山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2018年 03月 29日

安達太良山

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3月26日(月)〜27日(火)は福島の安達太良山に行ってきました。
安達太良山は雪山入門に好適な山の一つであり、かつ冬の時期も山小屋のやっている貴重な山です。
その山小屋、くろがね小屋は、しかも源泉掛け流しの温泉付きです。
今回ご一緒のSさんと安達太良山に来るのは、もうかれこれ4回目くらいになるのですが、それもこの温泉のあるくろがね小屋の魅力あったればこそでしょう。
もちろんくろがね小屋は温泉がよいだけでなく、居心地がよく、何度でも訪れたくなる山小屋なのです。
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今回も快適な一夜を過ごし、翌日文句なしの晴天のもと、安達太良山の山頂に登ることができました。
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by uobmm | 2018-03-29 11:53 | 東北の山 | Trackback
2018年 03月 28日

八ヶ岳・天狗尾根

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3月23日〜25日は八ヶ岳東面の天狗尾根を登ってきました。
八ヶ岳には数多くのバリエーションルートがありますが、長さ、内容、ロケーションなどから、まぎれもなく八ヶ岳を代表するバリエーションの1本だと私は思っています。
今回山行直前の21日〜22日と、この時期としては珍しいまとまった降雪がありました。
そのため雪崩とラッセル、両方の心配をしながらの入山となりました。
私たちは金曜日の入山だったため、美し森登山口からトレースはなく、初日、2日目とも終始トレースのない中での登山となりました。
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24日(土)、出合小屋から天狗尾根を登り、ツルネ東稜を降りる予定でスタートしました。
少し前まで黒々としていた八ヶ岳も、先般の降雪で冬の美しさを取り戻していました。
天狗尾根のラッセルは足首かスネ程度で、ラッセルとまでは言えないほどでしたが、それでもトレースがある状態よりはどうしても時間がかかります。
よかったのは、雪崩に関しては、結局最後まで不安を感じることなく登れたことでした。
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そうして天狗尾根の核心部を抜け、小天狗の脇まで登りましたが、この時点で午前11時40分。
通常の状態ならツルネを回って下りるところでしょうが、今回の雪の状況だと、ツルネまでの稜線もある程度のラッセルを覚悟しなければならないでしょうし、ツルネ東稜の下降も同じです。
ツルネを回ったら時間的にも体力的にも、かなり厳しい状況になることが容易に予想できました。
稜線まではあとひと登りというところですが、そんなわけで天狗尾根を同下降することにしました。
天狗尾根は決して下りやすいルートとは言えないでしょうが、それでも下りれば下りられるものです。
4時間ほどの下降で、午後4時前には出合小屋に戻ることができました。
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上の写真は下山時の写真です。
昨日の晩は私たちの貸切だった出合小屋ですが、この日は土曜日ということで、出合小屋は満員。外にも数張りのテントが張られ、昨日とは雰囲気が様変わりしていました。
予定通り稜線を回って下りることはできませんでしたが、自分たちでトレースをつけながら天狗尾根をほぼ完登し、無事に下りてくることができました。
厳しい条件の中で、ベストを尽くせた山行だったと思います。

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by uobmm | 2018-03-28 13:48 | 八ヶ岳(積雪期) | Trackback
2018年 03月 28日

上越イグルー山行④

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上越山行3日目は天気が崩れる予報でしたが、幸いなことに美しい朝を迎えることができました。
吾策新道を下山しますが、今回のラウンド山行の核心部が実はこの吾策新道の下山路です。
吾策新道上部は私たちの考えていた以上に険しく、クラストした急斜面のクライムダウンを何度も強いられました。
今回はカリカリだったため滑落の危険がありましたが、厳冬期などは同じ斜面で雪崩の心配をしなければならないかもしれません。
いずれにせよ初級者を含むパーティーには厳しいコースだと思います。
今回はパーティーの力量もそろっていたため、大きな不安を感じることなく下りることができました。
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予定よりも早い3日での下山となりましたが、初めて歩く上越のコースは素晴らしく、そしてイグルーも体験することができた、充実したとてもよい山行でした。
この山行を終えて、もっともっと積雪期の上越を歩いてみたいと思いましたし、もっともっと山を歩きたいという気持ちが強くなりました。
仲間に感謝したいと思います。
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by uobmm | 2018-03-28 13:18 | 上越の山 | Trackback
2018年 03月 28日

上越イグルー山行③

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二晩目のイグルー作り。
この日は1時間半で完成させることを目標に、前日より細部を修正してのぞんだのですが、結果的には3時間近くかかって、昨日と変わらないか、かえって時間を要してしまいました。
しかも最後は早く作り終えるため、厚さ10センチほどの薄いブロックで天井とその下の段を積むという、急場しのぎ。
一番上の段、すなわち天井板は薄いブロックでよいのですが、その下の段を薄くするのはかなりリスキーで、中で炊事しているときに崩壊するのではないかと不安でした。
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2回目なのに、初めて作った前日以上に時間がかかってしまった1番の要因は、切り出すブロックの雪の層の中に、厚さ1センチほどの硬い氷の層があったからです。
これがブロック切り出しの時間をおおいに増やす原因となりました。
イグルー作成の肝は、まず何よりよい雪を見つけることにあるのです。

そして、帰ってから米山悟さんの本を読んで改めて復習したところ、私たちはブロックを丁寧に積みすぎていたこともわかりました。
イグルー作り、まだまだ修行が必要です。

ともあれ、結局二晩めのイグルーも崩壊することなく、無事に3日目の朝を迎えることができました。
米山さんが著書に書かれているように、雪のブロックというものは積んだ当初は不安定でも、しだいに密着して強固になるものです。

今回2泊3日で下山できたので、イグルーは2回しか作ることができませんでしたが、我々の中に”イグルー”という新しい山の要素を取り入れることができたのは、とても大きな収穫だったと思います。

今週そのときの仲間のうち2人が越後駒ヶ岳に行ってふたたびイグルーを作ってきましたが、1時間50分ほどで完成させることができた、ということでした。
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by uobmm | 2018-03-28 12:56 | 上越の山 | Trackback
2018年 03月 26日

上越イグルー山行②

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2日目も好天の中、朝を迎えました。
イグルーは暖かくとても快適に過ごすことができました。しかも撤収も楽です。
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この日はまずは日白山から平標山を目指します。
なだらかな山容が続きます。
日曜日なので、平標山頂では、日帰りで登ってくるスキー、スノーボーダーたちの姿がありました。
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平標を越えて仙ノ倉山までは歩きやすい広い尾根なので、平標から往復する登山者お多いようですが、その先は登山者お少なくなります。
仙ノ倉山〜万太郎山間にあるエビス大黒の頭は切り立ったピークで、これまでの道とは打って変わって険しくなりました。
これを慎重に通過し、万太郎山へ。
9時間ほどの歩行で少々疲れましたが、万太郎山山頂少し手前によい幕営地ならぬイグ営地を見つけることができました。
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by uobmm | 2018-03-26 05:58 | 上越の山 | Trackback
2018年 03月 20日

上越イグルー山行①

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3月17日(土)〜19日(月)で、日本山岳会青年部の仲間と上越の雪山をぐるりと歩いてきました。
コースは、土樽〜タカマタギ〜日白山〜平標山〜仙ノ倉山〜万太郎山〜吾策新道〜土樽のラウンドです。
谷川岳こそこの時期何度も登っていますが、谷川以外の上越の山を、考えてみれば積雪期にほとんど歩いたことがありません。
予備日1日を含む5日間の計画で、4人のメンバーで行ってきました。
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初日はこんな美しい樹氷の中を登って行きました。
何度も立ち止まり、見ほれてしまうような美しさです。
そして樹林帯を抜けると、目指すタカマタギが姿を現しました。
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上の写真の左奥の、堂々たる山容の山がタカマタギです。
これで標高わずか1,530mの山なのです。
上越おそるべし。
かくいう私たちも、計画の言い出しっぺであるAをのぞけば、タカマタギがこんな立派な山だなんて思っていなかったのでした。
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天気がよく、雪もよくしまって歩きやすいです。
計画では初日はタカマタギまででしたが、タカマタギを越えて日白山まで歩を進め、日白山からわずかに下った平らな尾根上を初日の泊り場としました。
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今回の山行には一つのテーマがありました。
イグルーです。
この冬はぜひともイグルーを体験し、イグルー作りを習得したいと、昨シーズンの冬から考えていたのですが、ようやく実行する機会に恵まれました。
メンバー4人ともイグルーを作るのはもちろん初めて。
北海道大学山岳部OBでイグルー作りの大家・米山悟さんの書かれた本(『冒険登山のすすめ』)が参考書です。
米山さんによれば、イグルーを作るのは雪洞よりもはるかに楽で、慣れれば40分ほどでつくることができるそうなのですが、私たちは3時間近くかかってようやく完成させることができました。
それでも雪洞を掘るのと時間的にそう大差なく、初めてにしては上出来かなと思います。
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写真からはそう大きく見えないかもしれませんが、”米山式イグルー”は半地下式で、地下を末広がりに広く掘り込んでいますので、ドーム部分が小さくても十分な居住スペースを確保できるのです。
初めてイグルーで過ごす夜、とても快適でした。


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by uobmm | 2018-03-20 12:35 | 上越の山 | Trackback
2018年 03月 13日

湯河原幕岩

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3月12日(月)は湯河原幕岩。
梅祭りは前日の3月11日で終了していたのですが、今年は開花が遅かったようで、まだ見頃の梅林を見ることができてよかったです。
13日は(火)は城山南壁で登りました。
暖かな2日間でしたが、暑すぎることはなく、快適に登ることができました。



by uobmm | 2018-03-13 23:25 | クライミング | Trackback
2018年 03月 11日

谷川岳

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3月10日〜11日の週末は雪山ステップアップ講習で谷川岳でした。
直前の8〜9日と2日間長雨が降ったので、今回の谷川は雪崩を心配していました。
幸い、雨の後の降雪がほとんどなかったため、逆に雪面は固くしまり、雪崩の不安なく行って来ることができました。
初日は雪洞堀り。
時間がかかりましたが、なかなかよい雪洞ができ、快適に泊まることができました。
1泊だけじゃもったいない……。
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2日目、晴れ予報でしたが、雪洞の外に出るとどんより曇り空。
ちょっと残念に思いながら登りはじめました。
それが頂上が近づくにつれ雲が薄くなり、日差しが差しはじめました。
そして、トマの耳に着く頃、雲が勢いよく流れ、断続的に周囲の景色がその姿を現しました。
ダイナミックな素晴らしい風景です。
この時期の谷川に登ると、八ヶ岳や北アルプスともまたちがう、上越ならではの純白の山並みが連なる風景に感動を覚えます。
この景色を同行のお二人に見せてあげることができてよかったです。
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出発前、数日間は天気が悪くずいぶんと気を揉まされましたが、来てよかったと思いました。
そして来年以降も、この時期の谷川岳にまたお客様をお連れしようと思ったのでした。
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by uobmm | 2018-03-11 19:52 | 上越の山 | Trackback
2018年 03月 08日

和田峠から三峰山

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3月6日(火)〜7日(水)は和田峠から三峰山のコースにテント泊で行ってきました。
この山をご存知ない方もいると思いますが、霧ヶ峰から美ヶ原をつなぐ尾根上にある山です。
夏は脇をビーナスラインの車道が通っているので、わざわざ三峰山だけを目的として登る登山者はいなさそうですが、ビーナスラインが通行止めとなる冬季はそこそこ登られています。
三峰山は知る人ぞ知る展望峰なのです。
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冬場の登山口は「和田峠農の駅」下のゲート。
周囲の木々は白い化粧をほどこし、美しい樹氷となっていました。
この樹氷はよくみると雪や雨(氷)がついたものではなく、霜が付着したもののようでした。
毎週山に入っている私ですが、こういう樹氷をいつも見られるわけではありません。
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樹氷も美しく、展望も素晴らしく、このコースなかなかよいです。
ただ、雪の時期でも三峰山を往復するのはそれほどきつい行程ではなく、みな日帰りで登ります。
わざわざテントで泊まる登山者は私たちくらいでしょう。
実は昨年3月下旬にもこのコースを同じSさんと訪れたのですが、そのとき途中の和田山北峰の山頂で、
「ここにテントを張ったらよさそうですね」
という話になったのです。
そして今年ふたたびテントを担いでやってきました。
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幕営予定地の和田山北峰に午後2時前に到着しました。
風もなく、暖かく、日差しを浴びたテント内は、入口を開け放していても寒くありませんでした。
登山者は他に誰も来ません。
今回の山行は、三峰山の山頂よりも、この雪山テント泊が目的だったかもしれません。
うららかな午後を、テントの中でのんびりと過ごしました。
もちろんおいしいつまみとワインを飲みながら。
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by uobmm | 2018-03-08 12:50 | 雪山(その他の山域) | Trackback
2018年 03月 05日

海金剛

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3月4日(日)は西伊豆、海金剛を登ってきました。
今回は雲見に泊まらず、前夜は城山をのぞむ大仁の河川敷で車中泊しました。
伊豆は河津桜が満開で、ひと足早い春を迎えていました。
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ひときわ寒かったこの冬ですが、3月に入り急に暖かくなりましたね。
4日は特に気温が上がりましたが、海金剛は薄着でちょうどよく、快適に登ることができました。
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この女の子は山岳会の後輩なのですが、一緒に登っていたわけではなく、私たちの後続でした。
私とお客様がクライミングを終えて、懸垂で下る途中に撮った写真です。
一緒に登っているお客さんやパートナーとでは、こういう写真は撮ることができず、こんなチャンスはめったにありません。
海金剛の魅力を、この写真から感じていただけるでしょうか。
青い太平洋をバックに、最高のロケーションで、質の高いクライミングを楽しむことができる海金剛。
決して易しいルートではありませんが、実力をつけてぜひチャレンジしてほしいと思います。
すっかり春を迎えた短い伊豆ツアーでした。
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by uobmm | 2018-03-05 11:07 | クライミング | Trackback