多くはないのかもしれません。
私もここ数年、元日はお休みしていて、元日からの登山は久しぶりでした。
お正月気分を味わうという意味では、家にいた方がよいかもしれません。
でも、元日からこうして山に浸ったことは、一年のはじまりとして、決して悪いものではなかったと思います。
一年の最初によい山行ができて、今年もきっとよい年になることでしょう。
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⭐️ホームページに2016年1月以降の募集企画をアップしております。随時募集企画も追加しておりますので、どうぞご覧ください。

by uobmm | 2016-01-11 10:25 | 南ア(積雪期) | Trackback
2015年 12月 30日

年末は甲斐駒、仙丈

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12月27〜29日で甲斐駒、仙丈ヶ岳に行ってきました。
北沢峠のこもれび山荘泊まりです。
年末寒波の到来で、出発前はお天気を心配させられました。
行き先変更などいろいろ考えましたが、結果的には日程を1日短縮し、出発を1日ずらしただけで、予定通り甲斐駒、仙丈ヶ岳に行くことにしました。3日目は仙丈に登ってからそのまま下山する計画です。
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28日の甲斐駒は予想外に穏やかな天気となりました。
駒津峰まで登りつめても風は弱く、結局甲斐駒山頂まで目出帽も使いませんでした。
雪は少ないですが、頂上への巻道コースはアイゼンがよくきいて歩きやすく、気持ちよく頂へとたどりつきました。
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翌日はヘッドランプで朝5時前に北沢峠を出発。
雲が多く、風もあり、かすかに雪も舞っています。
「しまった……。昨日仙丈にしておくべきだったか……」
と、ちょっと心配しながら登って行きました。
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幸い、明るくなる頃にはじょじょに青空が見えてきて、小仙丈岳に着くと、歩けないほどの風ではありませんでした。
ゴーグルや目出帽、ダウンジャケットなど、防寒、防風対策をしっかり整え、念のためお客さまとロープをつなぎ、風の強い稜線を仙丈ヶ岳山頂に向かいました。
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昨日とは打って変わって、寒く、風が強かったですが、それゆえか、風景は一層ドラマチックに眺められました。
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真冬に(比較的容易に)立つことのできる3,000m峰はなかなかない。
と、こもれび山荘で一緒だった青年が言ってましたが、なるほど確かにそうかもしれません。
このところ3年ほど年末は仙丈ヶ岳に来ていますが、ますます雪の仙丈ヶ岳が好きになってきました。
こもれび山荘も居心地のよい小屋だし、また遠からずここに帰ってくることでしょう。
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ともあれ、今年最後の山行も無事に終了いたしました。
今年一年の間、ご一緒していただいた皆様、本当にありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
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⭐️ホームページに2016年1月以降の募集企画をアップしております。随時募集企画も追加しておりますので、どうぞご覧ください。

by uobmm | 2015-12-30 10:42 | 南ア(積雪期) | Trackback
2015年 01月 07日

鳳凰三山

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年始最初の山はICI石井スポーツの教室で南アルプスの鳳凰三山へ。
鳳凰三山は好きな山の一つで、積雪期にも行く機会が多い。
冬季は年末年始の短い期間だけ南御室小屋(と薬師岳小屋)が営業しているので、小屋泊りで冬の鳳凰三山に登りたい方は、この時期を選ぶことになる。
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山頂を目指した1月3日は、天気こそ快晴だがものすごい強風で、砂払いの頭から先ではまともに歩けないほどだった。引き返すことさえ頭をよぎったが、薬師岳小屋はすぐなのでとりあえずそこまでがんばる。
薬師岳小屋で小一時間休ませてもらい、薬師岳までのつもりで上がってみると、わずかな時間のあいだに風がだいぶ弱まっていた。これなら観音岳まで行ける……。
結局、鳳凰三山最高点の観音岳まで行くことができ、絶景を堪能することができた。
他に稜線を歩いていたのは1パーティーくらいだった。
今回もまた、山が微笑んでくれた。

by uobmm | 2015-01-07 13:14 | 南ア(積雪期) | Trackback
2015年 01月 01日

謹賀新年/仙丈ケ岳

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年末最後の山行は南アルプスの仙丈岳へ。
28日のドピーカンをつかまえることができ、すばらしい仙丈の眺めを堪能できました。
仙丈岳が日本でも最上級の展望峰であることを改めて知りました。
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甲斐駒と仙丈を比べると甲斐駒の方が険しくて難しいイメージがありますが、積雪期はむしろ仙丈の方がレベルは高いのではないかと思います。
その理由の一つは甲斐駒より風が強いこと。
冬型が決まった日の仙丈は本当に風が強いです。
数年前の年末にお客さまと登っていて、晴天だったのですが、強風のため小仙丈の手前から引き返したことがあります。
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理由の二つ目は、悪天候、ホワイトアウト時に、仙丈の下降はルートファインディングがとても難しくなるからです。
甲斐駒の方が比較的そういうことはありません。
冬の仙丈を悪天候時に下る可能性のある人は、いや、単に冬の仙丈を目指す登山者は、だから、下降時にホワイトアウトになっても下れるよう、十分な事前準備をしておく必要があるのです。
私も、地図にかなり細かくコンパスの角度を入れています。どこからどこまでは何度、どこからどこまでは何度……というように。
その上でもちろん、GPS(アイフォン)で現在地を把握できる用意もしています。
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年末の仙丈、本当に素晴らしかった。
これから年末の募集企画は仙丈を恒例にしようかと思うほどです。
そう、北沢峠のこもれび山荘(旧・長衛荘)もとてもいい山小屋でした。特記しておきます。

みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

山岳ガイド松原尚之のホームページはこちらです

by uobmm | 2015-01-01 11:41 | 南ア(積雪期) | Trackback