山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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カテゴリ:クライミング( 251 )


2018年 10月 11日

野猿返し

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3日間のクライミング最終日の10月8日は野猿返しを登りました。
ご存知、私と篠原ガイドで発掘した東俣沢にある岩稜系マルチです。
クライミングとしては易しいのですが、クライミング初級者にも登ることのできる、なかなか得難いルートだと思います。
そして何よりこの展望は魅力です。
こういうルートをまた見つけられたらいいなあと思います。
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by uobmm | 2018-10-11 20:50 | クライミング | Trackback
2018年 10月 11日

錦秋の小川山

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10月7日(日)は台風25号が日本海を通過しましたが、小川山は朝から素晴らしい天気となりました。
この日はもう1名ご参加いただき、お二人のお客様と小川山で入門マルチピッチ「春の戻り雪」などを登りました。
小川山の紅葉はこれからというところですが、それでも日ごとに色づいているのがわかります。
以前から私は、廻り目平の紅葉は日本でも上質な部類に入ると思っていますが、見るたびにその思いを深くします。
クライミングをして高い岩の上から見下ろすから、いっそう素晴らしいのですよね。
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3連休の中日の小川山は大盛況。
廻り目平に入る手前の林道分岐には、「駐車場満車」の立て札が出ていました。
夕方、私たちは岩根山荘に迎えにきていただくことにはなっていたのですが、少しは運動もしようということで、廻り目平から岩根山荘まで歩いて帰りました。
岩根山荘までちゃんと歩いたのは私も初めてです。
おかげで美しい夕暮れを味わうことができました。
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by uobmm | 2018-10-11 20:42 | クライミング | Trackback
2018年 10月 11日

男山ダイレクト

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10月6〜8日の3連休は、5日入山で今季最後の北鎌尾根の予定でしたが、台風25号接近のため、またしても無念の中止!
今年3回予定していた北鎌尾根も結局一度しか行くことができませんでした。
週末の天気がこれだけ悪ければ、もうお手上げ状態で、どうしょうもありません。
予定を変更して、男山と小川山でクライミングをすることになりました。
初日の6日は男山ダイレクトへ。
この日は予想より天気が悪く、朝は霧雨が降っていましたが、これでは小川山に行っても岩根山荘のジムで登るだけになるので、とりあえず男山ダイレクトに向かうことにしました。
男山ダイレクトは難しくないので少々濡れていても登れるだろうし、少しは歩いた方がよかろうと考えたためです。なにしろ、本当は北鎌尾根でがっつり歩くはずだったのですから。
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雨の方はその後ほとんどやんでくれ、男山ダイレクトを登ることができました。
なにしろ展望が売りのルートなので、このような天候の日に登ったのは初めてですが、お客様のHさんもその背後に広がる空間の大きさに、晴れていたら眺められるはずのその素晴らしい景色を、想像しながら登られていたのではないかと思います。

こういった岩稜系のルートは穂高など高い山に行けばありますが、近場には多くありません。
そういう意味では、男山ダイレクトは手近な場所にある貴重な岩稜と言えるのではないでしょうか。
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by uobmm | 2018-10-11 14:17 | クライミング | Trackback
2018年 10月 04日

小川山・台風の爪痕

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貴重な秋晴れの10月2日(火)、日帰りで小川山に行ってきました。
なにしろ最近は週に2日くらいしか晴天がないのだから、本当にまいります。
ガマスラブに着いて、びっくりしました。いや、びっくりを少し超えていたかもしれません。
今回の台風24号によるものではあることは言うまでもないのですが、ガマスラブ基部に立っていた木がのきなみ、根こそぎ倒れているのです。
それはすさまじい惨状でした。
それも1本、2本ではなく、ガマスラブの端から端まで、基部に並んでいた木すべてです。
これまで根っこの部分はスラブにへばりついていたわけですが、それがぜんぶはがれています。
すなわち、スラブの下部が全体的に2〜3m露出したことになります。
現在ガマスラブは登って登れなくはないですが、ガマスラブ右壁の方は行くことさえ困難です。
先週末の台風24号は、私が生まれてから体験した中でまちがいなく最強の台風でしたが、こんなところにも大きな爪痕がつけられていました。
すでにJFA(日本フリークライミング協会)には周知済みですが、整備するにはかなりの労力が必要になることでしょう。
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by uobmm | 2018-10-04 10:43 | クライミング | Trackback
2018年 08月 23日

小川山でクライミング

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先週の金曜日、8月17日は久しぶりにプライベートで小川山。
東海大山岳部OBの若いSにつきあってもらいました。
Sは今週ネパールのチャムランという7千m峰の遠征を控えているバリバリの若手です。

この日から空気がガラリと変わり、突然秋になったかのよう。
小川山は寒く、防寒着が足りないくらいでしたが、クライミングにはとてもよいコンディションでした。
二人とも特別にここじゃなきゃというエリアはなかったので、私もSも行ったことがなかったハコヤ岩とカモシカ遊歩道周辺に行くことにしました。
ハコヤ岩では森林浴という5.8のルートでアップしたのち、冬のいざないという5.10bのクラックを登りました。
冬のいざないは3ピッチのルートで、1ピッチ目が5.9、2ピッチ目が5.10b、3ピッチ目が5.10aとなっています。
新しいトポに3ピッチ目はあまり登られていないと書かれていたので、登らないで帰って来てしまったのですが、せっかく行ったのだから登っておくべきだったなあと、あとからちょっと後悔しました。
でもなかなか楽しい2ピッチでした。
その後はカモシカ遊歩道脇に移動して、有名なクラシックルートであるポケットマントル(5.10d)へ。
7月にアメリカに行っているとき、棚橋や井上大助がこのルートを絶賛していたのでちょっと気になっていました。
このルートはフェース、スラブのルートでありながら、グラウンドアップ、すなわちボルトを打ちながら登るというスタイルで拓かれています。
ボルトを打ちながら(当時なのでとうぜん手打ち)登るということは、すなわち、両手を離して立てるところでなければボルトが打てないわけで、そのような箇所が出てこないかぎりえんえんとランナウトすることになります。
そんな厳しいスタイルで1984年に登られたポケットマントルは、素晴らしいルートでした。なんとかオンサイトできてほっとしました。
最後はキビタキという5.10cのクラックを登りました。
すっきりしたきれいなフィンガークラックでちょっと威圧感がありましたが、相性がよかったようで、ある程度余裕をもってオンサイトすることができました。
写真はキビタキの右にある5.10aのクラックを登っているSで、キビタキはその左に写っているクラックです。(ちゃんと写真撮っておけばよかったですね)。
そんなわけで、この日はまさしく”玄人好み”という言葉がぴったりの、渋いエリアで渋いルートを登りましたが、登ったルートはどれも質が高く、満足のいく1日となりました。
それにしても、小川山寒かったなあ……。




by uobmm | 2018-08-23 11:24 | クライミング | Trackback
2018年 08月 02日

小川山クライミング講習とセルフケア講座

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だいぶ日にちがたってしまいましたが、6月23日(土)〜24日(日)に小川山で開催した、ボルダリングの整体院の山田隆先生とのコラボ企画「クライミング講習とセルフケア講座」の報告を遅ればせながらさせていただきます。
おかげさまで8名の定員もいっぱいとなり、この初めての試みも無事完遂することができました。ご参加いただいたお客様と山田院長にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
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「ボルダリングの整体院」(東京都渋谷区)は日本で最初にしておそらく唯一の、クライマーのための整体院です。
私は昨年左肩を痛めて診ていただいたのをご縁に、その後継続的にお世話になり、またおつきあいさせていただいています。
山田院長は自身がクライマーであることはもちろん、登山も20年以上やられています。
ですので、クライミングの故障だけでなく、登山で膝が痛むといった症状の方でも、ここで診てもらってもよいと思います。

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私も山田先生の施術を受けたり、お話をうかがったりしていくなかで、整体のやり方や考え方というものが近年変わってきているということを知りました。
ここから書くのはあくまで私なりの理解であるということをお断りしておきますが……、

山田先生のセルフケアは、疲れたり痛めたりした筋肉を、まず ”緩めてあげる” ということに主眼をおかれているようです。
その筋肉を”ゆるめる”やり方が、従来の整体のように、もんだり、伸ばしたり……、といった施術ではありません。
そのやり方をここで文章で説明するのはたいへんなので、興味のある方は、山田先生が書かれた本ではありませんが、有川譲二さんという方が著した上の写真の本を読んでみてください(これは山田先生からご紹介いただいた本です)。

私も最近ではすっかり山田=有川流のセルフケアに傾倒し、クライミングのとき、登山のときに、せっせとそれを行なっています。
そして、実際に調子がいいように感じています。
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岩根山荘内で実施した山田先生のセルフケア講座は3時間ほどですが、最後はキネシオテープの使い方を教えていただきました。
これもまたひじょうに有意義でした。
むかし一度キネシオテープの講習を受けたことがありましたが、キネシオテープを使うことはこれまでありませんでした。
しかし、今回改めてテープの使い方や効能を教えていただいたことで、改めてキネシオテープに目を開かされ、今後はぜひ使ってみようと考えるに至りました。
先日、穂高で、このコラボ講習にご参加いただいたYさんにたまたまお会いしたのですが、このとき教わった膝の(キネシオ)テーピングをちゃんとされていて、「調子がよい」とおっしゃっていました。
そして私もこのあいだ日向八丁尾根から甲斐駒に個人山行で出かけた際、両膝にキネシオテープを貼って行きました。
日向八丁尾根〜甲斐駒は長丁場のタフなコースですが、足の調子はよかったように思いました。
これから山に行くときは積極的に使ってみようと思っています。
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コラボ講習の開催後、参加者の方から、
「とても有意義だった」
「整体の概念が変わった」
等々、うれしい言葉をいただきました。
私にとってもとても有意義な講習であり、イベントでした。
できうれば、また来年も同じような講習を開催できたらいいなと考えています。
皆さまありがとうございました。
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by uobmm | 2018-08-02 15:51 | クライミング | Trackback
2018年 07月 26日

小川山・南稜下部からセレクション

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アメリカから帰った翌々日、7月15日(日)は屋根岩2峰の人気マルチピッチ、「セレクション」を「南稜下部ルート」から継続して登りました。
南稜下部から登るとセレクション・オリジナルより2〜3ピッチ長くなり、より充実した登攀が楽しめます。
もっともセレクション1ピッチ目のクラックも捨てがたいので、まずは2峰基部に荷物を置き、1ピッチ目のクラックをトップロープで登っていただきました。

南稜下部の正規ラインだとセレクションにつながっていかないのですが、最後の岩稜を忠実にたどると、セレクション3ピッチ目のチムニーが終えたテラスにぴったり出られます。
もし時間があるなら、セレクションを終えた後懸垂で下降し、さらに屋根岩3峰の南稜神奈川〜南稜レモンと継続すると、合計15ピッチに及ぶ充実のクライミングができます。お勧めですよ。
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by uobmm | 2018-07-26 11:08 | クライミング | Trackback
2018年 06月 28日

小川山クライミング&ロープワーク講習

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6月16日(土)〜17日(日)は、「目指せ! 北鎌尾根2018」のプレ講習の一環として、小川山でロープワークとクライミングの講習を実施しました。
初日はロープワークの講習。
いくつかの項目を実施しましたが、この日特に時間をかけて行ったのが懸垂下降の練習です。
懸垂下降自体は難しい技術ではなく、ご参加いただいた方々もみな、基本的なやり方はご存知です。

しかし、
・手際よく間違いなくセットできるか?
・斜めに懸垂下降するのを上手にできるか?
といったことになると、習熟されていない方が多いように思います。

というわけで、この日は、懸垂下降のセットの手順を改めてしっかり覚えていただき、その後は、ふだんおそらく練習する機会のない、斜めに降りる懸垂下降を何度かやっていただきました。
みなさん少しづつ慣れていき、最後は上手に降りられていたと思います。

懸垂下降の練習ではさらに、
・バックアップをとっての懸垂下降
・ロープを投げずに、体に巻いて降りるやりかた

を講習。このロープを体に巻いて降りるやり方はとても便利なのですが、あまり普及していないと思います。
ときどき、振り分けにしたロープをスリングで腰にぶらさげて懸垂している方を見かけますが、あれよりはるかにスムーズに降りられます。

その後はタイブロックやプルージックスリングなどをご紹介して、その基本的使用法をレクチャーし、さらにユマーリングのやりかたなどを練習し、1日の講習を終えました。

翌日もよく晴れ、2日目はトップロープでクライミング練習。
梅雨時とは思えない好天に2日間恵まれ、充実した2日間の講習を行うことができました。
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by uobmm | 2018-06-28 11:45 | クライミング | Trackback
2018年 06月 09日

三ツ峠でクライミング

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6月3日(日)〜4日(月)は三ツ峠でクライミングでした。
この週末前後は、本当にすばらしい天気で、まさに梅雨入り前の最後の好天を、木々も草花も、鳥や生き物たちも、そして私たちも、みなが存分に味わっていたと思います。

上の写真は有名な「紅葉おろし」ルート。最近、初日の最後はこのルートで締めることが多いのですが、実に素晴らしいルートだと思います。個人的には関東のショートルートベスト10に入れたいです。日本を代表する5.9の1本でしょう。
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こちらの上の写真は、亀ルートの八寸バンドのトラバース。
クラシックな亀ルートですが、なかなか侮れない内容を持つ好ルートです。
三ツ峠は現代的な視点で登ってもよいルートだなあと思えるルートがたくさんあります。改めて見直していきたいですね。
三ツ峠、よい岩場だし、よい山です。
それを改めて感じさせられた2日間でした。
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by uobmm | 2018-06-09 12:14 | クライミング | Trackback
2018年 06月 07日

野猿返し

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6月2日(土)は小川山エリアの野猿返しを登りました。
昨年篠原さんと発掘した岩稜系のルートです。
岩稜と言っても、ところどころ5.7程度のクライミングがあり、よいスパイスとなっています。
野猿返しの魅力はこの展望と、静かなこと。
土曜日でももちろん誰にも会いません。
下界は暑い1日だったようですが、野猿返しを登っている間はフリースを着たままで快適でした。
こういう易しくて楽しいルートを、今後も発掘していければと思っています。
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by uobmm | 2018-06-07 11:33 | クライミング | Trackback