山について語るときに僕の語ること(What I Talk About When I Talk About Mountain)

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2018年 10月 11日

錦秋の小川山

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10月7日(日)は台風25号が日本海を通過しましたが、小川山は朝から素晴らしい天気となりました。
この日はもう1名ご参加いただき、お二人のお客様と小川山で入門マルチピッチ「春の戻り雪」などを登りました。
小川山の紅葉はこれからというところですが、それでも日ごとに色づいているのがわかります。
以前から私は、廻り目平の紅葉は日本でも上質な部類に入ると思っていますが、見るたびにその思いを深くします。
クライミングをして高い岩の上から見下ろすから、いっそう素晴らしいのですよね。
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3連休の中日の小川山は大盛況。
廻り目平に入る手前の林道分岐には、「駐車場満車」の立て札が出ていました。
夕方、私たちは岩根山荘に迎えにきていただくことにはなっていたのですが、少しは運動もしようということで、廻り目平から岩根山荘まで歩いて帰りました。
岩根山荘までちゃんと歩いたのは私も初めてです。
おかげで美しい夕暮れを味わうことができました。
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# by uobmm | 2018-10-11 20:42 | クライミング | Trackback
2018年 10月 11日

天国の散歩道

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翌10月10日(水)は、森吉山北東にある渓谷沿いのハイキングです。
出かける前、この日の天気予報はほぼ終日雨で、なかばあきらめていたのですが、現地に着いてから天気がよい方に変わってくれました。
地元ガイドの方から教えていただいた「天国の散歩道」というのは、赤水渓谷という沢を歩くコースでした。
沢といっても高低差がほとんどなく、しかも渓谷を通じて平らなナメが続いています。
「へえー、こんなコースがあったんだ〜」という感じです。
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赤水渓谷に入る前に、まずその支流である桃洞沢(とうどさわ)に入り、桃洞(とうど)滝まで往復します。
桃洞滝までは道がついていて、渓流シューズは必要ありません。
この桃洞滝までのコースが実に秀逸なハイキングコースでした。
途中登山道ではなく完全に沢の中を歩く部分が出てくるのですが、平らな岩盤のため、ハイカーでも問題なく歩けるのです。
こんなコースめったにないでしょう。
しかも、その美しさたるや、見事の一語に尽きます。
日本有数のハイキングコースの一つと言っても過言ではありません。
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                  ↑ 桃洞滝

桃洞滝から戻り、赤水渓谷「天国の散歩道」に入渓します。
赤水渓谷は兎滝という名爆があり、そこまで往復するのがふつうなのですが、今回は年配のお客さまのため、途中で引き返してきました。
それにしても森吉山をめぐるコースには、私たち関東の人間にはあまり知られていない、素敵なコースがたくさんありそうです。
もう少し本格的に沢を登るコースなどもあり、これから研究してみるつもりです。
今回赤水渓谷でお会いした地元ガイドさんも感じがよかったし、登山口の野生鳥獣センターの女性も同様でした。
以前、私に安の滝と天国の散歩道を教えてくださったガイドさんもしかり。
森吉山は山も人もよいです。
これからもっと調べて、また近い将来改めて訪れたいと思います。
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# by uobmm | 2018-10-11 15:08 | 東北の山 | Trackback
2018年 10月 11日

森吉山、安の滝

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10月9日(火)〜10日(水)で秋田県の森吉山方面に行ってきました。
数年前に森吉山に登った際、登山中に出会いお話しさせていただいた地元のガイドの方から、森吉山周辺でお薦めのコースとして、「天国の散歩道」と「ヤシの滝」というのを教えていただきました。
そこまで強く意識していたわけではなかったのですが、今回個人ガイド山行の行き先として森吉山を考えたとき、そのときの記憶がよみがえり、改めてその2つの行き先を調べてみました。
そして、なかなかよさそうなコースであると知りました。
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私のメモに「ヤシの滝」と記してあったのは、本当は「安(やす)の滝」でした。
東京を新幹線で朝発ち、初日はこの地元では知られた名爆までミニハイクしました。
滝自体も素晴らしかったのですが、滝の下まで行く小一時間の沢沿いのハイキング道がとてもよいと思いました。
紅葉の美しいよい時期に来られ、そして心配していた雨にもあわず、ラッキーでした。
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# by uobmm | 2018-10-11 14:42 | 東北の山 | Trackback
2018年 10月 11日

男山ダイレクト

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10月6〜8日の3連休は、5日入山で今季最後の北鎌尾根の予定でしたが、台風25号接近のため、またしても無念の中止!
今年3回予定していた北鎌尾根も結局一度しか行くことができませんでした。
週末の天気がこれだけ悪ければ、もうお手上げ状態で、どうしょうもありません。
予定を変更して、男山と小川山でクライミングをすることになりました。
初日の6日は男山ダイレクトへ。
この日は予想より天気が悪く、朝は霧雨が降っていましたが、これでは小川山に行っても岩根山荘のジムで登るだけになるので、とりあえず男山ダイレクトに向かうことにしました。
男山ダイレクトは難しくないので少々濡れていても登れるだろうし、少しは歩いた方がよかろうと考えたためです。なにしろ、本当は北鎌尾根でがっつり歩くはずだったのですから。
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雨の方はその後ほとんどやんでくれ、男山ダイレクトを登ることができました。
なにしろ展望が売りのルートなので、このような天候の日に登ったのは初めてですが、お客様のHさんもその背後に広がる空間の大きさに、晴れていたら眺められるはずのその素晴らしい景色を、想像しながら登られていたのではないかと思います。

こういった岩稜系のルートは穂高など高い山に行けばありますが、近場には多くありません。
そういう意味では、男山ダイレクトは手近な場所にある貴重な岩稜と言えるのではないでしょうか。
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# by uobmm | 2018-10-11 14:17 | クライミング | Trackback
2018年 10月 04日

小川山・台風の爪痕

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貴重な秋晴れの10月2日(火)、日帰りで小川山に行ってきました。
なにしろ最近は週に2日くらいしか晴天がないのだから、本当にまいります。
ガマスラブに着いて、びっくりしました。いや、びっくりを少し超えていたかもしれません。
今回の台風24号によるものではあることは言うまでもないのですが、ガマスラブ基部に立っていた木がのきなみ、根こそぎ倒れているのです。
それはすさまじい惨状でした。
それも1本、2本ではなく、ガマスラブの端から端まで、基部に並んでいた木すべてです。
これまで根っこの部分はスラブにへばりついていたわけですが、それがぜんぶはがれています。
すなわち、スラブの下部が全体的に2〜3m露出したことになります。
現在ガマスラブは登って登れなくはないですが、ガマスラブ右壁の方は行くことさえ困難です。
先週末の台風24号は、私が生まれてから体験した中でまちがいなく最強の台風でしたが、こんなところにも大きな爪痕がつけられていました。
すでにJFA(日本フリークライミング協会)には周知済みですが、整備するにはかなりの労力が必要になることでしょう。
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# by uobmm | 2018-10-04 10:43 | クライミング | Trackback
2018年 10月 01日

紅葉の涸沢カール②

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涸沢3日目、9月28日(金)は久しぶりの晴天となりました。
少し早いかなと感じていた紅葉も、いよいよ見頃を迎えたように思います。
涸沢中の登山者が、カールに陽がさしはじめるのを、今か今かと待ちかまえていました。

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この週末に日本列島を通過した台風24号は、私が生まれてから体験した台風の中で最強といってよかったと思います。
せっかく美しく色づいた涸沢の紅葉は、今回の台風でどうなったでしょうか?
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# by uobmm | 2018-10-01 15:30 | 北アルプス(一般登山) | Trackback
2018年 09月 30日

紅葉の涸沢カール

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9月26日(水)〜28日(金)で涸沢へ。
24日に北鎌尾根から下山して沢渡で風呂に入っているとき、涸沢に行ってきたという方に紅葉の具合を尋ねたら、「まだ二〜三分くらい。あと1週間か10日」という話だったので、残念ながらまだ見頃には早いのだなと思って入山しました。
でも紅葉の進む速度というのは、私たちが考えるより早いようです。
私たちが涸沢に入った26日から28日の2日間でも、その色合いは明らかに変わってゆきました。
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北穂を予定していた中日は、あいにく朝9時頃まで雨。
その後もすっきりと晴れてはくれませんでした。
今回は年配のお客様でしたので、北穂はやめて、午後からパノラマコースの散策としました。
屏風の耳方面ではなく、涸沢から上部を周回するパノラマコースは、素晴らしい散歩道だと思います。
涸沢に紅葉を見に訪れたら、このコースはぜひ歩きたいものです。
天気は曇りでしたが、それでも美しい紅葉に幾度も歩みを止めてシャッターを押しました。
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# by uobmm | 2018-09-30 06:18 | 北アルプス(一般登山) | Trackback
2018年 09月 25日

念願の北鎌尾根

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ようやく北鎌尾根を登ることができました。
9月21日(金)、予定通り出発。終盤はかなり激しく雨の降る中を槍沢ロッジ入り。
翌22日(土)、天気が回復してくるのを待ち、午前10時まで槍沢ロッジでねばってから出発。
あと心配なのは天上沢の増水です。
槍沢を歩き、水俣乗越を越えて急坂を下りきるあたりまでは「大丈夫そうだなあ」と思っていたのですが、ふだんはほとんど水の流れのない緩やかな河原まで来てから、これまでになく増水した沢に苦労させられました。
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上の写真は天上沢から見上げる槍ヶ岳と北鎌尾根です。
激しい藪漕ぎをして沢を迂回したり、裸足になって渡渉したりしながら、ようやく北鎌沢出合に到着。
いつもより一時間近くよけいに時間がかかりましたが、渡渉が1回ですんだのは、われながらまずまずのルートファインディングではなかったかと思います。
北鎌のコルまで上がりたいのでと、早々と槍沢ロッジを発った知り合いのガイドパーティーはありましたが、彼らを別にすれば、私たちが北鎌沢出合に一番乗りのようでした。
そして、それから次々に後続がやってきました。
私たちだけは北鎌沢対岸(天上沢右岸)にツェルトを張ったので、他のパーティーとは離れ、静かに過ごすことができました。
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23日(日)、いよいよ北鎌尾根に向かって登りはじめます。
予想通り天上沢の水も一晩でだいぶ減り、靴を脱がずともなんとか北鎌沢側に渡ることができました。
それでも北鎌沢の登りはまだまだ水が多いためいつもより大変で、時間もよけいにかかりました。
北鎌のコルに上がって、やっと水の心配から解放されます。
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北鎌尾根に出てからは順調に歩くことができました。
秋晴れの山はこのうえなく美しく、天気の心配もありません。
こんな日に北鎌尾根を歩いていただくことができてうれしいかぎりです。
Oさんは初めての北鎌尾根ですが、Gさんはなんと4年越しの北鎌尾根チャレンジです。
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直登ルートで独標の上に出ると、ついにこの槍ヶ岳の威容がどーんと目の前に現れます。
北鎌尾根のハイライトの一つでしょう。
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午後3時、念願の槍ヶ岳登頂。
無事に北鎌尾根を歩いていただくことができました。
この日は殺生ヒュッテまで下りることも考えましたが、穂先からの下降の渋滞もあり、おとなしく槍ヶ岳山荘泊としました。
むろんおいしい生ビールで乾杯したことは言うまでもありません。
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24日、月曜日もまだ好天が続いていました。
山はもうすっかり秋です。
下りてしまうのがなんだかもったいないような、素晴らしい秋の空が、槍沢の上に大きく広がっていました。
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# by uobmm | 2018-09-25 11:01 | 槍・穂高周辺バリエーション | Trackback