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山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2008年 10月 03日

横尾山

2008年10月2日
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山梨県と長野県の県境。信州峠を車で走ったことのある人は多いだろうが、信州峠を登山口とする横尾山を知っている方がどれくらいいるだろうか?
信州峠に車を停めて、登ること約1時間半。カヤトの原の広がる素晴らしく気持のよい尾根に出る。
知られざる絶景の山がこんなところにも……。
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快晴の一日。
ススキが秋風に揺れていた。

遥かなる山の世界への招待/山岳ガイド松原尚之ホームページ

# by uobmm | 2008-10-03 20:38 | ハイキング | Trackback
2008年 09月 30日

秋空

2008年9月24日
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池ノ谷乗越しで過ごしたビバークチックな一夜、一晩中雨がテントをたたいていた。
しかしその雨は天気予報通り、昨日暗くなると同時くらいに降り出し、今朝明るくなるとともに上がったのだった。
歩き出すと、ガスの中に浮かび上がるチンネがすごい迫力だった。

弱い冬型になった今日、気温は低く、濡れたスリングが棒のように凍っていた。
けれども空はいつのまにか晴れ渡り、澄んだ秋空の美しさはまるでメルヘンの世界のようだった。

デジカメというのは見たままの景色をなかなか忠実にパソコンの画面上に再現してくれると以前から私は思っているのだが、今日のこの最高に素晴らしい秋の空を、残念ながらカメラで切り取ることはできなかった。
腕の問題ももちろんあるが、この澄み切った空気感というものを、写真で表現するというのがそもそもすこぶるつきに困難なのだ。

こんな日の秋空に勝る空は一年を通じてもめったにあるものではない。
そして秋という季節は短い。
秋の空は美しさの中にも切なさを秘め、だからこそいっそう美しいのだろうと思う。


遥かなる山の世界への招待/山岳ガイド松原尚之ホームページ

# by uobmm | 2008-09-30 16:47 | 北ア(バリエーション) | Trackback
2008年 09月 28日

剱岳・八ツ峰(下半~上半)

2008年9月22日~24日
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剱岳、いや日本を代表する岩稜、八ツ峰。
無雪期は上半部(Ⅴ・Ⅵのコルから上)だけ登るパーティーがほとんどだが、今回は下半部から縦走する。
テントなどの幕営具、のみならず2日分の水も担いでの登行は厳しかった。

しかし、美しい花崗岩をよじ登り、幾度となく懸垂下降を繰り返す岩尾根の迫力、ロケーションの素晴らしさは、日本のバリエーションルートでも屈指と言えるだろう。

暗くなる直前に予定の幕営地である池ノ谷乗越にようやくたどり着く。
テントを張れるスペースは2人用テントがやっとであったが私たちは3人で、テントも少し大きかった。
テントを岩にくくりつけ、少々緊張しながらの幕営となる。入ってみるとそれほど不快でもなかった。
私は一晩中足をまるめたまま眠ったが、少しビバークに近いようなこの一夜は、同行の二人にはたいへん申し訳なかったが、私には何だか八ツ峰縦走にふさわしいようにも思えるのだった。

# by uobmm | 2008-09-28 13:34 | 北ア(バリエーション) | Trackback
2008年 09月 25日

紅葉前線

2008年9月22日
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室堂には早い秋が訪れていた。

# by uobmm | 2008-09-25 11:28 | 北ア(バリエーション) | Trackback
2008年 09月 18日

丹沢・鬼石沢(大滝沢本流)

2008年9月15日
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翌日はマスキ嵐沢の本流にあたる鬼石沢へ。
私も初めての沢だが、これもまたよい沢だった。
本流といっても水量は少なく、マスキ嵐沢同様短い沢なのだが、花崗岩の岩肌を優美に水が流れる渓相は美しい。
すべての滝がフリーで(ハーケンやボルトをつかまずに)登れる点もマスキ嵐沢と同じである。
ハイライトは2つめの滝だろう。高さ15mくらいだろうか。
この滝だけは私もビレイ(確保)してもらう。
難しすぎず、かといって易しすぎない、よい滝である。ハーケンが適切に打たれていた。
こんな滝がもう2~3コ出てきたら最高なのだが、ないものねだりというものか。

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つめあげた稜線は畦ヶ丸山頂のすぐ下だ。
展望こそなかったが、落ち着いた雰囲気の山頂でみなで持参したカップラーメンをつくって食べた。おいしかった。


遥かなる山の世界への招待/山岳ガイド松原尚之ホームページ

# by uobmm | 2008-09-18 20:10 | 沢登り | Trackback
2008年 09月 17日

丹沢・マスキ嵐沢

2008年9月14日
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日~月(祝)は予定を変更して西丹沢の沢登り。
初日は軽めにと考え、マスキ嵐沢へ。
マスキ嵐沢はとても短い沢だし、技術的にも易しいのだけれど、私がとても気に入っている沢の一つだ。
理由は――、
①見栄えのよい滝がすべて(フリーで)登れる。
②アプローチが楽。
③つめが楽。
④下山も楽。
と、三拍子いや四拍子もそろっているからだ。こんな沢はなかなかない。

下山後は丹沢湖畔の民宿へ。
沢の中で泊まるのもよいけれど、民宿泊まりで日帰りの沢2本という今回のプランも、これはこれでなかなかオツでげす……。

# by uobmm | 2008-09-17 22:05 | 沢登り | Trackback
2008年 09月 15日

西穂高岳~奥穂高岳③

2008年9月9日~11日
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d0138986_19435014.jpg長く憧れてきたジャンダルムの頂上に立つ瞬間は、西穂~奥穂の縦走のまごうことなきハイライトであろう。
天気がよく、ここからの絶景を眺められた登山者は幸運である。

ジャンダルム。
山々の王、奥穂高岳につきしたがう、この勇壮なる衛兵の存在が、どれほど穂高の価値を高めていることだろう? どれほどこのコースの魅力を高めていることだろうか?

# by uobmm | 2008-09-15 19:53 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback
2008年 09月 13日

西穂高岳~奥穂高岳②

2008年9月9日~11日
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西穂から奥穂。
その言葉を聞くだけで、心奮わせられる山好きは少なくないに違いない。
“日本最難の縦走路”とも呼ばれるこのコースには、岳人たちの憧れが積み重なり、それが、長く、素晴らしく、困難なこのコースに、いっそうの“重み”を与えているように思える。

d0138986_19312978.jpg体力があり、岩場を苦にしない登山者なら、なんだこんなものか……と思うかもしれない。
学生時代にここを歩いたなら、私もきっとたいした印象を抱かなかったにちがいない。
年をとり、職業ガイドになった今、私にはこのコースの持つ魅力が、少しはわかる。
偉大なる風格をたとえわずかだとしても感じとることができる。
ここにはまぎれもなく、日本の山岳でも最上の空気がある。
不安、喜び、畏れ、感動……。
登山者の想いに満ち満ちている。

穂高の、その核心部ともいえるこの岩尾根は、音楽に喩えるなら、本当にすぐれたクラシックの名曲のようなものかもしれない。

# by uobmm | 2008-09-13 19:46 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback